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#全ジョーカーズ語れる説 vol.157 滑って!

「少年の夢が形になった存在、それがジョーカーズだ!」

どうもShinです!

全てのジョーカーズを愛し、その全てを語り尽くすという夢を持って始まったこの企画!

遂に150回を突破しました!!

まだまだジョーカーズはたくさんいます!!!

その魅力、物語、夢!
余すことなく語っていきましょう!

このシリーズこそは!!

#全ジョーカーズ語れる説

〜今日の主役はこの診断から〜
https://shindanmaker.com/1204717?c=1

〜前回〜


今日のジョーカーズ

本日のジョーカーズはこちら!

キャラとして

ジョーカーズ、とは「jokers」(道化師達)とあるように、ギャグや笑いに溢れたヘンテコなカード達がたくさんある……というコンセプトの種族。
しかし、ギャグそのものが達者な芸人のようなジョーカーズは残念ながら存在しません。

「結果的に面白いクリーチャー」はいますが、「面白いことをしてくれる」クリーチャーは《ゲラッチョ男爵》と《MR. SBATER》のみ。
《ゲラッチョ男爵》は寒いギャグで相手の動きを止める、《SBATER》はそもそも滑っているピン芸人がモチーフ。
推測にはなりますが、そもそもジョーは「自分が楽しむ事」を結果として求めているだけで、「楽しませること」というような発想には欠ける面があります。


《パーリ騎士》や《ワッショイ万太郎》も、自分が楽しいので祭りやパーティに明け暮れ、結果として皆が楽しんでいるだけで彼らに「楽しませる」という意思はありません。
その上で、「明らかにジョーの能力を超えるクリーチャー」には、相応のデメリットが与えられています。
例えば、真っ直ぐにしか走れない代わりに新幹線並みのスピードを持つ《チョートッQ》のように、一点特化なジョーカーズ達が目立つようになっているのです。

さて、そんな《MR. SBATER》はアニメや漫画には未登場。カードでのみその力を発揮することとなりました。

カードとして

《MR. SBATER》の誕生には、長い調整の歴史が含まれています。
かの有名な《ベイB ジャック》。

このカード、実はそのデザインの源流はデュエマの兄貴分であるMTGにあるカートです。

MTGには俗に「マナ・クリーチャー」と呼ばれる、本来マナを生み出すだけの役割を持つカード「土地」の代わりにマナを生み出す効果を持つクリーチャーが存在しています。

また時として、全てのクリーチャーに土地としての特性を付与する(マナ化する)というカードも存在しています。
強力なコンボこそ生み出しますがやたらめったらに強力過ぎる、ということもなくバラエティ豊かなカードとして活躍しています。

問題は、デュエル・マスターズにそれらを持ち込んだ場合。
デュエル・マスターズは、カードタイプを加えるまでもなく全てのカードがマナゾーンにある限りマナとしての役割を持ちます。
それを、バトルゾーンでも機能するようにした場合、容易にそれまでのマナリソースの考え方とは別次元の挙動を生み出すことができました。
詳しくは《ベイBジャック》に詳しい方にお任せするとして、詰まるところデュエル・マスターズでもマナ・クリーチャーを作ろう、となったその第1号が《ベイBジャック》である訳です。
 残念ながらバランスの面で思ったようなカードデザインにはならなかった《ベイBジャック》ではありますが、その意思は多くのカードデザインの助けとなりました。

その最たる例に《夢のジョー星》のようなクリーチャーのタップを代替コストとして使用可能な呪文サイクルがあります。

 さて、このままだと話がこちらの呪文に逸れてしまいそうですが、こちらのカードを踏まえた上で本題たる《MR. SBATER》のデザインに話を戻しましょう。

通常、クリーチャーは攻撃や効果によってタップされますが、タップされた状態のクリーチャーは相手クリーチャーの攻撃対象となり、基本的に無防備な状態かつ相手にとってはスレイヤーや一部の破壊効果を除けばデメリットなく攻撃できる先となります。
意図的にタップ状態のクリーチャーを作る、ということはそれだけ相手に選択肢を与えつつ自分のクリーチャーを失う、という極めて重いデメリットを背負う効果となります。
それ故に呪文自体が強力なものであることはもちろん、「タップされた時にメリットを産むクリーチャー」もこうしたデザインにおいて重要となってきます。
そうした考えの元、生み出されたのがこの《MR. SBATER》という訳です。
《SBATER》だけが持つ能力ではなく、「誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」でタップによるコスト代替を行う呪文に合わせたサイクルとなっています。

攻撃はタップという位相を経て行われるので攻撃しても呪文の効果で使用してもデメリットなく運用できる、というのは何にも変え難い強力さを持ちます。
とはいえ、《ジョー星》のように唱えたい呪文自体のコストとこのクリーチャーのコストに差がなかったり、赤単色であることが由来してマナカーブにおいて少し冗長になってしまったりと中々程よいバランスではあります。
その後、タップすることで効果を解放するハイパー化、タップによるコスト軽減としてハイパーエナジーが登場したことにより、このカード達のデザインを汲むカードが多数登場しました。

デッキを組んでみよう!

そんな訳で、現代ではハイパーエナジーという効果が猛威を奮っています。
その中に、このカードを加えたらどうなるのかということを試していこうと思います。

デッキリスト

各カード解説

《バブル・ボール》
ハイパーエナジーのために生み出されたトークン的カード。攻撃できない代わりに高いパワーとドロー効果を持ちます。

《ロック・ポロン》
コスト6以上のカード使用を軽減するサイクルその1。バトル効果で相手の盤面に干渉します。《アゲブロム》との相性が極めて良い1枚。

《ツイン・シックス》
コスト6以上のカード使用を軽減するサイクルその2。《バブル・ボール》と併せてドロー枚数を増やし、確実に次の動きに繋ぐことが目的です。

《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
最もプレッシャーのある3コストとして採用。相手クリーチャーの踏み倒し、攻撃を牽制します。呪文面で詰めにも使える1枚。

《MR. SBATER》
今回のコンセプト。ハイパーエナジーによって持ち前のタップ効果を使用することを目指し、不足しがちなコスト4の軽減を担います。ヨビニオンから出て最もコスパの良い1枚にもなっています。

《魔誕の猛将ダイダロス》
とにかく盤面を増やしたいこのデッキにおいて、ヨビニオンしながらスピードアタッカーにガードマンも付与できる点が優秀な1枚。当然ガードマンもタップする効果であるため、様々なカードと噛み合います。

《ヨビニオン・ハルカス》
ヨビニオンに条件付きの留置効果を付けた1枚。とにかく盤面を増やし、《アゲブロム》や《スケルハンター》を支えます。

《爆紅月 ティラノス》
トリガーかつハイパーエナジー持ちの1枚。コスト6のバトル効果持ちと、ドローや除去などを行える他のカードとの組み合わせで1枚ではなし得ないアドバンテージを生み出します。

《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》
このデッキのメインのフィニッシャー。2体いることで、相互にアンタップし合える特性を持ち、耐性も持ちます。

《爆藍月スケルハンター》
圧倒的な支配力を持つクリーチャー。連続攻撃や《DARK MATERIAL COMPLEX》のような効果を止めつつ、スピードアタッカーなどを牽制して手札も増やします。

デッキの動き

  1. 展開量が命!とにかく出しながら手札を増やそう!

  2. 《ボンキゴ》や《MR. SBATER》で相手のクリーチャーに対処!ヨビニオンで更に盤面の数を突き離せ!

  3. 《スケルハンター》や《アゲブロム》で安全な盤面を作り、フィニッシュだ!

終わりに

以上第157回 《MR. SBATER》についてでした!感想やコメントは#全ジョーカーズ語れる説 並びにTwitter@Jokers_Jojojo、もしくは質問箱までお願いします!

〜今日の余談〜
ファンフェスが迫ってきています!今はデュエパデッキの用意に加え、殿堂ゼロの調整も忙しいです!
いらっしゃる皆様、ぜひぜひ一緒に沢山遊びましょう!

それではまた次回!お相手はShinでした!

〜これまでのジョーカーズ〜

〜次回〜
水曜日:《無双龍騎ボルバル・モモキング》

〜感想・要望用質問箱〜


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