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自然からのメッセージ
今日は月に一度の歯のメンテナンスの日。去年最後の親知らずを抜き、その後も虫歯はなく良好だ。何も問題ないが、行ってクリーニングしてもらうのが習慣になっている。正直なところここ数年、健康保険料の恩恵はこの歯のメンテナンスくらいでしか受けていないと思う。
診察室へ入る前に、アルコール消毒やうがい薬でのうがいをするよう指示を受けた。担当の先生からは、いつもの超音波の機械だと埃が舞って感染リスクがあるので、クリーニングは手作業でします、と説明を受けた。支払いを済ませ、次の予約は来月ではなく、再来月に…と案内された。そうかー、私のような患者はいわゆる「不要不急」なのだと悟った。今まさに虫歯治療をしている人など、本当に困っている患者さんに予約を譲らなくてはならないのだ。患者さんが待合室に集まりすぎないよう、予約時間の調整もしなくてはならないだろう。ここにも影響が出ているのだと感じながら、帰途についた。
今日は澄み切った青空が広がる良いお天気。日差しも暖かく、絶好の散歩日和だった。緑の映え始めた木々に陽の光が眩しい。新緑の季節が本格的にやってくるのを感じた。世界は変わらず美しい。自然は私たちのことなど一切お構いなし、同情も哀れみもしてはくれない。でもその瞬間最高に美しい空と緑の対比は、私たちを迷いや悩みのない世界へ連れて行ってくれる、最高の存在だと改めて思う。
自然の営みに私たちなぞ、敵いっこないのだ。自然に不要不急はない。全てが必要で、適切なタイミングなのだから。