中学受験　SAPIX 「漢字の要」　同音異義語解説100頁

同音異義語は、入試に出されると正答率がかなり下がる問題です。
普段、「①熟語の組み立て、②音読み漢字の訓読み」などを訓練しておくことで習得がしやすくなります。漢字の形で覚えることばかりやっていると、記憶だのみであまり進歩はありません。

漢字については、白川静の「常用字解」（初版）と大修館の「漢語林」（第五刷）、岩波「漢語辞典」（第一刷）を参考にしています。

シジ

「指示」「指し示す」
「支持」「支え持つ」
「師事」先生としてつかえること。
「私事」「わたくし事」のこと。

シュウチ

「周知」「周」は、「あまねく＝ひろく」の意味。周知は「広く知られていること」周知の事実
「衆知」「衆」は、「多くの人」の意味。衆知は「多数の人たちの知恵」衆知を集める

ゼッタイ

「絶対」「他と比較を超えていること」「必ず、決して」
「絶」には「はなはだ、このうえない、まったく」の意味があります。絶景（この上なく素晴らしい景色）絶品。絶妙。絶好の機会。
「絶体」「絶体絶命」で使い、「追い詰められて逃れられない状態」

トクイ

「得意」歌が得意＝上手なこと。お得意先に届ける＝ひいきにしてくれる人。
「特異」特にほかと異なっていること

カイホウ

「解放」「解き放つ」こと。犬の首輪を解き放つ
「開放」「開け放つ」こと。窓を開け放つ。
「快方」不調だった体がよくなること。
「快報」朗報と同じで、「良い知らせ」
「会報」何かの会の活動などを知らせる印刷物。