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小3で将棋用語に出会っていた

『見る将』になって7年目になった。
棋力は全く上がらないけれど将棋用語は理解出来るようになり、「局面」や「成金」や「詰めが甘い」など、将棋から離れた生活の中でもそれらが使われていることも分かってきた。

思い返せば私は小学校3年生で将棋用語に出会っていた。
仲良しグループのAちゃんから
「◯◯(私のあだ名)って、高飛車だよね!」
と言われたのだ。
タカビシャなんていう単語は全く知らなかったけれど、言われた状況からあまり良い意味ではないだろうなと察したことと、発音から「高」「美」「者」となんとなく綺麗な印象も持ったけれど小3の私は辞書をひくこともなく、それきりさっぱり忘れていた。

時が流れて見る将になり、飛車が五段目に居る棋譜中継で「高飛車」という文字を見て、圧巻の横効きを見て、反射的に当時を思い出した。
「これかぁ!」と。

どうせならもっと良い意味の将棋用語を言ってもらって、それを覚えていたかった。
もしそうだったらnoteを始めたと同時に意気揚々と書いていただろう。...やっぱり言われなくてよかった。

その後、思春期に略語(?)の「タカビー」という言葉が流行ったけれど、やっぱり小3にしてきちんと「高飛車」という単語を使いこなしていたAちゃんはすごいなと改めて思う。

もしAちゃんに再会したら、当時のことを覚えているかドキドキしながら訊ねてみたい。


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