見出し画像

フルリモートのチームは『多様性』で進化する

SaaS事業部の副部長でセールス&マーケティングチームのマネージャーの下(しも)です。
前回は『フルリモートでセールスはできるか!?成長はできるか!?』というテーマでnoteを書いてみました。個人に寄った話だったので、今回はチーム目線で考えていることを書いていこうと思います。

SaaS事業部が始まった時のセールス&マーケティングチーム

SaaS事業部ではAI生産スケジューラ『最適ワークス』を展開しています。その事業部が始まった時は私の他にセールス1名、マーケ1名の体制でした。既存の事業部で1年以上はほぼ毎日オンラインでミーティングなどしてきたメンバーだったので、違和感なく走り出すことができました。

最初の頃の活動はというと、『プロダクトの影はあるけど形はない』という状態で見込み顧客を探しながら試行錯誤を繰り返す日々が続きました。それでも9ヶ月ほどでなんとかベータ版を複数社で契約するところまで行き、さぁ本格的に売っていくぞ!というタイミングで増員の検討を開始しました。事業部発足時のメンバーとはいわゆる『阿吽の呼吸』が成り立っていたと思いますが、これからジョインするメンバーにそれを求めるのは難しいと直感的に感じていました。

さて、どんなチームにしたら『最適ワークス』を世の中に広められるかな?と思案をしながら頭を悩ませていました。悩む中で個人のスキルセットなど採用の基準は簡単に決められたのですが、どんなチームにしていくのかは自分の中でもブレないようにしたいと思い、チームのテーマを設定しました。結論として『多様性』をテーマにしようと決めました。こう決めた理由を簡潔に書いていこうと思います。

なぜ『多様性』なのか?

少し話は遡りますが、私がスカイディスクに入社した時に感銘を受けたのは『いろいろな人がいる』と言うことです。少しバカっぽく聞こえるかもしれませんが笑。スキルセット、社歴、国籍、趣味、世代…など、実に多様な人たちがいました。そして共存していました。
私の前職はある程度の大企業だったので、組織風土が完成されていて統率力がある組織でした。一方で、その裏返しとして人材は偏っていて変化を嫌うところがあったかもしれません。

しかし、スカイディスクにはそんな偏りはありませんでした。当時から皆がさまざまなバックグラウンドを持ちながら互いにリスペクトを持って接していたように思います。直近入社したメンバーからも同じような感想を持っているのをよく聞きますし、良い文化だと思っています。

そんなスカイディスクですが、順風満帆に歩んできた会社とは言いがたいです。窮地に陥ったと呼ばれる状況もありました。そんな状況からでもこうやって立ち直れているのは実は『偏りがなく、多様性に富んでいるお陰で変化に強い組織』なんじゃないかな、と自分なりに振り返った時に感じたことがありました。
おそらく『最適ワークス』にもいろんな困難が待ち受けているし、それを大きく乗り越えていこうと思った時に、『チームは偏りなく多様性を大事にしたい』と思ったのが、きっかけでした。

多様性があるとチームはどうなる!?

① 進化できる

まず、チームが進化できる、というのが利点です。『多様性がある』を少し乱暴に言うと、得意・不得意がはっきりした人が多いと言えると思います。例えばRPGの能力パラメータで言うと五角形がアンバランスな状態です。個人ではアンバランスなのですが、メンバーそれぞれの長所ばかりを集めると高い能力でバランスしたチームができるかもしれません

もちろん普通に仕事をしているだけではこのようなチームは実現できないので、メンバーの長所を業務に落とし込んで『業務フロー』を作成し、それを型として徹底的に全員で真似をする、というやり方をやっています。まだ完全に実現できている訳ではないですが、この方法はかなり効果があると思います。特にフルリモートの組織だと、対面でのコミュニケーションのように細かなニュアンスを伝えることができないので、『見て覚えろ』は難しいです。そういった意味でもそもそも業務フローを型化するのは非常に有効な手段だと思っています。

また得意な人がいれば、不得意としている人もチームには存在します。不得意な人はただ型を真似て成長するだけで終わるのか?と言うとそうではありません。
不得意な人はその業務においてなんらかつまずくことがあります。そのつまずきこそが業務フロー改善のヒントになります。ある業務が得意な人ばかりでチームを構成していたら、その人たちに業務の失敗はありませんが、簡単にできてしまうので、その業務の本質は何か?が見抜けなかったり、言語化できなかったりします。そうすると、誰でも契約が取れる(!?)ような理想とする業務フローを構築することは難しいです。

売上が拡大すれば業務が増えます。その分だけ業務フローも拡充しなければなりませんし、不足も見えてきます。しかし、不足を補うようなメンバーを迎えることができれば、またチームとしてできることが増えていきます。
こうしてフルリモートの環境でも多様性に富んだチームは進化していくことができると思っています。

②変化に強い

①でも記載したようにメンバーそれぞれの長所を集めて高い能力でバランスしたチームだと大きな変化が起きた時にも対応できる幅が広いです。我々のチームはフルリモートの組織ですが、仮に明日から『リモート禁止!全員顧客訪問必須!』となっても、訪問営業が実は得意なメンバーもいますので、そのメンバーに倣ってうまく対応ができるんじゃないかと思っています(現実的にリモート禁止になったら働く効率悪くてめちゃくちゃ嫌ですが)。

また多様性とは単純にそれぞれに特徴がある、というだけでなく、共生できる、ということも重要なキーワードかと思っています。自分の得意ばかりを押し付けるのではなく、他人の良いところを受け入れて吸収できるのも大事です。当社のバリュー『リスペクトを持とう』にも表現されていますし、それが変化する状況の中でも確実に物事を進めていく秘訣だったりするのかなと個人的に思います。

まだまだ『最適ワークス』というプロダクトは進化しますし、ユーザーも増えます。その度に困難に直面していくこともあると思いますが、進化するチームなら乗り越えられると思います。

スカイディスクは、積極採用中。

さて、少し冗長になりましたが、本題は多様性に富んだメンバー募集!です。自分の得意は人に教えて、言語化することで更に伸びますし、不得意なところも型化されていて、実は簡単に克服できるかもしれません。少しでも興味を持っていただければご連絡ください。


いいなと思ったら応援しよう!