アビリンピック新潟へ参加してきました
こんにちわ。
ネタが出来たので初めてnoteを書いてみました。
このたび、アビリンピック新潟へ参加してきました。
アビリンピックというのは、障害者が参加して普段の業務で使う技能などを競うような大会となっています。(競技内容はホームページをご覧ください)
お菓子メーカーの協賛が多いので参加賞と同伴者が沢山のお菓子を貰えるのも良いポイントです。最近話題の『スーパーソフトササダンゴ風味のおせんべい』が入っていたのは、かなり嬉しいです。このおかげで、だいぶ気分が上がりました(終わってからおいしく頂きました)
視覚障害者限定の競技も用意されており、私は視覚障害者ですのでそちらへ参加しようかと思いましたが、面白そうという理由で今回は「表計算」へ参加する事にしました。
表計算の場合、大会側で用意されるパソコンは初期状態で視覚障碍者向けの支援ツールが入っていないため、視覚障害の症状によっては表計算への参加は難しいかもしれません。私の症状は視野狭窄と夜盲ですが、メガネを使えば視力は問題ないので、マウスカーソルのサイズと速度の変更、ダークモードの設定を行って頂きました。
(視覚障碍者向けの競技は普段から使っているパソコンの持ち込みが可能なようです)
参加を申し込むと練習用に去年の問題が送られてくるのですが、データ分析やデータ加工の内容となっています。
さっそくやってみましたが、制限時間の1時間15分では半分位しか終わりません。
私が、仕事ではデータ分析のような事を行うのが少なく操作に慣れていなかったというのもありますが、操作をマウスに頼り過ぎるという欠点もあります。
仕事中は時間制限はないので、マウスカーソルを見失ってもカーソルを画面左上に動かして見つけて、改めて操作すれば済みますが、カーソルを見つけるまで結構な時間を取られてしまいます。
対策として時間を稼ぐためにショートカットキーをチマチマ地道に覚えていきました。たとえば、Ctrl+Alt+Vは特殊な貼付け、Alt,H,M,Mはセルの結合・・・等等。同じ過去問題を繰り返すと慣れてしまうのですが、わざとショートカットキー操作を使うような縛り条件でやってみるのも結構面白かったです。普段の仕事でも覚えたショートカットキーは使うようになったので、結果として良かったような気がします。
今年の表計算の参加者は3名でした。
当然といえば当然ですが、始まってからはものすごく静かでキーの入力音と時々エラーの「ポロン、ポロン」という音が聞こえるくらいです。
高校の頃の計算競技部の大会を思い出しました(実は強豪校に居ました)。
印象に残っている問題は、セルに名前を付ける問題で、指定された名前が既に存在して困惑したのですが、これは引っかけ問題だと気づいて、元から存在する定義を削除して問題の指示のセルで定義しなおしました。普段の業務なら式が壊れる可能性もあるので指示をしてきた人に確認するかもしれません。
シート同士のデータをデータベースのように結びつけて集計する問題は、仕事柄、結構慣れているので楽しくやらせて頂きました。
結果ですが・・・・初参加で意外にも金賞という結果になりました。
各種目で優勝すると翌年の全国大会へ出場する事が出来そうです。
普段から事務作業でExcelを多用されているかたは操作が正確で速いかたが沢山いらっしゃるかと思いますので、新潟の大会のように良い結果にはならないかもしれませんが、何とか都合を付けて参加したいと思います。
私はつい最近になって視覚障碍者の集まりでアビリンピックを知りました。もしかしたら私のように存在を知っていたら参加したいという方たちも沢山いらっしゃるかもしれません。
障害があっても技術を持っていることをアピールできる良い機会だと思います。
知名度が今まで以上にアップして参加者が増えてほしいと願っています。
長々とご覧いただき、ありがとうございました。