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【J1⑥vs湘南プレビュー】 分析を分析〜主観をデータで〜

まずは、わたくし(主観)の湘南分析。
湘南の分析をするにあたり、ガンバとおなじ4−1−2−3のシステムを採用している川﨑と京都の試合を見ました。
ただ、川﨑も京都もガンバとゲームモデルが違うためすべてが参考になるとはいきませんでした。

湘南は3−1−4−2のシステムを昨シーズンから引き続き採用してます。
湘南の【ゲームモデル】は、次のようなところでしょうか。
・全員守備、全員攻撃
・試合が終わるまでアグレッシブに走りきる
・ボールを奪ったらダイレクトにゴールをめざす
・ボールも人も動くサッカー

4局面の分析(★はプレー原則)
【攻撃】
・CBからボランチ経由でWBにパス
・CBからボランチ経由でFWへの縦パスからサイドに展開
・GKからWBへミドルパス
★WBからのクロス
★クロスには逆サイドのWBもPA内に進入
★クロスには4人以上入る
・CBからダイレクトに相手DFラインの裏にロングボール
・WB、インサイドハーフ、サイドCBでサイドを打開

【ネガトラ】
★ゲーゲンプレッシング

【守備】
・ハイプレス
★相手CBへのプレスのスイッチはFW主導でおこなう。
・相手DFに対し同数でプレス(FW+インサイドハーフ)
★同数プレスでロングボールを蹴らせる。
★SBに追い込んで窮屈なパスをMFに出させてWBがインターセプトする。
・組織的守備は5−3−2

【ポジトラ】
・ショートカウンターは、FWにワンタッチパス
・ロングカウンターは、前にロングパス
★ダイレクトなプレー

で、分析から湘南対策です。
湘南の守備時のスペースをガンバがどう攻略するのか、湘南の攻撃をガンバはどう守備をするのか。

【ガンバのビルドアップ】

vs湘南


vs湘南(動画)

【ガンバの守備】
・CBにプレスをかけるとWBにパスをするので、パスの出どころのWBへ強くプレスすること。
・ロングボールでプレス回避をするのでロングボールを蹴らせ、セカンドボールを回収すること。
・クロス対応では、逆WBに対してSBがマークを外さないこと。
・ビルドアップは永木経由なので、永木をフリーにさせないこと。

では、データから湘南のサッカーを見てみましょう。
まずは、湘南のパスソナーです。

湘南パスソナー(vs川﨑)
湘南パスソナー(vs京都)

3CBのサイドCBから永木へのパスが多いのが見てとれます。
注目なのは永木からのパスは右サイドの小野瀬やWBが多いです。これは動画では気づかなかったことです。データを見ることで初めてわかったことです。
永木から右サイドへの展開が多いという点は、ガンバも準備しておかなければなりません。
杉岡→永木→小野瀬といった左サイドから右サイドへのナナメの前進を遮断したいです。

次は、湘南の得失点パターンです。

湘南の得失点パターン

湘南の得点が1番多いのはサイドからのクロスで、2番めはショートパスからです。
これはわたくしの分析と同じでした。

右の表からわかるように、湘南の失点はクロスからが最多です。
これは3CBのシステムによるWBの裏・CBの脇を使われているからだと思います。
ただ、このデータによるとガンバはクロスからの得点が0なんです。しかし、札幌の2得点はクロス(データではショートパスなんですね)からだったので、クロスからの得点が期待できます。

最後にガンバと湘南のPA進入傾向です。

ガンバのPA進入傾向

ガンバは左からのクロスが多いですね。
クロスからの失点が多い湘南戦では左SBの黒川がキーマンになりそうです。

湘南のPA進入傾向

湘南は左からのクロスと左右ハーフペース(ポケット)へのラストパスが多いことがわかります。
ハーフペースは4バックシステムのCBとSBのつなぎ目なので、4バックで守備をするガンバの泣き所です。
このスペースのケアをSB・CB・ピボーテ・インテルオールの誰がするのかを試合までに整備しときたいところです。

さて、今回はお題にあるようにわたくしの主観分析をデータで分析しました。
結論は【データは映像分析を補強してくれる】です。( ・´ー・`)どや

そんなん知ってるわーい!!というお声をいただきました。
ありがとうございます。

最後にデータはをもとに予想ゴールを動画にしました。

湘南戦得点パターンの予想

こんなにきれいにゴールできたら良いですね。

4月は、4/1湘南(A)・4/5FC東京(H)・4/9川﨑(H)・4/15京都(A)・4/19FC東京(A)・4/23横浜FC(H)・4/29鹿島(A)の7試合です。

ガンバれ、ガンバ大阪!!
ではでは。

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