防除作業監督者が教える! ハチを寄せ付けない方法!!
■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役”高橋”が筆者です!
☆ハチが集まるのには大きく理由が3つあります
①餌が有るから
②水が有るから
③巣が有るから
それぞれの詳細を説明します。
①餌が有るから
アシナガバチやスズメバチは小さな昆虫を狩るほかに
樹液や花の蜜、熟した果物などを食べます。
その中でも特に注意が必要なのが
”ヤブガラシです”
ヤブガラシはその名の通り生命力が強い為
あっという間に繁茂し花を咲かせます。
通常の草花は蜜が花弁の奥にありスズメバチ科の
ハチは蜜をうまく吸えないのですが
ヤブガラシの花弁は蜜が集中する中央部が露出しています。
その為、ヤブガラシが繁茂している場所には
多くのハチが集まります。
早めに除草しましょう。
②水が有るから
アシナガバチは特に水の要求が強い昆虫です。
水鉢にメダカを飼っていたりすると
その水を飲みに集まります。
この際注意が必要なのが
魚類のいる水槽に殺虫剤を使わないでください!
多くのハチ駆除剤の主成分に
ピレスロイド系化合物が使われています。
この薬品は魚毒性が高い為
魚を殺してしまいます。
水場にはネットを張る等の物理的対策を
お勧めします。(近年アライグマ等の害獣被害も多く確認されています)
③巣が有るから
最後にそこに巣が有るから
蜂の巣は種により営巣場所や形が異なります。
基本的に、
・雨が直接当たらない場所
・風が少ない場所
・暖かい場所に営巣します。
出来てしまった巣は駆除をするしかないですが
忌避剤を使用することで営巣回避は可能です。
☆最後にハチに刺されない為に特に注意が必要な事
を説明します。
毎年10名前後の方がハチに刺されて
命を落としています。
多くの場合、剪定作業時や草むしりなどで
多く刺傷事故が発生しています。
(巣が有ることに気が付かずに巣に近づき巣に振動を与えてしまいハチの総攻撃を受けます。)
剪定作業時や草むしりを行う場合はこれから作業する箇所の死角となる部分を事前に散水したり五分~十分程度目視確認するなどしてハチが飛んでいないか巣が無いことを確かめてから作業してください。
ハイキングや登山ではなるべくルートから
外れないことが重要です。
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