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気学で人間関係の悩みから救われた話

気学を学んでいたのと同時期に、とある教室のインストラクターとして働いていたことがある。アルバイトではあったが、一緒に働く同僚たちも、生徒さんの年齢層も幅広く、新しい挑戦をたくさんさせてもらった。大変だった分非常に多くの気付きを得られた仕事だったし、お世話になった一部の方とは未だに交流が続いている。

同僚の中に、苦手な人がいた。実年齢もその仕事でも私より先輩。スキルも高く、生徒さんへの対応も適切で、事務周りのことも「デキる」人だったのだが、一たび仕事が出来ないとその人に判断されると、たとえ教室の管理職であったとしても、手厳しい物言いをされた。厳しいことを言われるのはまだましで、働き始めの私に至っては、誰かに間に入ってもらえないと直接普通の会話もままならない。毎月行われるミーティングでその人から飛び出す意見も、的を得てはいるが耳が痛いものばかりだった。その人と二人きりでシフトに入ると分かっていた日は、職場に行くのが何となく憂鬱だった。

気学の「九星」を知るには、基本的にその人の生年月日が必要である。他の同僚たちと話した時、たまたまその人の生年月日を聞くことになった。そこから星を調べて納得。私とは全く異なる性質の星だったし、九星の中で最も「人にも自分にも厳しい星」の要素を持っていたのである。それが分かっただけで、それまでその人に持っていた「苦手意識」が自分の中で変わっていくことを感じた。そもそも自分と合わない要素の人なわけだから、いきなり親しく話せるようになったわけではない。しかし私を含めた同僚たちへの厳しさも、生徒さんへの的確な対応も、全てその人が持つ、その星特有の仕事に対する「プロ意識」がさせていることなのだ、と感じられるようになった時「あぁ、この人のあの言動はこの人らしく生きている証拠なのだ」と認められるようになったのである。

気学には「吉凶」はあっても、「正誤」はないと思っている。性格の合う・合わないの話を以前書いたことがあるが、そもそも私は人間関係に悩みやすい性格だ。

過去投稿はこちら→ 「相性って何だろう」

思い詰めるまではいかなくとも、相手を傷つけたくなくて、言いたいことが言えないままモヤモヤとすることはある。今でもそういうところは変わっていないと思うが、気学を学んで実践したことにより、「人と合わない」ことで悩む機会は劇的に少なくなった。自分と同じ人間などこの世にいないし、どんな人とも仲良くできるわけではない。みんな「違う」、だからこそこの世界は面白い、そう思えるようになったからだ。

最初は話もろくに出来なかったその人との関係だが、私自身が前向きにスキルアップを続けたおかげで、その仕事を卒業する頃には仲間の一人として認めてもらえた気がしている。私の意欲がその人のプロ意識に共鳴したのかな、と思う。私がその教室を卒業して程なく、その人も新天地で活躍することになったと聞いた。今もきっとあの調子で頑張っておられるに違いない。私自身も負けずに「自分らしく」前に進みたいと思う。

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