ダライアス達の失敗4
(6)二度目のダライアス3
ダイノレックス終了も見えてかけてきた頃、上長から
大型通信ガンゲームと新型SSBの二種を考えろと言われる…。
テーブルゲーム開発は熊谷に持っていきたいと言う。
辞職が決まってた自分であったから怖い物なしに反論した。
「私はずっと新人研修をやってきた。熊谷分室が大型筐体を
担当するとの事で綱島から人員を送り出していった。
今の中央研究所は新人だらけで、とても対応できない。
本気でやりたいのなら、寮に入ってる独身開発員を熊谷と綱島で
入れ替えるべきだ。それができないなら、できない」
ガンフロンティアを継ぐメタルブラックが効率が良かったように。
ガンゲームの経験者が新ガンゲームを作るのが効率的だ。
(地の利的に機種開発場所を交換するのは妥当とは思った)
断わった私の頭越しに預かる班員達に、いつの間にか
それら二種の企画をする事が命令され、結局、面倒を見る。
少し早く退社出来る時に渋谷、新宿、池袋のコーナーに
立ち寄る…考えるまでもなく、自社が特許を取らなかった
ガンゲームは他社商品が所狭しと稼働していて、
頑丈すぎる作りのSSBはビンビンの現役だった。
…ガンゲームは二年は無理だ…SSBならソフト入替か?
~これらの筐体を押しのけ、設置するなら新二画面筐体のダライアス
の方が分があるように見えた。
キャラクターデーターとしては、まだダラⅡの物の流用が効く。
班員二人の作業は続けさせながら、私は新ダライアスの仕様を
書き始める。
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