見出し画像

【2025J1第2節vs福岡レビュー】倉田秋がガンバです。

まいど、みやもです。


唐突ですが、倉田秋がガンバです。


〈えっ?どういうこと??〉


いや。だから、倉田秋がガンバなんですよ。


〈え??わからんっすわ。〉

ん?かわらん??
ほな、わかりやすく言い換えるで。


倉田秋が魂、心です。


〈余計わからんっす・・・。〉


なので今回は、ガンバ対アビスパ福岡のレビューをもとになぜ倉田秋がガンバなのかを話していきますね。

この記事を最後まで読んでいただいたら、倉田秋がガンバであることとガンバがアビスパ福岡に対してどんなサッカーをして2−1で勝利したかが分かると思います。




1.福岡戦のガンバ


1−1スタメン

2−5で大敗した大阪ダービーからポヤトス監督は4人入れ替えました。

アビスパ戦スタメン

鈴木、奥抜、山下、名和田に替わり美藤、岸本、倉田、ジェバリがスタメンです。

大阪ダービーでポヤトス監督は「強度が足りなかった」とコメントしていたので、より強度が出せる選手を起用したと思います。


みなさん、倉田秋が左MFでスタメンですよ。


1−2プレスの改善→ロープレス

大阪ダービーは見ましたか?


僕は現地、パナスタで見てきました。その後、レビューを書くためにDAZNで見逃し配信も見ました。

2回地獄を味わいました。


キャンプで用意したハイプレスがまったくハマらずセレッソにいいようにやられました。なんてったって5失点ですから。


で、アビスパに対してガンバがどうプレスを改善してきたのかを話します。

【プレスの改善】
1.プレススタート位置を低くする。
2.4−4のブロック(ただし後半から)
3.4−2プレスから2−4プレスに変更(ただし後半から)
4.2トップが相手アンカーを消す。

まとめると前節から4つ改善しました。けど2と3に関してはアビスパ戦の後半からです。



つまり、ロープレスに変更しました。


〈なるほど。で、質問ですがロープレスってなんですか?〉


はい、ロープレスってのは自陣のミドルサードをプレスの開始点とする守備的プレッシングです。敵のゴールからの距離で言うと55〜60mといったところでしょうか。


〈もう少し具体的に教えてください〉


具体的に言うと、最終ラインにボールを持たせて、そこからSBやMFにボールが出たところからプレッシングをかけることが多いですね。例えば2トップが2CBにボールを持たせて中盤へのパスコースを消す位置に立ち、サイドにボールを誘導するというやり方です。


どのようにプレッシャーをかけるかは試合ごとのゲームプランによって変わります。


で、アビスパに対する前半のガンバはこんな感じでした。画像をつけておきますね。

前半のプレス


〈あれれ?岸本選手がCBにプレスかけたらダービーの時と同じじゃない?〉


うん。厳密には同じじゃないんですけど、WGの背後を取られている現象は同じです。そのせいで半田が1対2の数的不利な状況でした。


さらに、岸本選手が前に出ることで岸本選手と美藤選手の間(門になっている)に縦パスを入れてられハーフスペースを使われました。


(それやったらダービー同様ボコボコにやられた?〉


そう思うよねぇ。実際結構押し込まれたけど、DFラインとMFラインの距離がコンパクトだったからゴール前のバイタルエリアは空けていなかったし、アビスパにストライカーがいなかったから前半は無失点で終えることができたんだよ。


〈ガンバは後半も前半と同じプレッシングを継続したの?〉


いや、ポヤトス監督はハーフタイムに修正して岸本選手にCBへのプレスをやめさせてMFラインにとどまること指示したように思うよ。


後半はこんな感じに修正しました。

後半に修正



1−3ガンバの前進

ここからはガンバがどうチームとしてボールを前進させ、倉田秋のゴールに繋がったかについて話をします。


〈ローブロックってことはボールを奪う位置も低いってこと?〉


この画像で確認してみましょう。

前半のボール奪取位置


〈めっちゃ低いですね。ここからボール持って前進は大変じゃないですか?〉


そうなんです。低い位置で奪うと単純に相手のゴールまでの距離が遠いし敵もたくさんいます。


けど、ガンバは幅と後ろ3枚でアビスパのハイプレスをかいくぐって前進できました。プレスの出口はボランチとジェバリでした。ここは2シーズンの上積みでアビスパのプレスを上回りました。

黒川の幅
ボランチ出口
ジェバリにロングパス


〈幅・ボランチ・ジェバリで前進したんですね〉


そのとおりです。けど、これはアビスパの第1プレス隊を突破したのであって、その後の前進はこういう感じでした。前半20分のシーンです。

前半20分


そして、倉田秋の1点めです。ダイビングヘッドです。
この場面も大外で幅を取り第1プレスを突破。左→右→左と相手を揺さぶったのも良かったですね。


〈倉田選手の2点めはどんなゴールでしたか?〉


説明より動画見てもらいましょう。1分〜です。


〈すごいシュートですね!〉

でしょ!僕も現地で見ていましたが蹴った瞬間入ったって思いました!!



2.ガンバの課題


〈1点アビスパに返されたけど2−1で勝利しました!〉


はい、2−1で勝ちました。この試合は結果だけにこだわってガムシャラに闘った勝利だと思います。


〈てことは、まだまだ課題ありってこと?〉


そうですね、課題は山積しています。僕が思う課題は4つです。

● ボール奪取位置が低すぎる
● 相手CBにプレッシャーがかかっていない
● 能動的な守備すぎる
● ボールを奪う位置が曖昧


〈守備に関してばかりですね・・・〉


そうなんです。アビスパ戦のような守備ブロックでは相手を自分たちのゴールに近づかせすぎです。



僕が一番危惧してるのはクロスでの失点が増えることです。


ここまで相手に自陣侵入を許すとPA幅でクロスをあげられ失点が増えるのではと心配しています。


改善としては次の3つ。


● 最終ラインを上げる
● 2トップで相手CBにプレッシング
● サイドでボールを狩る

3つの改善


昨シーズンの第2節新潟ではこれができていたんですよ。
だからできるはず!



3.倉田秋がガンバです。


〈で、どこが倉田秋がガンバなんですか?〉


あっ、覚えてましたか(笑)ポヤトス監督のコメントから分かると思いますよ。

倉田選手は様々なところで違いを見せてくれる選手だと思っています。試合の展開を読む力もそうですし、色んなタイプの選手の中で、違いを見せてくれます。本当にガンバの魂、心であり、このチームに落ち着きをもたらしてくれます。どんな形のプレッシャーがかかっても、しっかりとそれを理解できるし、しっかりと分かっている。それをチームに落とし込むことができます。やはり彼、倉田秋がガンバです。本当にグランドに出た瞬間からそれを示せる選手だと思っています。

【ガンバ大阪公式HP】より


もうちょっと補足してくれる記事があるので紹介します。


倉田秋が大阪ダービーに敗れた直後のロッカールームでチームに激を飛ばし、奮起を促しました。

「まったく、足りてない。もっと闘わなアカン。熱量も、強度も全然足りてない。俺等はこれでいいんか?違うやろ。もっと闘える、もっと闘わなアカン。まったく足りてない」

高村美砂さん【〈ガンバ大阪・定期便122〉倉田秋、魂の2ゴール】より


全文のリンクも貼っておくので興味がある方は是非お読みください。


ねッ!倉田秋がガンバでしょ!!


〈うーん、影響力があってチームに今一番必要なことを行動できるってことかな・・・〉


そう!チームファーストで発言・行動できるガンバの象徴的存在!!


〈めっちゃ抽象的でなんとなくしか分からんっす・・・〉



4.最後に


課題は山積ですが今節の勝利はめちゃくちゃ大きです。セレッソには勝ち点ならんだし浦和・神戸には勝ち点上回ってます。


勝ったことで課題改善のトレーニングにもポジティブに取り組めると思います。


次は3連戦の真ん中、アウェイ岡山です。重戦車FWルカオ選手には要注意ですが「ラインを上げる・2トップでCBにプレッシング・サイドでボールを奪う」でルカオ選手にボールを渡さないようにしてほしいと思っています。


僕は仕事のため岡山戦はDAZN観戦になります。現地組のガンバサポのみなさん選手の後押しよろしくお願いいたします。


倉田れ!倉田秋!!


もとい。

ガンバれ!ガンバ大阪!!
ではでは~


いいなと思ったら応援しよう!