見出し画像

自分で自分の本心を聴くPart1

カウンセリング養成講座のワークショップを受講したときのことです。
夢マップを作製するという課題がありました。ワークショップは2泊3日で行われ、事前に20個か30個くらい自分の好きなことや将来してみたいことを白い縦長のシールに箇条書きに書いていくことが宿題として出されていました。
 
夢マップとは自分の夢、例えば『こうなったらいいな~』と思うことや、表現したいことを叶えるマップのことです。
 
模造紙(1091mm×788mm)に自分がこうしたい、こうなりたいという大きな目標をまず掲げます。
宿題で箇条書きに書き出した自分の好きなこと、こうなったら幸せだなと思うことを好きにレイアウトしていくというものでした。絵なども描いていきます。
自分の思いつくままに。
 
ある人は、虹と地球の絵を描いて大きな目標として『自分を愛します』と書き、宿題でだされた箇条書きにしたシールを好きなように貼っていきます。またその箇条書きしたシールを生活・仕事とか分けていく人がいたり、本当に自分の思いつくまま好きなように夢マップを作製していきます。
 
私は人から『自由に』とか『好きなように』と言われてもどうしていいかわからず、ただただ時間が経過するばかりでした。
一緒に参加している人たちはちらほら完成し始めている人もでてきていました。
しかし私は一向に進みません。体が動かないのです。
本当につらくて作成に取りかかれないのです。苦しい。
『自由にしていいだよ』
『好きに描いていいだよ』
と言われても、
えっこれどうやればいいのか例がなければできない。
思いつかない。
私は心の中で『なんでこうやりなさい。』
と手順が決まってないの。と思い困惑するばかりです。
もう思いつかないから夢マップを作製するのを断念しょうかと思い始めました。
主催者の人にそう告げると
 
『自由意志だから、あなたがそう思うなら夢マップを作製するのを辞めてもいいですよ。ただし自己責任でね』

と言われました。自己責任????
どう言うこと。苦しいうえに意味が分からない。

今だったら自己責任の意味は分かります。
自分で辞めたということを選択し決めたということに責任を持ってねと言われたと。
別に攻められているわけでも、怒られているわけでもなく。
 
ただそのときの私は、みんなが夢マップを完成させているのに私だけが出来なかったというのがどうしてもいやだったのです。今思えばそれは自分の心からやらないと決めたのではなく、心の外に目が向いていて人と比べて自分だけできないのが嫌だったし恥ずかしかったのでしょう。
どうやって夢マップにとりかかったのか今となっては覚えていないのですが、同室だったメンバーに助けてもらってやっとできたことを覚えています。
 
では私はどうし全く夢マップが作成できなかったのでしょう。

つづく

いいなと思ったら応援しよう!