漢字学習 音読みの漢字を学び直そう 第5回 「益・易・演」
今回は、音読みが「エ」で始まる「益・易・演」の三つです。
「益」は比較的意味の見当がつきやすと思われます。「利益」で「もうけ」がでるのかなとか、「とく」するのかななどと。
「易」は、「貿易」が小学生には一番なじみが深い熟語です。訓読みの「易しい」は「難しい」の反対語で、熟語の「難易」「容易・平易・簡易」などと使われます。
「演」は、「演奏」や「上演」「演技」などの熟語で出題されます。使い方から芝居や踊りなど技芸に関するものかなと連想が可能です。
益
音読みは「エキ」
古い文字から考えると、「水」と「皿」から成っていて、皿の上に水が溢れている形。「溢」のもとの字で、あふれることから、「ます、増加する」の意味となる。また「もうけ。ゆたか」の意味ともなります。
例の熟語:利益(もうけたもの。ためになるもの)。権益(権利と利益)
損益(損失と利益)
易
音読み「エキ、イ」です。訓読みは「やさシイ」
「イ」の音読みのときは、「やさシイ」の意味。
例の熟語:容易。安易。平易。
「エキ」の音読みの時は、「かわる」の意味。
例の熟語:改易。不易流行。万古不易
演
音読みは「エン」
意味は「のばす、おこなう、おしひろめる、実地にやってみる」
演技(芝居/曲芸/舞踏などを人前でやってみせる)
講演(ある題目について述べること)
演説(公衆の前で意見や主張をのべること)
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