どこから⁈ハエの生態と種類と対策!
■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!
ハエは、ハエ目(双翅目)の短角亜目(ハエ亜目)に属する昆虫です。
日本には約3,600種が知られており
そのうち衛生害虫と考えられるものは数百種、さらに重要なものに絞ると数十種です。
全国に分布するハエとしては、イエバエ、サシバエ、オオクロバエ
ケアカクロバエ、ヒロズキンバエ、センチニクバエなどがあります。
比較的北の地方に分布するハエとしては、クロキンバエ、ホホアカクロバエなどがあります。
南の地方に分布するハエとしては、フタスジイエバエ、オビキンバエなどがあります。
ハエは、病原菌を媒介したり、吸血したり
不衛生感を与えたりするなどの衛生上の害があります。
ハエは、卵→幼虫→蛹→成虫と完全変態します。
完全変態の昆虫は、ハエ類も含め幼虫と成虫の生息場所が異なります。
例外的に、ニクバエ類やイエバエ科のクロイエバエのように
卵期間を成虫の体内 で経過し、直接幼虫を産むハエもいます。
一日の産卵数はショウジョウバエで50~80個
オオクロバエは約400個も産卵します。
通常、一般家庭や飲食関係で困るのは飛来する成虫ですが
年に数回程度、さいたま市内からも
天井裏や壁の中で死んだネズミやハクビシンなどから発生する
ウジ虫による相談もあります。。
防除のためには、幼虫が発生する場所を特定して駆除することが不可欠です。
しかし、幼虫が発生する場所は特定しにくい場合があるため
ハエの防除は、ゴキブリなどとは異なり、難しい場合があります。
ハエの防除対策
一般家庭や飲食関係では、成虫を侵入させないようにすることが
主な対策となります。
具体的には、以下のような対策が有効です。
1)窓やドアの網戸を設置する
2)生ゴミやごみを密閉容器に入れる
3)排水口やゴミ箱を清潔に保つ
4)捕虫器や飛翔昆虫対策資材の設置(ご相談ください)
Q&A
Q) 主なハエの発生源は?
A)ハエは種類が多く、各々に発生源が異なります(下記参照)。
Q)家庭内外でのハエの発生源と対策は?
A)いくつかの発生源とその対策を示します。
○漬物桶: 発生したヌカミソは廃棄します。
網やガーゼで覆い、ハエの産卵を防ぎます。
○厨芥: ポリ袋に入れ、 ゴミ箱には蓋をし、 侵入・産卵を防ぎます。
露出したゴミを長く置かないようにします。 窓には網戸を使用します。
Q)ハエはどれくらいの距離から飛来しますか?
A) 発生源から分散して飛翔する距離は、 イエバエやヒメイエバエでは通常半径400m らいです。
キンバエ類やクロバエ類はさらに広範囲です。
ゴミ埋立地などで異常発 したイエバエは数kmも飛翔することがあります。
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