【VRC】アバター軽量化忘備録【自分用】
■結論(軽量化の結果)
まず手っ取り早く本記事の軽量化作業の結果を画像で貼り付けておく。
さて、軽量化の結果は容量の点を見るだけでも明らかである。ダウンロードサイズやテクスチャメモリーは約半分、非圧縮サイズに至っては約1/3にまで減少しておりなるほど軽くなっている。実際アップロードにかかる時間もかなり短縮されていた(体感)。本記事ではこれをどうやったかを主に自分の為の忘備録として残しておく。まあそもそもプラベ用が銃器などのギミック突っ込みまくってるせいで重いというのはある。だってホラワ行くのには銃と盾必須じゃん(個人の感想です)
■必要なもの。使ったもの。
基本的にUnityとVCC上でのみ作業をし、ネットで評判のVCCツール等を
使用したのみで難しいことはやっていない。使ったツールもネット記事から良さそうと思ったものを適当に採用しただけで、何も考えていない脳死作業だった。使ったものをリストに記す。各ツール作成者に感謝を捧げてください。
▼VCC上に導入したツール
Modular Avatar
AAO: Avatar Optimizer
anatawa12's gists pack
VRCQuestTools
lilToon
lilAvatarUtils
lilNDMFMeshSimplifier
Floor Adjuster
FaceEmo
基本的にVCCから導入した。プロジェクト新規作成後にこれらを導入してからUnityを開くこと。
▼追加したギミック(任意)
以下はあると便利なので入れたギミックである。入れなくもいいし、追加してもいい。ただし、あくまでパブリックで使う用の軽量化を目指すので、多量のギミック等は趣旨と外れる点に注意。
CHILD WITCH様
AvatarBasicTool|10種以上の便利機能
SOM2.0|自分の姿を表示できるギミックふーる雑貨店様
桔梗ちゃん用表情セット
導入方法は各販売ページにある取説を熟読。
表情セットだけ取説がないが、unitypackage導入後にアバターのPBを選択、[inspector]内で[Playable Layers]を探しその中の[FX]タブからFXレイヤーを
任意のものに差し替えるだけでOKだ。
■作業工程
以下に作業工程を記す。順番がうろ覚えで前後しているかも知れないが、大体はメタカル最前線様の記事をそのままなぞっているだけである。ありがてえ。
▼Avatar Optimizerの作業
AAO Trace And OptimizeをアバターのPBに導入した。※参照記事
アバターのPB、[inspector]最下部にある[Add Component]から[AAO Trace And Optimize]を検索して導入。他に弄ったりしないで入れるだけ。
▼lilNDMFMeshSimplifierの作業
続けてlilNDMFMeshSimplifierを導入する。※参考記事
これはPB内の各部位ごとに[inspector]最下部にある[Add Component]から[lilNDMFMeshSimplifier]を検索して導入。ただし桔梗ちゃんの場合、ボディとガーターベルトは初期設定だと破綻するので、[Quality]の数値を0.5から1に近づけて貫通を防止する必要がある。
▼Actual Performance Windowで容量を確認する。
導入や確認方法は当該記事を参照。この記事内で言われている再生ボタンとはUnity上部にある再生ボタンのことである。1回押すと再生。もう一度押すと終了する。
▼Floor Adjusterで床への埋まりを回避する
普通にアップロードすると、靴底が埋まりがちでなんかもんやりしていたのだが、このツールを導入することで解決した。※参照記事
[Armature]を選択して[inspector]最下部にある[Add Component]から[Floor Adjuster]を検索して導入。[Height]に0.05を入力。(実際にアップロードしてからVRC内で見てみないと合ってるか判別できないので後ほど微調整する)
▼作業完了。ただし…
通常通りアップロードして終了だ。
ただし気をつけたいのは、明らかに軽量化ができているもののこの手法では
パフォーマンスランク自体が改善されているわけではないということである。なのでパブリックに言って大多数と過ごすのであれば、結局は軽量アバターやパブリックアバターなどランクがGood以上のものを使って過ごすのが最上と言えるだろう。
また、桔梗ちゃんには脱衣機能(語弊)があるが、軽量化の際に使用できなくなるので注意が必要だ。脱ぎたきゃプラベか知り合いしか居ない時に脱ごう。
■オチ
普通に軽量アバター使おう。な?
うるせえ普段遣いしてるのを軽くして着てくのに意味があるんだよ!
ただ、パフォーマンスランクが元から[Poor]等の場合は
この作業がかなり効果的になる可能性がある。
つまり元から軽量なアバターであればもっと軽くなるということである。
やはり使うしか無いのか、桔梗ぬいを…!
冗談はさておき、作業自体はかなり簡単だった。
ちょうどこれをやったタイミング(241221)でVket冬2024が開催しているのでテストにはもってこいと言える。何?テストに付き合ってくれる友達は居ないのかって?コミュ障のボッチに友達なんかいるわけ無いだろ!
とりあえず今後もアバターのバージョンアップ(主にツールの更新などが原因でやる必要が出てくるだろう)のたびにこの作業をすることになるだろうので、こうして書き記しておけば自分でも忘れなくて済むと言うことで記事にした。誰かがこれを見て役立ててくれたなら望外の喜びである。が、先ずは筆者ではなくツール制作者やメタカル最前線様のように周知してくれている方々へ感謝を捧げてほしい。
2024.12.22初稿