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リユースビジネスの収益性を最適化したい!そんな人のための4つのTips

こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』の新谷です。

今回は、新たにリユース事業への参入を検討している企業のご担当者様に向けて
リユースビジネスの収益性を最適化する考え方について紹介します。


【そもそも】なぜリユースビジネスの収益性が最適化できないのか?考えるべき4つのポイント

リユースビジネスの代表的な形態『買取再販』において
収益性が分かれるポイントは

①対象商材の選び方は適切か
(商材の『耐久性』と『体積』を考慮しているか?)

②買取をする際に工夫があるか
回収物のグレードを高める工夫はなされているか?)

③回収方法は適切か
宅配回収と店舗回収のメリット・デメリットを比較しているか?)

④再販先は適切か
toCとtoBのメリット・デメリットを比較しているか?)

の4つが考えられます。
収益性が最適化できていない場合、これらのうちのどこかにミスマッチが生じている可能性があります。
以下、一つずつ自社の状況と照らし合わせながら、チェックしてみてください!

①対象商材の選び方は適切か

二次流通単価は商材によって、大きなばらつきがあります。
以下のグラフは、商材カテゴリ別の一次・二次流通単価の、Selloopによる大まかな調査結果です。

商材カテゴリ別の一次流通単価、二次流通単価(市場サンプル調査)
※ 宝石・貴金属の二次流通単価はばらつきが大きく調査困難のため、便宜的に10万円とした

二次流通商材の単価にばらつきがある要因としては
商材の『耐久性』と『体積』が大きく影響すると考えられます。

例えば貴金属や高級時計、スマートフォンのような商材は『耐久性が高く再販価値が残りやすい』ので差益を確保しやすいですし
逆に、食器・キッチン用品やファストファッションの衣類などでは差益の確保が難しくなります。

また、家具のような商材は『体積が大きくかさばりやすい』ので
物流費がかさみ、差益確保は難しくなる
と考えられます。

こういった単価の違いを勘案して、商材を決定すると収益性の最適化に繋がります。

②買取をする際に工夫があるか

何の工夫もなく買取を始めてしまうと、再販価値のほとんど無い低グレード品が多数集まり
収益性が下がってしまいます。

例えば、『どのようなグレードのものをいくらで買い取るか』をあらかじめユーザーに発信するなど、なるべくグレードの高いものが集まる工夫があれば、収益性は最適化されていきます。

③回収方法は適切か

買取における回収方法は大きく宅配買取と店舗買取の2つに分けられます。

宅配買取は、ユーザーの自宅からものを引き取るため、ユーザーからすれば利便性に長けていますが
その分、物流費がかさみます。

店舗買取は、ユーザーが店舗へモノを持ってくるため、物流費は削減できますが
当然、店舗そのもののコストが掛かります。

現在の自社の状況を勘案し、物流費と店舗の維持費のどちらにコストをかけるかを決定できれば
収益性は最適化できると考えられます。

④再販先は適切か

再販方法の大きな分岐は、toCで売るか/toBで売るかです。

toCでの再販の方が利益率は高まります。
ただし、自社でtoCの再販チャネルを構築するハードルが存在します。

また、商材品質によってはブランドイメージに傷をつけるリスクがある点や
高度な在庫管理能力が求められる点からも、難度の高い選択肢であることは否めません。

toBでの再販は、リユース品専門業者が相手となるため
上記のリスクは低く難易度は下がりますが、その分、収益性は劣ります。

現在の自社の体制を勘案し、再販先を適切に選択することで
収益性は最適化できると考えられます。


おわりに


いかがでしょうか?
今回は、リユースビジネスの収益性の最適化を考えるにあたって、4つのポイントを解説しました。

Selloop』では、一般企業様におけるリユースビジネスの立ち上げを支援するサービスもご提供しています。
ご興味のある方は、Selloop webサイトよりお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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