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【ブランド価格帯別】リユース事業参入の最適なモデル選択と判断方法まとめ

こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』です。

今回は、二次流通事業を始める際に検討項目となる
『価格帯別の最適モデル』
というトピックについて、詳しく解説していきます。


価格帯別の二次流通参入モデルの概要

価格帯によって、最適なリユース事業モデルが変わる

二次流通事業における、『価格帯別のモデル』には

(A)数万円台中盤から数十万円台以降の商品を多く扱う『高価格帯モデル』
(B)数万円台序盤かそれ以下の商品を多く扱う『低価格帯モデル』
(C)数万円台中盤の商品を多く扱う『中価格帯モデル

の三つが主に考えられます。

二次流通事業へ参入する際は、自社の状況に合わせて
回収方法・再販先・対象ブランド範囲・回収方法』が適切なモデル選択が求められます。

(A)『高価格帯モデル』での参入方法とは?

数万円台中盤から数十万円台以降の商品を多く扱う場合は

回収方法としては、再販価値をより緻密に査定することにより
ユーザーへの還元額の増加が見込まれるため『査定買取』という選択が考えられます。

また、再販先としては『toC』することで、高値での販売可能性が高く、差益確保に有利です。

更に、回収対象ブランドとしては『自社ブランドのみ』とすることで
低価格帯商品の混入を避けられるため、より再販差益を確保しやすいと考えられます。

なお、回収方法再販収益の大きさによって変動します。

配送費負担のない分、ユーザーの利便性が低い店舗回収か
配送費負担がある分、ユーザーの利便性が高い宅配回収かを
再販収益と照らし合わせながら、適切に判断すると良いでしょう。

(B)『低価格帯モデル』での参入方法とは?

数万円台序盤かそれ以下の商品を多く扱う場合は

回収方法としては、査定に関連するオペレーションや、買取価格の期待値コントロールなどの対応が不要となる『一律回収』という選択が考えられます。

また、再販先としては『toB』することで、
幅広い状態の商品を素早く売却することができるため、効率的な在庫消化が可能です。

更に、回収対象ブランドとしては『一般ブランド全般』とすることで
ブランドによらず、まとめて衣料品を手放せるためユーザーの利便性が高く

幅広い顧客層との接点を継続的に発生させられるというメリットがあるため
低価格帯ブランドの場合は特に適切であると考えられます。

なお、回収方法二次流通事業参入の目的に基づいて変動します。

店舗のスペース・人員の余力や、帰り便の活用が目的であれば、店舗回収を選択し
ユーザーの利便性向上や、オンラインの顧客接点強化が目的であれば宅配回収の選択が
適切であると考えられます。

(C)『中価格帯モデル』での参入方法とは?

数万円台中盤の商品を多く扱う場合は、ケースバイケースの議論がより重要となります。

ブランドの特徴や二次流通市場におけるプレゼンスなどを踏まえ
回収方法・再販先・回収対象ブランド・回収方法の4つを
自社の状況に合わせて、それぞれ個別に判断していくことが必要です。

二次流通事業のモデルを考える上で、ブランド価格帯は重要な検討軸となりますが
実際には自社の特徴や、事業上の課題に照らして詳細を判断していく必要があります。

なお、本記事の試算は新品価格をベースとした再販価格の概算に基づいていますが
実際には、再販価格の決定因子は新品価格だけでなく、ユーズド品購買層における
当該ブランドの人気や、耐久性、デザインの不朽性等、様々な要因に左右されることにも
留意が必要です。

おわりに

いかがでしたか?

この記事では、リユース事業を始めるにあたっての、価格帯別のモデル決定法について
詳しく解説しました。

ただ一方で、中価格帯では顕著にみられるように、いざ実際にモデルを選択し
自社で独自に二次流通に新規参入するとなると高い専門性が必要である
ことも事実です。

そこで、二次流通支援サービス『Selloopでは
リユース事業の新規参入を、ブレインストーミングの段階から
ビジネス設計のコンサルティングや、各種開発・制作の代行、業務BPOによって支援しています。

もしこの記事をお読みになって、リユース事業の新規参入にご興味を抱かれた方は
Selloop webサイトより『noteを見た』とお気軽にご相談ください。

御社の現状から、リユース事業への参入までを、手厚くサポートさせていただきます!

この記事が、御社のリユース事業参入への契機になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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