中学受験 「底力をつける地理」 統計問題 中部地方のII
前回に引き続き中部地方です。
今回は農業関係の統計を二つ出します。
まず、農業産出額で見ます。
中部地方で一番の農業県は3000億円を超えているB県です。これなども地図帳の統計表にナンバリングする作業をしておけば解ける問題です。横に見ていくと野菜も多く、畜産も多く、花きも多い。ここでの野菜はキャベツ(群馬県と一位二位を争っています)、花きは電照菊です。ということでBは愛知県です。愛知県は東部では農業、西部では工業とバランスが取れている県です。
次は米を見ます。Cの県が圧倒的です。中部地方で米が多いとくれば新潟県です。
野菜だけではわかりません。果実で見ます。日本の主な果実はミカン、リンゴ、ブドウ、桃です。中部地方で果実が多いのは、山梨県、長野県、静岡県です。E県、D県、A県がそれに当てはまります。この中で野菜が多いのは、野辺山原高原の高原野菜がある長野県が可能性が高くなります。また、長野県は山がちの県ですが、稲作ができる盆地がいくもあり米の産出額は多くなっています。Eが長野県です。DとAを比較すると、Dは全体的に金額が少なく果実のみが多い。よって山梨県。Aは静岡県になります。
下の統計は、県別で農産物は具体的です。Aは米の産出額が断トツで多いので新潟県。ブドウと桃が多いのでBは山梨県。Cは長野県の特色がしっかり出ています。Dもミカンと茶で静岡県。Eはきく(菊)とキャベツで愛知県です。
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