【ステーブルコインVSジュニアNISA】子どものお年玉をステーキングで運用する!?(税金も考える)
はじめに
こんにちは、かなおです☆
皆さん、子供のお年玉ってどうしてますか?
かなおには、5歳の娘と3歳の娘がいます。
これまで私は、子供の毎年のお年玉は、それぞれの子供名義で作った預金通帳の定期預金に入れて、大きくなるまで親が預かっておく、というスタイルでした。私自身も、親からそうやってお年玉を受け継いできましたし、それが当たり前だと思っていました。
ただ、それってどうなのかな?という思いを感じまして、この記事を書くことにしました。
かなおは、子供の教育にはとても力を入れています。将来自分の子供には、夫の収入に頼らなくても、しっかりと自立できる人になってほしいと願っており、今は、公文とプールの習い事をさせています。
自立できる人に成長するためには、学校の勉強だけでなく、社会的に有利に生きていく為の知恵をつけなければなりません。その1つとして、金融に関する知識も、重要な教育の1つだと思っています。
特に身に着けてほしい金融知識で重要なのが、
・自分の貯金箱に入れるだけではお金は増えないということを、理解してもらうこと
・複利の効果を、肌で理解してもらうこと
・リスクとリターンの関係を理解すること
と思っており、これは学校で教えてもらう類のものではありません。複利効果は時間を味方につけることが非常に重要であるにも関わらず、私は残念ながら、社会人になって自分で稼ぐようになって、初めてその重要性に気づくことが出来ました。20年強の時間を無駄にしてしまったのです。
ジュニアNISAの概要
では、定期預金以外でお年玉を運用する、となった場合、選択肢として他に何があるのでしょうか?
1つ思い浮かぶのは、ジュニアNISAの非課税枠を活用した、投資信託等での運用です。
ただし、ジュニアNISAは、2023年度末での廃止が決定しています。期待した以上に、利用者に普及しなかったことが要因だそうです。
ジュニアNISAは2024年以降は新規購入が出来ないため、2022年から開始した場合、非課税投資枠は最大160万円となります。非課税投資枠とは、購入した株式・投資信託等が値上がりした後に売却した場合や、配当金等を受けとった場合、通常であれば売却益や配当金に20.315%の税金が課税されますが、それが非課税になる投資枠という意味です。
なお、ジュニアNISAの廃止に伴い、これまで18歳になるまで原則として資金の払出しが出来なかったものが、2024年以降は、保有している株式・投資信託等および金銭の全額について、年齢にかかわらず非課税での払出が可能となりました。
ただ、投資枠が80万円あると言っても、そもそも私の家庭は普通の庶民ですので、5歳と2歳の娘のお年玉は、親戚中から集めても年間1万円程度ですので、2023年度末で終了するジュニアNISAは使い勝手が悪そうです。
毎年のお年玉を、節税しながらステーブルコインで運用するには?
ジュニアNISAがダメなら、じゃあ少しでも金利の良いネット銀行の口座を開設して、年間0.2%とか0.3%の定期預金で運用するか?というと、残念ながらそんな金額では、子供は身をもって複利効果を体感することはできません。子供にお年玉をどうするかの選択権を与えた場合、そんな金利なら、貯めずに今欲しいゲームを買います、となってしまい、あまり教育にはなりません。
では、4歳の子供が18歳になるまで、お年玉を毎年1万円ずつ、例えばステーブルコインを年率30%で、計14年間運用できたらどうなるでしょうか?資産運用シミュレーションの結果は以下の通りです。
上記の通り、毎年積み立てるお年玉は1万円でも、資産は雪だるま式に増えていき、18歳になるころには複利効果で200万円以上になっています。
お年玉(暗号資産)への課税を避けるには、暗号資産に投資していない親戚(年金で暮らすおじいちゃんおばあちゃん等)の手を借りる
ここで気になるのは、ステーキングで獲得した報酬に対する税金の取り扱いです。
子供は無職なので、毎年48万円の利益までは、所得税の基礎控除枠が48万円あるので課税されませんが、残念ながら18歳未満は、中央集権型取引所の口座開設は認められていませんので、暗号資産で運用する場合には大人の手を借りる必要があります。
じゃあ、子供の親である、かなお夫婦が代わりに運用すればよいじゃん。と思うかもしれませんが、既に私たちは暗号資産取引で利益を出しているため、子供のお年玉から得た利益についても一緒に課税されてしまい、利回りが減ってしまいます。
そこで、かなお達は以下の方法を取ることにしました。
子供のお年玉を節税しながら暗号資産で運用する方法
①60代前半のかなおの親(現在は給与収入&投資信託での収益のみ。引退後は給与収入から年金収入へ移行)に、日本円で暗号資産を購入するため、日本の暗号資産取引所に口座開設してもらう。
➁暗号資産のステーキングでの運用のため、Whitebitにも口座開設してもらう
➂親戚から集めたお年玉を親に渡して、①で開設した取引所の口座に、親名義で振り込む
④暗号資産の資産購入、Whitebitへの送金、ステーキング等の煩雑な作業は、かなお夫婦が代行する
⑤ステーキングは、価格変動リスクの低いステーブルコインで行う
⑥年間110万円までの譲渡にかかる贈与税は非課税のため、子供に資金需要がある場合は、その範囲で行うよう子供に指示する
【補足】
まず①ですが、暗号資産で得た収入は雑所得に分類され、年間20万円以上の雑所得が発生する場合は、確定申告を行う必要が出てきてしまいます。そのため、ステーキングへの課税や確定申告の手間を回避するためには、雑所得が20万円以上発生しない親の協力が必要です。
この点私の親は、60歳前後でまだサラリーマンを続けているため、所得は給与収入と投資信託での運用収益のみですので、雑所得はありません。
また、私の親はサラリーマン引退後は、公的年金や会社からの年金収入が中心となります。公的年金等からの年金収入は雑所得に分類されますが、年金暮らしに移行した場合でも、その年において公的年金等に係る雑所得を有する居住者で、その年中の公的年金等の収入金額が400万円以下であり、かつ、その年分の公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下である場合には、確定申告の必要はありません。
No.1600 公的年金等の課税関係|国税庁 (nta.go.jp)
つまり、毎年の暗号資産のステーキング報酬が20万円以上にならない限り、暗号資産取引を起因として発生する煩雑な作業は必要ありません。(上記積立例で言えば、積立から9年目までは利息は20万円未満となる)
孫の将来のためということであれば、基本的には祖父母も協力してくれるとは思いますが、最初の暗号資産取引所の口座開設とそのKYCだけ、親と一緒に祖父母にやってもらって、そのあとの暗号資産を買ったり、ステーキングをしたり等の煩雑な作業は、出来るだけ親が巻き取ることが協力成立のためには重要と思います。
ステーブルコインを年率30%で運用するには?
さっきの積み立て例、ステーブルコインで年率30%の運用を継続するのは無理でしょ(笑)S&P500だって、過去10年間の年間平均利回りが8%前後、日経平均については年1.5%前後なんだから。
Whitebitというヨーロッパの取引所なら、USDTで年利30%、USDCで年利28%のステーキングを提供しているわ。暗号資産がこの先上がろうが下がろうが、そこにボラティリティがある限り、高い手数料を払ってでも短期間で儲けたい、あるいは損失カバーのためにヘッジ取引を行いたい、という投資家はいつまでも存在するわけ。実際、FTXとかBinanceとかのあ取引所はかなり儲かっていて、盛んにM&Aをやったり広告を打ち出しているわ。その収益に支えられる形で、このような高年利のステーキング報酬を提供しているのよ。
ステーブルコインで年率30%のステーキングを提供しているWhitebitは、ヨーロッパの中央集権型の取引所で、1日の取引ボリュームは$700M、CoinmarketCapの順位は314位中32位となっています。(21年12月29日時点では39位でしたが、順位を上げたようです)
※Whitebitへの新規登録は以下のリンク(紹介コード付き)から登録可能です。
https://whitebit.com/referral/a9d86e21-b501-45a6-8d61-3b332e008cf3
Whitebitはセキュリティーも、結構しっかりしているので、私はおススメします。
暗号資産の96%をコールドウォレットで保管しており、常時4%のみをホットウォレットで保管している。
2段階認証システムを使用し、アンチフィッシングシステムを使用している。
ユーザーの資産を保全するため保険ファンドを設立し、30百万米ドルに相当するカバレッジプランをかけている。
ユーザー資産の保全は、main priorityと位置付けている。
ちなみにどの取引所が、最も高利回りのステーキング報酬を提供しているかについては、以下の記事でまとめていますので、興味のある方はお読みください。
終わりに
冒頭で、子供の金融教育について述べました。
やっぱり1番は、子供に若いうちから以下を学んでもらって、お金を貯めること、投資の大切さを学んでもらい、夫に頼らずとも自立した人生を歩める人になってほしいと思います。
・自分の貯金箱に入れるだけではお金は増えないということを、理解してもらうこと
・複利の効果を、肌で理解してもらうこと
・リスクとリターンの関係を理解すること
元本に万一のことがあっても、所詮はお年玉程度なので、なんとか親がカバーできる範囲かと思います。子供には、お年玉のうちのいくらを消費に使って、いくらを投資に回すか、自分で選択させつつ運用効果を実感してもらのが、学びのためには大事なことと思います。
それでは、今日はこの辺で☆