Cabildo:カビルド
カビルドは、5月広場に面して建つ白壁の目立つ建物です。スペイン植民地時代に行政・司法の建物として建てられました。
当時、スペイン人による都市の設計は、中央広場を中心に、要塞、教会、カビルドの3つの重要な建物を配置することが一般的でした。
要塞(現在のカサ・ロサダ) - 軍事権
教会(現在のメトロポリタン大聖堂) - 宗教権
カビルド - 市民権
現在アルゼンチンには5つのカビルドが残っています。
Buenos Aires、Lujan、 Jujuy、Cordoba、Salta にあり、
北西部のサルタ市にあるカビルドが最も保存状態が良いようです。
独立後、カビルドは廃止されたが、建物は行政目的で使われ続けました。
ブエノスアイレスのカビルドは、1810年の五月革命(後の1816年のアルゼンチン独立宣言)がこの地で始まったことから、国内で最も重要な歴史的建造物のひとつとされています。
現在は、革命に関する資料や、植民地時代の絵画、家具などを展示する博物館となっています。
5月25日(国民の祝日)の学校行事では、子どもたちが植民地時代のキャラクター
に扮し、装飾として必ず「カビルド」が描かれているので、「カビルドとは何か」、「カビルドで何が起こったか」を知らないアルゼンチン人はいないと言う事です。
カビルドを守る軍団は、1806年と1807年の「イングランド侵略」の際にブエノスアイレスを守るために設立された「レジミエント・デ・パトリシオス」(愛国者連隊)です。
カビルドの2階のバルコニーからは、5月広場やカサ・ロサダを一望すことができます。
<スペイン語原版>
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