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Photo by
igaki_toshie
節分、豆まき、神に試される
2025年2月2日、節分の日
近所の神社で節分の豆まきがあった。撒かれた豆の中に1等から4等までの当たりがついており、
私は子供と共にキャッチした豆の中に4等があった。
1等は何かなと思いながら引き換え場所に行き、その4等の豆を手渡すと…
なぜか『おめでとうございます!1等です!』カランカランと鐘が鳴り、祝福され、めちゃくちゃ大きく包装された景品が出てきた。
私は一瞬えっ!?となった。確かに4等と書かれていたのに。
それと同時に悪魔がささやく。
『このまま、受け取ってしまえ!どうせバレない』
だか、私の横には純粋な我が子がいる。
それもここは神社だ。これは神に試されていると直感的に感じた。
悪魔を抑え込み、『あれ?4等じゃないですか?』と係の人に確認する。
そう言っても係の人は1等ですよね?と周りにも確認する。
だがよく見ると4の文字が待っている間ポケットに入れて擦れていたようで1っぽく見えていたらしい。
結局4等のお菓子をもらうことになった。
もし嘘をついて1等の景品を手にしていたら、後ろめたさは消えなかっただろう。
それに厄除けを受けた神社で嘘をつくなど。
何より子供の前でカッコ悪い姿は見せなくて良かったとホッとしました。
ついつい甘い汁を吸いたがる人間の本質を突かれ、一瞬揺らいだ自分はまだまだだと痛感した出来事だった。