「目が覚めたら乃木坂4期生の〇〇でした」 第27.5話 (4期生 〇〇 〇〇個人PV)
※細字は普通の情景描写、太字は本編の音声です、読みにくかったらすいません。
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革ジャンを着てグローブをつけた〇〇がビルの屋上にいる。
私は狙撃手〇〇。
【HEART SNIPER】
〇〇「…。」
バンッ!
男「うっ!」
私は狙った獲物は逃がさない。
必ずど真ん中を撃ち抜く。
〇〇「フー…よし、任務完了。」
ザザッ…
マスター「よくやった、狙撃手〇〇。次の任務の依頼がすでに来ている。すぐに戻るんだ。」
〇〇「了解。マスター。」
そう言うと〇〇は駆け出し、アクロバットで軽やかに壁を飛び越えた。
自分でいうのもなんだが、私の狙撃の腕はピカイチだ。
そして運動神経もバツグン。
そんな名狙撃手の私にはひっきりなしに仕事が来る。
時にはヘリコプターを落としたり。
〇〇「堕ちろ。」
バン!
撃った弾がヘリコプターに当たり、ヘリが〇〇の後方に墜落し、大爆発を起こす。
その爆風で〇〇の髪が綺麗になびく。
時には潜水艦を落としたり。
ランチャーを構える〇〇。そして。
〇〇「沈め。」
ドン!
バズーカを水面に向かって放つ。
中で潜水艦が爆発したらしく、すさまじい水の柱があがり、水しぶきが〇〇に降り注ぐ。
そして場面は切り替わり、お祭りの射的の屋台。
パン!パン!パン!
店主「全部持ってかれた~!!」
〇〇「フッフッフ…!」
時にはこんなものも。もちろん、百発百中。
〇〇「実はあぐらとかで撃ったほうが、立膝とかで撃つより軸が安定するんですよ。」
パァン!
某密着ドキュメンタリーのような演出でインタビューに答える〇〇。
〇〇「あ、危ない。」
バン!
男「う、うぐっ…。」
〇〇がカメラの背後をライフルで撃ち、カメラが振り向くと、ちょうど〇〇に撃たれた男が屋根から転げ落ちた。
そう。私は最強のスナイパー。
私に撃ち抜けないものは…。
バン!バン!バン!
銃弾が3発、すべて的の中心近くに当たる。
〇〇「何一つない!」
ライフルで決めポーズをとる〇〇。
マスター「あるっ!!」
〇〇「えっ?」
そのセリフと共に場面が転換され、○○のアジトのような空間に切り替わる。
直立したたずむ○○と、デスクに座るマスターと呼ばれる初老の男性。
マスター「ある。〇〇お前が一度も撃ち抜いたことがなく、今のお前には撃ち抜けないものがな。」
〇〇「なっ…!どういうことですかマスター!私はこれまで過酷な修行と鍛錬を耐え抜き、あらゆるものを撃ち落とせる最強のスナイパーとなりました!そんな私に撃ち抜けないものがあるというのですか!」
マスター「そうだ。」
〇〇「一体…一体何なんですか!その撃ち抜けないものというのは!」
マスター「『人の心』だ。」
〇〇「人の心…?」
マスター「そう!お前がいくら狙撃の腕を極めようと、それはあくまで物理。人の心までは撃ち抜くことはできないのだ!!」
〇〇「はっ…!」
⚡ピシャーン!!⚡
ショックを受けた○○はその場に膝をついて崩れ落ちる。
〇〇「くっ…!マスターの言うとおりだ…。私は、何でも撃ち抜けるわけではなかった…。人の心を撃ち抜く…!いったいどうすれば…!」
マスター「知りたいか?」
〇〇「え?」
マスター「本当に、どんなものでも撃ち抜ける最強のスナイパーになりたいか!」
〇〇「なりたいです!!」
マスター「よし!よく言った!〇〇よ!そんなお前にはこれだ!」
〇〇「これは…アイドル?乃木坂46?」
マスター「そう、アイドルとは人々の心を操る仕事。別名、『人の心を撃ち抜くプロフェッショナル』なのだ。もしお前がこのアイドルとして道を極めることができれば、人の心さえも撃ち抜ける完全無欠の狙撃手になれる!」
〇〇「マスター、私やります!アイドルになって、アイドルの道を極めてきます!」
こうして私はアイドルになった。
私はスナイパー。
今画面の向こうにいるあなたの心も、必ず撃ち抜いて見せるんだからっ!
〇〇「あなたのハートに……ズッキュン!!」
ジャキン!バァン!!
○○のライフルによるズッキュンが、さく裂した。
─【HEART SNIPER】─
出演:〇〇 〇〇
「目が覚めたら乃木坂4期生の〇〇でした」
第27.5話
○○ ○○個人PV
【HEART SNIPER】 終
続く。