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【J1㉑vs柏レビュー】ジェバリ(深さ)とサイド(幅)
はじめに
連勝です!!
7試合負けなし(6勝1分)です!!
ホーム4連勝です👏
柏レイソルに3−1で勝利。
レイソルキラーのダワン、食野ゾーン(左45度)からのスーパーゴール、アラーノのPKで3得点。
シュート数は6本と少ないものの、ボール支配率63%で試合を支配することができました。
夏に強いガンバの復活までもう少しです(*^^*)
ジェバリ(深さ)とサイド(幅)
スタートメンバーは次のとおりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1689582030069-xdtxOu3mea.png?width=1200)
一番の衝撃は、半田陸がベンチにも入っていないこと。
前節終盤にもも裏を伸ばしていたので軽い肉離れかと思いきや、14日の練習で左腓骨骨幹部骨折の重症。早期の復帰をお祈り申し上げます。
さて、柏戦のキーワードは深さと幅です。
深さはワントップに入ったジェバリ。幅は左右のワイド(WG・SB)の選手。3ゴールとも立ち位置が重なることなく、とても良くオーガナイズされていました。
【1点目・ダワン】
【幅】山本悠樹がボールを失った瞬間にプレスで即時奪回。ジェバリ→食野→ネタラヴィ→アラーノ→左サイドの大外レーン黒川へ展開しました。
【深さ】ジェバリがゴール前に進入すことで、バイタルエリアに広大なスペースが生まれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1689584078245-FBkOdvFhzb.png?width=1200)
そこに散歩する紳士にように、優雅にダワンが歩いて訪れました。黒川からのマイナスのワンタッチクロスをインサイドキックでゴール。
エレガントすぎます👏
ハーフスペースでボールを受けたアラーノが相手を自分にひきつけてから大外の黒川に展開したことで、黒川もダワンもスピードをあげず余裕をもってプレーできたのも巧みです👏
【2点目・食野】
【深さ】後半開始直後、相手スローインを奪いダワンから頂点のジェバリへ楔のパス。
【幅】ジェバリからの落としのボールをもらった山本が右サイドの食野へパス。高尾が大外レーンをオーバラップしてジエゴを引き付けます。
食野がインサイドへドリブルをし、食野ゾーン(左45度)から左足を振り、スーパーゴール👏
![](https://assets.st-note.com/img/1689585055574-7cQMFDU5Ls.png?width=1200)
【3点目・アラーノ(PK)】
【幅】右SBの高尾が4−4ブロックを敷くレイソルDFラインのSHとSBの中間ポジションにオーガナイズ。CBの福岡からスピードのあるパスを受ける。
【深さ】ジェバリがオーガナイズされた位置で相手CBを押し込む。バイタルエリアのスペースを作りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1689588064565-J7Ylm0bbqf.png?width=1200)
この試合通して、レイソルの2トップはガンバCBに対して連動してプレスをかけてきませんでした、特にフロート選手はプレスする意思があるのか?!と思うくらいガンバCBを自由にさせてくれました。
3点目の起点はフリーでパスを出せた福岡からです。
福岡から高尾へのパススピードも巧みでした👏
純粋なWGがいないけど
アラーノや食野は純粋なWGではなく、ハーフレーンに進入すことで持ち味をだすタイプの選手です。今は怪我で離脱していますが、倉田秋も同タイプの選手です。
ポヤトス監督がシーズン当初求めていたのは、純粋なWGだったでしょう。その適性を杉山・福田に求めていたのかもしれません。
山見は練習や試合ではCFWで使われていて、ポヤトス監督が求めるWG像とは違うようです。
倉田やアラーノが大外レーンで幅を取り続けることはないですが、WG・IH・SBの選手が味方や相手の立ち位置を見て、大外レーンに立ち位置を取ることができるようになっています。
ポヤトス監督とトレーニングをして6ヶ月たち、どこにスペースがあるのかを見つける目が備わってきました。
上位対決に向けて
13位まで順位を上げて3週間の中断期間に入ります。(7・22にセルティックとのフレンドリーマッチがあります)
中断明けは川崎と横浜FMのアウェイ2連戦です。
どちらのチームも強烈なストロングを持ったチームです。
柏戦の失点もそうですが、パスを引っ掛けられたあとのショートカウンターは川崎・マリノスともに強烈です。
特に、CBのパスを奪われるとガンバの立ち位置としては両SBがCBより高い位置を取っているので、2CBとGKの3人しかいない状況に陥ってしまいます。
クォンギョンウォンと三浦のボールの置き方は、どこにパスを出すかバレバレなので中断期間に改善が必要でしょう。
また、フィニッシャーであるジェバリにいかにフリーでシュートを打たせるかを追求するのも、この中断期間に取り組んでほしいところです。
おわりに
次節川崎戦は黒川が累積警告で出場停止です。好調を支えている黒川・半田の両SBが不在になります。右SBは高尾がいますが、左SBの候補は江川・福岡・藤春の3人でしょうか。対峙するのは家長昭博です。
中断期間では休養とリフレッシュ、そして課題の改善に取り組んで上位対決を制してほしいです。
ガンバれ、ガンバ大阪!!
ではでは〜