【LC①vs京都レビュー】 亀岡につるべが出たぞ 〜完敗から完勝〜
ルヴァンカップ第1節 京都(A)
3○1
得点:福田、ダワン、石毛
勝ち点3 1位
亀岡で新たなポヤトス・ガンバが見られました。
大敗した神戸戦からスタメンを7人変更
21歳以下の選手を1人以上出場させないといけないルールのルヴァンカップ。
仁郎のスタメンを予想していましたがベンチ外。コンディションが整わなかったのでしょうか。
21歳以下の選手では、半田が先発出場となりました。
今季出場のない選手で完全ターンオーバーでのぞむのかと思いましたが、ところがどっこい、終盤には宇佐美、ネタラヴィといった主力が出場。
中3日くらいは、ターンオーバーしないぞ。
コンディションの良いベストメンバー、相手とのかみ合わせで試合をするんだ。
(ここで、何とか初勝利をあげるんだ)
と、ポヤトス監督は考えたのでしょうか。
そんな、ルヴァンカップ京都戦。
わたしの注目は、両サイドのユニットです。
左は、江川・黒川・アラーノ・福田
右は、三浦・半田・山本り・食野
このユニットに、キーパー・ピボーテ・トップが関わってボールと試合を支配するのがポヤトス監督のねらいかと思います。
ガンバは、サンガの前線からのハイプレスに試合序盤から、ロングパスを多発。最初のゴールキックも東口はロングボールを前線に送っていました。
昨シーズンとの大きな違いは無闇矢鱈のロングキックではなく、きちんとロングパスをしているところです。
東口から右WGの食野へロングパスがつながるシーンが何度か見られました。
神戸戦も序盤はロングボールでハイプレスを回避しようとしましたが、うまくいきませんでした。
中3日で改善し京都戦はロングボールがロングパスになりました。
そのロングパスから先制点と追加点の2ゴールをゲット。
1点目は左SBの黒川から。京都の右CBと右SBの間をダイアゴナルランしたアラーノへロングパス。
アラーノがドリブルで京都の右ポケットまで侵入し、右足アウトサイドで福田にマイナスのパス。
そのパスを福田が少しアウトサイドにかけたシュートがゴール右隅にイン。
テレビの画角から黒川とアラーノのかかわりしか見て取れなかったのが残念。周りの選手がどのような動きをしていてのか見たかった。。。
2点目も左サイドのユニット(+トップの武蔵)からです。
釣瓶(つるべ)の動きが見られました。
現代サッカーでは「つるべ」とは表現しないでしょうか?笑
福田が落ちる、武蔵が裏抜けを同時に発動。
落ちる・上がるが「つるべ」の動きです。
亀岡に「つるべ」が出たんです。
黒川が裏に抜けた武蔵へロングパス。パスが送られた瞬間に福田がターンして前線にスプリント。この動きが攻撃に厚みをもたらしました。
実に良い連動です。
武蔵にが収めたボールを福田が回収し、ドリブルで1点目と同じポケットまでボール運び、相手DFをかわしペナルティスポットへパス。そこに走り込んだダワンの技ありインサイドキックでゴール。
ブラジル人得意の「ゴールへのパス」(ジーコ氏)でした。
2ゴールが左サイドのユニットからゲットできたのが、ものすごく収穫です。
ポヤトス監督の京都対策の選手起用が当たりました。
神戸戦から山見→福田と宇佐美→アラーノの変更です。この変更で、フリーラン・連動・トランジション・立ち位置が京都に対し優位性をもたらせました。
右サイドのユニットは、左サイドのような連動は見られませんでしたが、中盤での山本理仁、半田のデュエルからショートカウンターを多発できました。
また、山本理仁はボールコントロールや質の優位性を感じました。この試合では後半18分に交代し、次戦の広島を見据えたものと期待します。
右サイドのユニットは杉山が交代出場してから、縦・横・カットインと改善が見られました。
こうなると、食野の使い所が難しくなります。
わたしは、インテルオールがよいと思っています。
京都のハイプレスは次戦広島への試金石となりました。
ショートパスだけでなく、ロングパスでプレス回避から2ゴールを取ったことで広島は警戒心を強めたことでしょう。
さてさて、完敗からの完勝。
次戦の広島にはどのメンバーでポヤトス監督は挑むのでしょうか。
わたしは、食野に代えて杉山の1枚代えで良いのではと思います。
Jリーグでも初勝利が欲しい!!
今回も最後までおつきあいいただきありがとうございます。
次回は、広島戦のプレビューの予定です。
ガンバれ、ガンバ大阪!!
ではでは。