ブレイク スネル一等兵
ついにこの日が来た。
鷹月さんから話が来て、
米兵の接待なんて凄すぎる‼️
非公式とはいえ神奈川県知事から持ちかけられるなんて…
正直、人選と組み合わせには不満だ。
しかも一番階級が高い少尉の相手が
あろうことか昴ちゃんだ。
どう考えても、役不足だ。私か麗菜ちゃんだろう。レオナさんも賛同するかと思ったが
「このジェイコブデグロム一等兵を頼みたい…
うんその一件だけにしたい」
いそいそと電話をして、さっさと去っていった…
現役の米兵を虐め抜けるなんてあの人が
目を輝かせて1番階級の高い人間を指名すると
思ったのに拍子抜けだった。
「水穂、この少尉さんは昴をご指名なの…
逆に昴じゃないと来ないと」
ハァ❓金髪趣味❓クソッタレが
結局、軍曹2人は麗菜ちゃんで
私は一等兵と二等兵を相手する
花蓮ちゃんと同じ扱いだ。
まぁいい…来たら階級なんて関係ない
精一杯もてなす。最高の思い出にしてみせる🔥
やってきたスネル一等兵は、ヒョロッとした
長身の方だ。ただやはり肩幅と胸板はすごい。
顔が小さく、首が長いからなんか
蛇みたいだ。
「ハローアイムミズホ、ナイストゥ」
しかしスネル一等兵はハエを払うように挨拶を遮り、敵意の満ちた目を向けた
「悪いけど、何もしなくてもいい。
病気が嫌なんだよ。喋らないでくれ」
ハァ😱
「ふぅ…上官に命令されて仕方なく来たんだよ。まったく誰が娼婦となんか…汚らしい」
どうやらスネル一等兵はこういう所がお嫌いらしい…上の命令で仕方なく来たのか…
クソ、なんでよりによってこういう方が当たるんだよ!なにもアピールできないじゃないか。
「ヒアリングの際は、よかったと答えておくからそれでいいだろ」
そう言ったきり、スマホをいじり、
時間になったら帰って行った。
まぁ仕方ない次のバウアー二等兵には
たっぷり濃厚なサービスを披露しよう…
一旦待機室に戻ると、旧世代の化石ホスグルイさんがスマホをいじっていた。
無視して、カーディガンを羽織り、音楽を聞く…
この女も本来参加する予定だったが
外人なんて絶対ムリと散々ヘイトスピーチをかまして、断ったらしい。
まぁそれで私に2人まわってきたというのもあるが…
一応礼を言うべきか…
どうせ失礼な態度を取られるだけだ。
この人を鷹月統括が蛇蝎の如く嫌っている
話を知り、トロピに復帰してしばらくして
2人で食事をしたことがある…
「豊胸だからダメなんですか美月さんって…」
「それもある。巨蟹宮は幼児プレイやO星人の巣窟なわけだからそれが作り物というのは
お客様に対してどうかと思うの…ただそれ以上に…」
「なんですか❓」
「あの娘は心底お客様を下に見てる…
確かに不平不満は発生するし相性というものもある。でもあの娘は違う…すべてお客様をゴミのような存在だと考えて相手してる…
母性を求めてくる巨蟹宮に相応しくない」
ただの作業…そう話していたのを耳にしたことがある…
コイツはダメだ。トロピカルに相応しくない…
了