希望の光を見出す力
昨夜、オンラインで初めての気学講座を開催した。少人数でじっくり、気学のきの字からお伝えする時間。私にとっては、初めてのオンライン講師経験にもなった。
講座の後半、参加者の皆さんにご自身の九星を確認していただいたところ、偶然にも、なんと参加者全員が三碧木星であった。初対面どうし、私と出会ったタイミングもバラバラだったというのに、そして「九星」というだけあって、九種類の星があるというのに、まさかの展開である。面白いこともあるものだ!というわけで、講座の後半は少し、三碧木星の性質についてお話させていただいた。
三碧木星のことを学んできたなかで、私の一番好きな言葉が「生旭日(しょうきょくじつ)」だ。三碧木星は方位では東、つまり毎日太陽が昇る方角、闇から光が差す世界を担当している。口語的にいうなら「止まない雨はない」「明けない夜はない」といったところだろうか。どんなに辛いこと、大変な状況があったとしても、その状況は必ず良くなっていく。絶望のなかから希望を見出す。それが三碧木星の一つの特性である。根拠があろうとなかろうと、うまくいくと信じていれば、その思いは同じような苦境にある人にも希望を与えることができる。三碧木星の力は、自分のみならず、周りの人たちにも光を見せてくれるものでもあるのだ。
この話を聞いた時「私もそんな人間でありたい」と思った。それと同時に、こんな在り方をまとって世にうまれた三碧木星の人たちが、何だかとてもうらやましく感じた。もちろん私の中に、この在り方が「ない」わけではない。しかし、生まれ星かどうかの違いはどうしても出てくるものである。以来、三碧木星の人を鑑定するときには、必ずこの話をすることにしている。
今年に入り、世界の状況は一変した。様々な変化の中で辛い状況に置かれている人、予定していたこと、やりたかったことがとん挫してしまった人、この先どうすればいいのかと肩を落としている人も増えているだろう。出口の見えない状況が続いているけれど、そんな時こそこの「生旭日」という言葉を心にとめてもらえたらと願っている。気学は5000年前からあると言われる変わらぬ学びだが、それはすなわち、大昔の人たちも、大きな困難に立ち向かう時には、根拠なく「うまくいく」と信じ、何とか心を奮い立たせ、そこから光を見出したということではないだろうか。今も昔も、人が生きていくのに希望の光は必要不可欠であり、この光は自分の心の働きでともし続けられる、ということだと思うのである。
記念すべき私の初めての気学講座に、三碧木星の人ばかりが集まってくれたということは、とにかくやってみろ、希望のうちに進めという、天からの強いメッセージだったのかも知れない。天も粋な計らいをしてくださるものだ。きっとこのメッセージは、私のみならず昨夜の受講生の皆さんにも当てはまるものだと思う。次の講座もとても楽しみである。
来月から気学講座、本格的にスタートします。受講生募集中→ https://rain-sound.jimdosite.com/
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