
【原点回帰】究極のリユース施策『物々交換』の注目が急上昇!主な実践事例と意外なメリットまとめ
こんにちは!
二次流通で、顧客とのつながりをつくる『Selloop』です。
約1万年前、資源が限られていた古代社会で、余剰物を交換するために始まったとされる”物々交換”。
令和の今、消費者の中でもSDGsやサステナブルの意識向上を受けて
究極のリユース施策としての”物々交換”が再びブームとなりつつあります。
また、提供社にとっても物々交換に伴う思わぬメリットが存在しています。
今回は、令和の”物々交換サービス"の紹介と、その意外なメリットについて解説します。
①子育てカフェeatoco(イイトコ)

足立区にある子育てカフェ「eatoco(イイトコ)」では、
お金を介さずモノ同士で交換する物々交換サービス「ものくる」を行っています。
利用者は、持ち込んだ点数と同じ点数の物を持ち帰ることができます。(1回につき3点まで)
そして、持ち込むモノにはエピソードを書いてつける、これらがルールです。
カフェ利用者は無料、カフェを利用しない場合でも1回につき100円支払えば
同様に利用することができます。
年に1回も使わないようなモノをご近所間でシェアすることが可能になるでしょうし、
すぐにサイズが合わなくなってしまった子供服を必要な人へおさがりすることなども可能になるでしょう。
さらに、その場所自体が地域交流の場となり、カフェの来客促進効果も期待できるほか
その場所自体をセミナーやイベント、撮影スタジオとして提供するなど
『物々交換の場』自体に付加価値が付いていることがわかります。
なお、「ものくる」では買い手が見つからなかった衣服や生地は副産物となりますが
ベレー帽に作り替えて販売を行い、収益性を上げています。
②靴の物々交換「スニセカ」

原宿にあるレアスニーカー専門店「スニセカ」では、
持ち込んだモノの査定金額に見合ったモノを持ち帰ることができるサービスを行っています。
(※リニューアルのため11/28より休止中)
「スニセカ」はスニーカーセカンダリーの略で、
”レアスニーカーの世界およびスニーカーのセカンダリーマーケットを更に盛り上げたい”という想いが込められているそうです。(出典:FASHIONSNAP)
希少性の高いレアスニーカー、プレミアム価格で取引されているスニーカーを中心に、人気ブランドのアパレルなどを取り扱っています。
スニセカでは買取・販売・宅配買取に加えて、物々交換も行っているという点が
特徴であると言えます。
買取に行った先で、新たに商品を購入して帰るという経験は皆さんもあると思いますが
そういった需要と供給にマッチした、実店舗ならではのサービスだといえます。
③衣服の物々交換「CLOSETtoCLOSET」

「CLOSETtoCLOSET」は、大人用衣服の物々交換サービスです。
渋谷区を中心としたレンタルスペースで毎月第一日曜日に開催しており、
着なくなった大人用衣服を3着持っていくと、好きな衣服を3着持って帰ることができるサービスです。(事前予約制・チケット3000円)
日本国内で廃棄される衣服が多いことを知り、衣服の循環をさせるため、
衣服を捨てるタイミングを購入するタイミングを同時に行うことにフォーカスしたサービスだそうです(出典:FASHIONSNAP)。
この施策により、『クローゼットが空いた』状態の顧客に衣服購入の機会を提供することが可能となり、効率の良い購買促進につながっています。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、原始的、かつ究極のリユース施策ともいえる
”物々交換”についてのサービスをご紹介しました。
"物々交換"は、サステナビリティや収益的価値以外にも
物々交換の場所に人が集まること自体に価値を見いだせたり
物を手放した直後の人に購入促進が出来るなど、
既存事業に思わぬメリットを招く可能性があります。
ただ一方で、物々交換を含む、リユース事業にいざ自社で独自に新規参入するとなると
高い専門性が必要であることも事実です。
そこで、二次流通支援サービス『Selloop』では
リユース事業の新規参入を、ビジネス設計のコンサルティングや
各種開発・制作の代行、業務BPOによって支援しています。
もしこの記事をお読みになって、リユース事業の新規参入にご興味を抱かれた方は
Selloop webサイトより『noteを見た』とお気軽にご相談ください。
御社の現状から、リユース事業への参入までを
リスクが最小限になるよう、手厚くサポートさせていただきます!
この記事が、御社のリユース事業参入への契機になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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