サステナブル×アートは新たな選択肢となり得るか?ユニークなサステナブル事例まとめ
こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』の石井です。
昨今、環境問題への意識が高まるにつれて
新たなサステナブルへのアプローチ方法として「アート」に注目が集まっています。
今回は、魅力的なリサイクルアートの事例とともに
その魅力と可能性について深堀りしていきたいと思います。
①破棄される花や衣服が利用された「ロスフラワーPANECO」
こちらの作品は、本来破棄されるはずだった花や衣類を利用したキャビネットです。
花に関しては、規格外のものや、売れ残ってしまったものが
美しい状態であるにもかかわらず廃棄されてしまうものが多く
衣類に関しても、国内で排出される廃棄衣料は約180万トンといわれており
それらがアートに昇華されることは、非常にサステナブルであると言えます。
②使用済み絵ハガキを丁寧に縫い合わせた「Rose Wall 2004」
こちらの作品で使用されている絵ハガキはすべて使用済みのもので
実際に誰かが誰かに送ったものです。
そのことを用いて、人々のストーリーのつながりが表現されています。
作者のヴィルピ・ヴェサネン-ラウッカネンさんは
「使われなくなったけど美しいもの」に焦点をあて、たくさんの時間をかけながら美しいアート作品に昇華させています。
ヴィルピさんは他にも、チョコレートの包み紙数千枚を縫い合わせたドレス
「キャンディプリンセス」などを生み出しています。
③着物をアートパネルに再生する「i-kasu」
こちらのインテリアパネルには、服として人生を終えたアンティーク着物が利用されています。
日本では約7億枚もの着物や帯が眠っているとされています。
着る機会もなく、お手入れが大変で保管スペースも必要な着物は
次世代に渡らず破棄するケースが増えています。
「i-kasu」は日本中で眠っている着物・帯をインテリアパネルに変えて
国内・海外に着物の美しさを広める活動を行っています。
アップサイクルアートの魅力と可能性
このような、"捨てられるはずだった廃棄物を、別の新しい作品として生まれ変わらせたアート作品”
のことを、「アップサイクルアート」と呼びます。
アップサイクルアートには、環境問題への取り組みや作品の美しさだけでなく
捨てられてしまうプロダクトの魅力を最大限にいかすことや
人々のストーリーをつなぐという思いが込められていると感じます。
そのままの状態での保存が難しくても、
新しいアイデアと組み合わせることで思い出を残したり
ストーリーをつなげていける点にアップサイクルアートの魅力と可能性を感じます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
私たち『Selloop』でも、モノの価値だけでなく、思いやストーリーを乗せた『サーキュラーコマース(循環型小売り)』ができるよう、リユースの可能性を広げていきたいと考えています。
『Selloop』と一緒に、思いやストーリーを乗せた循環型流通を行いたい!という方はぜひSelloop webサイトよりお気軽にご相談ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
▼おすすめ記事▼
『Selloop』がおこなう『サーキュラーコマース(循環型小売)』にご興味を持たれた方は、こちらの記事もご覧ください!