見出し画像

格安イヤホンでミリシタやってみた④

Hi-Unitというメーカーがある。ミュージシャンピエール中野がチューニングしたイヤホン、通称ピヤホンというシリーズで知られるメーカーだがここが販売しているラインナップのうちもっとも安価なHSE-1000というモデルは非常に評判がよく、エントリーモデル(有線イヤホンだと1000円〜2000円くらいの価格帯のものがそう呼ばれる)の中ではこれが最高峰、なんて評価もあるくらい。


下のリンクは新パッケージ版だが旧パッケージの在庫処分だと更に安く、私が買った時は1080円ほどであった。

とかく悪い話を聞かないこのイヤホン、リスニングイヤホンとしては非常に良い。特にストリングスやピアノなどの弦楽器の音の違いが聴き取りやすいし、ボーカルもほどよく前に出てくる。メーカーの謳う「感動を深めるイヤホン」というフレーズに偽りなし、と思えるレベル。ということでこの感動をミリシタでも味わおうとプレイしてみたのだが……

デカい。

直近のイベント「涙を知ること」より。TintMe!はセクシーユニットだったのかもしれない。

 歌織さんのことではなく(?)起動音操作音の話である。ゲームを起動させる際にタッチすると
「ギュイーンンッッ!!」
という感じでガツンと鳴ったのに始まりメニュー操作のタップ音がかなり強く鳴る。これは、と思いつつライブをプレイしてみると案の定ノーツのタップ音が非常に強い。

「アニマル☆ステイション」のような連打だとガットリングガンみたいに鳴る。

ノーツ音が大きいと当然BGMが聴こえにくくなる。ミリシタの場合立ち位置でボーカルパートを入れ替えられる所謂「歌い分け」楽曲が豊富にあるが、特にこれらの楽曲だと違和感が出ないよう各ボーカルの音量を均等にしているせいもあってか、ノーツ音でボーカルが完全に埋もれてしまう事も少なくなかった。ノーツ音は変更出来るのである程度調整は可能だし、音そのもののは綺麗だから十分遊べばするが、ちょっと違和感や遊びにくさを感じる人もいるだろう。

【総評】
値段を考えたらリスニングイヤホンとしては文句なし。正直この価格でよくここまでの物を作れたなと感心した。一方で操作音が強く鳴る点はミリシタのプレイ用としては少々残念。音量調整で対応は可能だがどうしても楽曲を小さく感じてしまうのと、長時間の使用で耳が疲れてしまう点は難点といえなくはない。
とはいえ完成度は間違いなく高い。スマホでサブスク音源の音楽を聴くみたいな用途ならこれ1本で十分に満足出来るだろう。


いいなと思ったら応援しよう!