インドネシア語 数字の数え方(数詞)
1桁の数字
1から9までの数字は
1 satu 2 dua 3 tiga 4 empat 5 lima
6 enam 7 tujuh 8 delapan 9 sembilan
となります。
4 empan のe は、ウとエの間の音ですが、ウに近く、実際にウンパットと発音していることも多いです。
それに対して6 enam のe は、アとウの間の音ですが、アに寄っていて、アナムと聞こえることもしばしばです。
8のdelapan (ドゥラパン)のde (ドゥ)の音が抜けてラパンに聞こえることもよくあります。
0(ゼロ)について
0はnol といいます。
ただし、電話番号や住所、部屋番号、クレジットカードなどの番号のように、桁をとわれない数字の羅列のときはkosong ということもあります(たとえば何かのカード番号が20240327だったとき、ほとんどの人は、これを二千二十四万三百二十七とはいわずに、ニ、〇、ニ、四、〇、三、ニ、七と表現するはずです。ここではそういう数字のことを指しています)。
たとえば、0120 の場合は
nol satu dua nol と言うこともkosong satu dua kosong ということもあります。
kosong というのは、空白、空欄、空きを意味する単語です。
お店の駐車場で空いている場所を探すことをcari tempat kosong 直訳すると「空いてる場所をさがす」と言ったりもします。
10から19まで
10 はsepuluh といいます。
11 から19 までは一の位の数字のうしろにbelas をつけていいますが、11 だけはsatu belas と言わずにsebelas といいます。
11 sebelas 12 dua belas 13 tiga belas
14 empat belas 15 lima belas 16 enam belas
17 tujuh belas 18 delapan belas 19 sembilan belas
20、30など一の位が0の数字
20、30、40などは十の位の数字のあとにpuluh をつけますが、10 だけはsatu puluh とならずに、上述のとおりsepuluh となります。
このse は1をあらわしています。
10 sepuluh 20 dua puluh 30 tiga puluh
40 empat puluh 50 lima puluh 60 enam puluh
70 tujuh puluh 80 delapan puluh 90 sembilan puluh
21から25を例にして、一の位が0以外の数字
日本語とおなじく、十の位の数字のあとに十をあらわすpuluh をつけ、その次に一の位の数字をいいます。このとき1はse ではなくsatu を使います。
21 dua puluh satu 22 dua puluh dua 23 dua puluh tiga
24 dua puluh empat 25 dua puluh lima
100、1000など
100(百)をあらわす単語はratus 、1000(千)をあらわす単語はribu といいます。
100 や200、300は基本的には百の位の数字のあとにratus をつけていいます。
1000や2000、3000は千の位の数字のあとにribu をつけて表現します。
ただし、100 と1000 はsatu ではなくse を使って、100 seratus 、1000 seribu となります。
100 をsatu ratus ということはありませんが、後述する万の位に数字がある場合(21,000 や31,000 など)には1000 をsatu ribu と表現します。
100 seratus 200 dua ratus 300 tiga ratus
400 empat ratus 500 lima ratus
1000 seribu 2000 dua ribu 3000 tiga ribu
4000 empat ribu 5000 lima ribu
万の桁の表し方
インドネシア語には万をあらわす単語はありません。英語などと同じように1万は10 千と表現します(英語の1万はten thousandで、千が10個あるという表現でしたね)。
なので、インドネシア語の1万は、sepuluh ribu となります。
10万は100 個の千と考えてseratus ribu となります。
1万 sepuluh ribu 1万1千(11,000) sebelas ribu
1万2千(12,000) dua belas ribu
2万 dua puluh ribu 2万1千(21,000) dua puluh satu ribu
このときdua puluh seribu とはなりません。
2万2千(22,000) dua puluh dua ribu
10万 seratus ribu 11万 seratus sepuluh ribu 12万 seratus dua puluh ribu
20万 dua ratus ribu 21万 dua ratus sepuluh ribu
22万 dua ratus dua puluh ribu
100万
100万はjuta をつかって表します。
100万 satu juta またはsejuta 200万 dua juta 300 tiga juta
分数
分数は
分子の数字 per 分母の数字 となります。
三分の二(2 / 3)は分子の数字が2、分母の数字が3ですから、
dua per tiga となります。
分子の数字が1のときはsatu ではなくse を用います。
四分の一(1 / 4)は分子の数字が1、分母の数字が4ですから、
seperempat となります。
もしも、satu per empat というと四分の一というよりも、数学の計算としての1÷4という感じを受けます。
また、計算としての割り算をいうときはbagi 「分割する、分ける」という単語をつかいます。
二分の一(1 / 2)は seperdua ですが、数値としての二分の一ではなく、割合としての二分の一をあらわすときは半分を意味するseparuh やsetengah を使います。
三分の一 sepertiga 四分の一 seperempat
三分の二(2 / 3)dua per tiga 四分の三(3 / 4)tiga per empat
小数
小数は、日本語の「点」にあたるところをkoma と読むだけです。
3,4 tiga koma empat 1,2 satu koma dua
0,5 nol koma lima (kosong koma lima とはいいません)
小数の読み方は難しくないのですが、上の例の数字の書き方に違和感を持たれたのではないでしょうか。
小数点を意味する単語がkoma であることから、想像できるかもしれませんが、このkoma は日本でいうコンマ(,)のことなのです。
実はインドネシア語と日本語では数字の表記において点(.)とコンマ(,)が逆になっています。
たとえば千二百三十四点五(読みにくくてすみません)を数字で書くとき
日本では 1,234.5 となりますが、
インドネシアでは 1.234,5 となります。
日本の千の位取りのコンマが、インドネシアだと点に、日本の小数点がインドネシアだとコンマになっています。
(日本式)1,234.5
(インドネシア式)1.234,5 seribu dua ratus tiga puluh empat koma lima
(日本式)2,345.6
(インドネシア式)2.345,6 dua ribu tiga ratus empat puluh lima koma enam