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【2024J1②vs新潟レビュー】ホーム開幕戦勝利!!

このながーい ながい 下り坂を
転がり続けて 8ヶ月〜
ゆっくり〜 ゆっくり〜 沈んでく〜

ゆず「夏色」の替歌

やっと、やっと、やっと・・・リーグ戦勝利!!
沈んだ気持ちを癒やしてくれるのは、勝利しかないですね。

2024シーズンのガンバは、広島とのPSMから3試合負けなしでございますよ、みなさん!!

では、ホーム開幕戦の新潟戦を振り返ってみましょう。


1.新潟のサッカー

1−1スタメン

第2節ガンバvs新潟 スタメン

ガンバは前節の町田戦から半田→松田、ダワン→ネタラヴィ、坂本→宇佐美の3人を変えてきました。新潟は前節鳥栖戦から4人交代です。
(中谷と三浦の位置が逆です。ごめんなさい)

1−2新潟のサッカー

ボール保持型
CBから攻撃のスタート
ボールの出口は、SB・ボランチ・相手DFラインの裏
当てて→落として→スルーパス
サイドMFのドリブル突破
ハイプレスとミドルプレスを使い分ける

新潟のサッカー

新潟もガンバ同様、ボールを保持しながら前進するスタイルです。
攻撃はCBからスタートします。前節のCBはトーマス・デンと舞行龍ジェームズのユニットでした。

トーマス・デンはグランダーパスでSBやMFにボールをつけ、舞行龍ジェームズは相手DFラインの裏への長いパスを出せる選手で、このユニットはなかなかややこしい2人だなと見ていました。

舞行龍ジェームズから、ハーフレーンを走らせる長いグランダーのスルーパスで鳥栖戦は何回か鳥栖の守備を混乱をさせていました。

新潟CBからのパス

しかし、今節は舞行龍ジェームズに変わって早川が先発となりました。この試合ではガンバDFラインの裏への走り込みやパスがほぼありませんでした。これは谷口・高木のプレースタイルなのか、CB早川のパス能力の問題なのかはわかりません。
(中谷と三浦の位置が逆です。ごめんなさい(2回め))

1−3前向きの選手にプレーさせる

新潟のもう一つの特徴は前向きの選手がプレーするです。相手DFを背負ったときは、シンプルに見えている味方に預け(ワンタッチで)、前向きでボールをもらった選手がチャレンジするプレーの設定だと見ました。

前向きの選手がチャレンジ

では、このような新潟のプレースタイルをガンバがどのように守備をしたのでしょうか。
(中谷と三浦の位置が逆です。ごめんなさい(3回め))

2.新潟のビルドアップ封じ

2−1ガンバのねらい

新潟の前進を阻むためにガンバが準備してきた守備コンセプトは、新潟CBに圧をかけ自由にボールを蹴らせず、SBのところでボールを奪う方法です。

ボール奪取のための誘導

やみくもに何でもかんでもハイプレスではなく、新潟CBがボールを持ってある程度前進したところから、宇佐美・山田・岸本のうち1人がプレスをかけ始めます。

上の図では宇佐美がトーマス・デンにプレスをかけ、右サイドにパスを出させるように誘導し、右サイドのミドルサードで奪う形です。
(中谷と三浦の位置が逆です。ごめんなさい(4回め))

2−2新潟のボールロスト位置

新潟の「ボールロスト位置」(JSTATsより)

これを見ると、新潟陣内でガンバが数多くボールを奪っているのがわかります。
ボールを奪いきらない前からのプレスで、ファーストプレスをかけた選手に味方が連動してボールを奪っていることが、このデータにあらわれています。

右サイドの一番濃い丸のところは、今季から加入した岸本武流です。「常に全力でプレーする」と公言している岸本のストロングが発揮されています。町田戦は緊張していたのか、ふわふわした感じでしたが新潟戦はPSM広島戦のように強度をもって躍動していました。

つまり、連動した守備です!
連敗中のガンバにはなかった、連動した守備です!!
しかも強度強くボールを奪いきれるところが、昨シーズンから改善されました👏

新潟にフリーでシュートを打たれた決定機も1回しかなく、それも一森がスーパーセーブでキャッチ!!
ガンバに復帰してくれて、ほんまおおきに(^o^)

3.ガンバのビルドアップ

3−1松田の貢献

禁断の移籍と言われた松田陸の立ち位置が素晴らしかったです。
前節の半田陸は、偽SBの立ち位置を頑なに守ることでビルドアップがうまくいきませんでした。

しかし、松田陸は味方・相手の立ち位置を見て自らの立ち位置をオーガナイズでき、とても賢い選手だと思いました。

松田陸のオーガナイズ

そして、この試合では松田陸は偽SBのポジションでプレーすることはなかったです。

ダブルボランチのネタラヴィと鈴木徳真がポジションが中盤の底にいることで、ガンバは中谷・三浦・松田とネタラヴィ・鈴木(3人−2人)でスムーズにビルドアップできました。
これも新潟相手に用意してきたプランだと思います。

3−2一森の貢献

そして、一森純のプレス回避のミドルパスが秀逸すぎます。
新潟はガンバCBに対して同数プレスをかけるチームです。後ろの選手も連動して前にプレスします。

プレスを受けたCBがGK一森にバックパスをしますが、新潟の選手は勢いそのままGKまでプレスをかけます。

で、プレス回避は次のようなパターンがあります。

左SBへ
左WGへ
右WGへ

競り合いの強い、アラーノと岸本へロングパスでプレス回避です。相手SBもヘディングクリアするのが精一杯で、アラーノと岸本が相手に競り負けてもボールがラインを割り、ガンバボールのスローインから攻撃が継続できます。

3−3ダブルボランチでプレス回避

このプレス回避が個人的に大好きです。
動画でどうぞ。

ダブルボランチで回避

まったくもって好みの問題ですが。めっちゃ好きです。
プレスをかけた方は、たまったもんじゃありません。めちゃくちゃ走らされますからね。

3−4気になることがあるんです。

うまいことプレス回避をできているんですが、気になることがあるんです。
それは山田康太のポジションです。

トリプルボランチ

ビルドアップを助けるために山田康太が中盤の底まで移動します。
こうなると、新潟のMFとDF間に人が不足してします。DAZNで見直してみると、ポヤトスも「康太、前」とジェスチャーを何度かしていまた。

また、キャンプ中のインタビューで「ダニからあまり動くな、と言われています」と山田は答えていました。

わたしもビルドアップは3−2ビルドで可能だと思うので、山田康太には宇佐美の近くでプレイをしてほしいです。

4.まとめ

今回も長文&駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
なんせ、ホーム開幕戦は2011年以来なので気合が入ってしましました。

この試合のMVPは、中谷進之介!!
前に出るシュートブロック、カウンター阻止、一対一の強さが際立っていました。試合後の振る舞い(チャントに合わせてジャンプ)も大好きです。

宇佐美に運動量とキレが戻ってきてるのも嬉しいですね。
シュートのパンチ力も以前のよう。

そして、満員のゴール裏はめっちゃカッコよかった!
試合後の新チャントもめっちゃいい!!

ホーム開幕戦 満員のゴール裏

昨シーズンはアウェイ新潟に勝利してから上昇したガンバ。(新潟クリックなんて言うてました)
今シーズンも新潟戦から連勝していきましょう!!

ガンバれ!ガンバ大阪!!
ではでは〜

5.おまけ

【今日のできごとなどなど】

●今日はひな祭りやで。
●今日はよく洗濯物乾いたで。
●今日の晩ごはんはハンバーグやったで。
●ワイは乙女座のB型や。松本人志と一緒や。

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