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#全ジョーカーズ語れる説 vol.136 全ての銃が味方だ!

こんにちは!Shinです!

「モモキングの強さの源、それはデュエマの歴代の英雄たちの魂を受け継いでいることだ!」

ジョーカーズが現れてより時も流れ、彼らも「英雄」の一角に名を連ねるようになりました。

そんな彼らについて語るシリーズは遂に130回を突破!

このシリーズこそは!

#全ジョーカーズ語れる説

〜今日の主役はこの診断から〜
https://shindanmaker.com/1204717?c=1

〜前回〜


今日のジョーカーズ

本日のジョーカーズはこちら!

キャラとして

遂に本シリーズに《ジョラゴン》本人が登場!
全ての銃を使いこなす、風のガンマンのライバルをモチーフにしたジョーが初めて生み出したドラゴン、それが《ジョット・ガン・ジョラゴン》!
その存在は《ルネッザーンス》と元絵そのままの《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》から新章DM編においても示唆されていましたが、本格登場は双極編から。
《ジョリー・ザ・ジョニー》は最終決戦までその1人の力で戦う孤高のガンマンでありましたが、《ジョラゴン》はジョーカーズ全てを味方とし、その力を弾丸に変えて発射することで自由に戦う姿が象徴的な1枚。

背景ストーリーでは生まれてすぐ、その存在がドラゴンであることからドラゴンを禁忌とする自然文明に目をつけられ、ガイアハザードの一角カブト鬼が繰り出す《キングダム・オウ禍武斗》との一騎打ちが描かれます。その際は《ワイルド・シールド・クライマックス》を弾丸にしたことで身を守り、自慢のツノを折る勢いで戦いに勝利。
以後しばらくはシナリオの中心にミノマルと交流して生まれた自然文明ジョーカーズとの日常、うららかももを連れ去った自然文明ガイアハザードと《”轟轟轟”ブランド》を操るボルツや《煌龍主サッヴァーク†》を手にしたキラとの戦いが描かれていた関係で、目立って何かをすることはありませんでしたが、最終決戦で一時帰還した《オラマッハ・ザ・ジョニー》との合わせ技で暴走したミノガミと《天地鳴動バラギアラ》を打ち倒し、英雄となったジョーの双翼としてその名を轟かせます。
その後、GRの力で《The ジョラゴン・ガンマスター》となり物語は超天編に突入します。

ジョーの決め台詞も《ジョラゴン》に合わせて新たに「全ての銃が味方だ!どいつでお前は風穴を開けられたい?」に変化。前半部分はアニメ「デュエル・マスターズ!」前期OP「ジョー☆デッキー!」やジョーのドローバンク台詞で引用され、後半はアニメ末のカード解説コーナーのキャッチフレーズとなりました。後半部分はあまり使用されることはなかったですが…

漫画ではさながら大型犬のようなゆるっとした姿で登場。
カードから出て「せまい!!」と文句を言うなど、前年度の《ジョニー》のクールさからは想像もつかないような幼さと純粋さを持ったクリーチャー。
体躯はドラゴンらしく、ジョーの部屋の半分にギチギチに詰まるような大きさなので、そのギャップも魅力的ですね。
しばらくは意思疎通も取れないほど幼かったのですが、戦いを通して成長。
生まれたてのドラゴンでありながら、戦いの際はあまりにもかっこいい立ち振る舞いとその強さで相手を圧倒します。

https://dm.takaratomy.co.jp/20th/history/index3.php

基本的に自然文明編でのみ見られる姿で、以後の水文明・ゼーロ最終決戦編では《The ジョラゴン・ガンマスター》《The ジョギラゴン・アバレガン》としての活躍が見られるカードでしたがデュエル・マスターズキング最終回では意外な形で登場。その姿は是非ともその目でご確認頂ければと思います。

アニメでは「デュエル・マスターズ」第51話「つかみとれ!未来はジョー!ジョー!レッツゴー!」で先行登場。




帽子のない状態で登場し、《ジョリー・ザ・ジョニー》から帽子を受け継ぐという演出も見られました。ジョーカーズの新たなリーダーとして、本格登場したのは次シリーズ「デュエル・マスターズ!」第1話「ツインパクトの衝撃!ジョーのジョーカーズ、自然文明に参ジョー!」。

以後ジョーのデュエルシーンには必ず現れるように。
しばらくはドラゴンらしく意思疎通は取れず咆哮するだけでしたが、第16話「空にぶっ放せ! ジョーと自然の頂ジョー決戦!」にて、《キングダム・オウ禍武斗》に一度敗れた後《ポクチンちん》の効果で山札に戻り、再びドローされたことをきっかけに会話できるように。自由で幼い性格ではありますが、ジョーのことを心から信頼し、強い絆を持って逆転を図ります。

その後は背景ストーリー同様、《ワイルド・シールド・クライマックス》を放ち、《オウ禍武斗》にバトルで反撃。《ジョバート・デ・ルーノ》の効果で連続攻撃を決め、逆転します。

声優は実は《ジョニー》と変わらない、小林親弘さん。デュエマ以外では「ゴールデンカムイ」などに出演されています。クールなナイスガイであった《ジョニー》とは対照的な、明るく豪快でちょっとアホだけど良い子、決める時はしっかり決めるという性格をしっかり現す演技が光ります。

イラストは《ジョニー》と以後の《ジョラゴン》も担当されているイトウヨウイチ先生が担当。帽子オフのイラストは残念ながらカード化されていませんが、美麗なイラストの数々を見ることができます。

カードとして

まさに「ドラゴンとは最強!」と言わんばかりの豪快な強さ。
スピードアタッカー、W・ブレイカーはもちろん標準搭載。
そのコストはそれまでに展開していたジョーカーズを手札に戻す事で軽減されます。《ヤッタレマン》の効果は重複してかかるので、2体の《ヤッタレマン》と《パーリ騎士》でマナカーブをバッチリ満たして2マナで召喚することが可能。これにより理論上3ターン目でバトルゾーンに現れます。
攻撃時に1枚ドローし、1枚を捨てる効果で一番のメイン効果であるジョラゴン・ビッグ1を補助します。
肝心要のジョラゴン・ビッグ1は「手札から捨てたジョーカーズのcipをコピーする」という、あまりにも自由過ぎる1枚。

同時に《アイアン・マンハッタン》や《ガヨウ神》も登場したため、手札を捨てながらその効果をどんどん連鎖させて攻撃する、というスタイルを確立させます。
珍しい例では《出前百丁チャル名人》もジョラゴン・ビッグ1前提の大型クリーチャー。これら全てが「豪快ジョラゴンGofight!!」に同時収録されており、最初から全開なデッキ構築をすることが可能でした。

その最初期は同時に登場したアンタップ効果を持つジョーカーズを《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》で回収して連続攻撃を決めて勝つ【OTKジョーカーズ】と呼ばれるデッキが活躍。


また、最初期の【OTKジョーカーズ】には相性の良さから《天二煌メク龍終ノ裁キ》も採用されていたこともあります。

しかし、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》は殿堂入り。
その後《キング・ザ・スロットン7/7777777》を搭載した【ジョラゴンジョーカーズ】が成立。

【赤白轟轟轟】の流行に対応するべく、《7777777》と《波乗りザブンプル》を搭載し、速攻に強く出られるように。肝心の《ジョラゴン》が《ザブンプル》でタップインするのではないか?という懸念がありましたが、裁定によりアンタップインするという強化も受け、かなり良い立ち位置にいました。

更に速攻を意識して《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》と《サイコロプス》を投入した擬似《オリオティス・ジャッジ》パッケージを持つようにもなりました。

その後、《ポクチンちん》と《ザンジェットW7》の加入、《燃えるデット・ソード》の発掘によりジョラゴンループを擁する【ジョラゴンジョーカーズ(ループ)】が成立。

当時の文献をいくつか調べていただけた方が理解は深まるかと思いますが、簡単にオーソドックスな手順のみ説明すると以下のようなループをします。

バトルゾーン:《ジョラゴン》2体
手札:《アイアン・マンハッタン》3枚、《ガヨウ神》2枚、《ポクチンちん》2枚
山札:《マンハッタン》ディスカード時点で1枚
いずれかの効果で手札の《マンハッタン》aを捨ててスタート。
①《マンハッタン》aのディスカード効果で《マンハッタン》bを捨て、コピーして待機しているディスカード効果を3回にする。(2回待機しているうちの1回を使い、2回増えるので3回になる。)
②《ポクチン》をディスカード、山札回復効果を2回待機。
この時点で《マンハッタン》効果2回、《ポクチン》効果2回。
③《ガヨウ神》をディスカード、ドロー効果を2回待機。
《マンハッタン》効果1回、《ポクチン》効果2回、《ガヨウ神》効果2回。
④《ポクチン》効果で自身の墓地を戻してシャッフル。
この際墓地には《マンハッタン》a・b2枚、《ポクチン》《ガヨウ神》1枚の計4枚で、山札が5枚になる。
《マンハッタン》効果1回、《ポクチン》効果1回、《ガヨウ神》効果2回。
⑤《ガヨウ神》効果使用。この際のドローカードは《マンハッタン》、《ガヨウ神》、《ポクチン》が最低1枚含まれていることになり、シャッフルによって山札1枚に残っていた何かか、《マンハッタン》の2枚目であることが分かる。
《ガヨウ神》のディスカード効果で元々手札の《マンハッタン》cを捨てておけば、待機している効果の数が減る事がない。また、捨てなければならない《ガヨウ神》、《ポクチン》が手札にあれば、仮に残り1枚に《ガヨウ神》《ポクチン》が残っていても途切れることなくこの手順を繰り返すことができる。
このタイミングで待機している効果が《マンハッタン》3回、《ポクチン》1回、《ガヨウ神》1回に戻っているので、ループする。

と、このようになります。
この基本のジョラゴンループはそのままに、安定性とマナ回収による罫線能力の向上を図ったのが【緑ジョラゴンジョーカーズ】です。

緑ジョーカーズによる安定したマナ基盤、《ソーナンデス》のメタクリーチャーへの対処力、《オラマッハ・ザ・ジョニー》のマナ回収効果などを含めて極めて安定した【ジョラゴン】と言えたデッキでした。

しばらくして、《ガヨウ神》が殿堂入り。基盤となるドローソースを失い、安定感の欠けた【ジョラゴンジョーカーズ】は第一線からは一時的に遠ざかることとなります。

十王篇に突入し、「最強戦略ドラリンピック」で《ジョギラゴン&ジョニー〜Jの旅路〜》が加入したり、キリフダッシュによる強力なマナ基盤が成立すると、【旅路ジョラゴンジョーカーズ】として強力なデッキになります。

しかし、オリジナルフォーマットとアドバンスフォーマットに分かれるという改訂の発表と同時に《ジョラゴン》は2020年12月18日を持って殿堂入りが発表。
これにより長らく【旅路ジョーカーズ】を補強する1枚としての活躍が目立つようになり、今年発売された「ジョニーの書」にも堂々の再録。今でもその強さで活躍しています。

小ネタ的な話をすると、手札に戻して軽減する効果はカードタイプの指定がないので、タマシードや《希望のジョー星》のようなフィールドを戻して軽減することも可能。自身もジョーカーズなので、2体目の自身を出す際に既に場に出ている自身を戻すという挙動も可能です。
また軽減の下限もないため、《ゼロ・ルピア》と組み合わせると0マナで呼びだすことが可能。
このバウンス効果と《ゼロ・ルピア》とのコンボを使ったデッキも存在していました。

《ゼロ・ルピア》が2体いると《パーリ騎士》が1マナ加速に変化し、《グングン☆マグネットマン》がいることによって増えたマナが墓地に行く…という挙動を繰り返して無限にマナアンタップが可能になり、《最終兵ッキー》から《ジョラゴン》を《偽りの名Iformula X》に変換してジョーカーズのタップ効果を使えば勝てる…そんなデッキも組めていました。

もっと変わり種にはこんな【ラーメンジョーカーズ】もあります。

と、このように《ジョラゴン》は無限の可能性を持ったジョーカーズでありました。

デッキを組んでみよう!

総勢8個のデッキを紹介してきましたが、ここで現代のプールでの【ジョラゴンジョーカーズ】を組んでいこうと思います。
とは言ったものの、殿堂カードであり強力かつ1枚入れるとデッキの出力が上がることから、このシリーズでの登場頻度もかなり高い1枚です。
なので今回は新カードを交えての強力な形を模索することを目指してデッキを組んでいきます。

デッキリスト


各カード解説

《ベイビーポンの助》
強力な置換による踏み倒しメタを持つ1枚。ジョーカーズとしての頭数を稼ぎ、《ジョラゴン》の軽減にも使えるのが良いところですね。

《ネフェルカーネン/タイム・ストップン》
ジョーカーズの万能な回収効果を持つクリーチャー面、強力なトリガーの呪文面を持つ新カード。《パーリ騎士》より優先した理由はコストの軽さと手札が減らないで展開できる点から。

《ヤッタレマン》
ご存知軽減クリーチャー。無色でまとめているのでこのカードが重要な初動となります。《ネフェルカーネン》と併せて安定した2ターン目のプレイが可能に。

《ポクチンちん》
《ジョラゴン》でループできるようにと、
《ベイビーポンの助》と合わせてのメタ体制を作る為に採用。《スロットン》の連鎖で減った山を回復する役目も持ちます。

《勝熱と弾丸と自由の決断》
ジョーカーズ最強の呪文。《ガヨウ神》からの《旅路》ルート、自他ともに撃つ事でアドバンテージとなるカード除去モード、能力無効による突破力向上などが主な強み。

《ガヨウ神》
ディスカードがあることと安定したドローを求めて《ヘルトッQ》より優先。《ジョラゴン》がある際にはループも可能。

《キング・ザ・スロットン7/7777777》
クリーチャーを豪快に踏み倒す、現在の【ジョラゴン】におけるメインカード。
呪文面の全体除去も条件が厳しめながら強力です。

《ジョット・ガン・ジョラゴン》
最強のジョーカーズ。《スロットン》《ガヨウ神》で山札から引っ張り出すことをメインにします。出てしまえば最後あらゆるカードを使い倒してゲームエンドまで持ち込みます。

《ジョギラゴン&ジョニー〜Jの旅路〜》
《ジョラゴン》のようにカードの効果をコピーできる1枚。《ガヨウ神》から革命チェンジし、効果を使っていくのがメインの戦い方になります。

《アイアン・マンハッタン》
登場制限とシールドブレイク効果で相手を圧倒する1枚。相手のトリガーは警戒する必要がありますが、それでもプレッシャーのかけ方はまだまだ現役。

《燃えるデット・ソード》
ハンデス・ランデス・盤面除去に3枚ドローも付いた豪快な1枚。《ジョラゴン》《旅路》から捨てることで相手を圧倒します。

《ジョリー・ザ・ジョニーFinal》
相手のマナの文明の数だけ軽減される1枚。《旅路》へのアクセスも良く、文明指定の除去も強力です。

デッキの動き

  1. 初動となる低コストジョーカーズを展開!

  2. 《ガヨウ神》+《勝熱と弾丸と自由の決断》で攻めこもう!

  3. 《ジョラゴン》と《旅路》で好きな効果を自由に使え!


終わりに

以上第136回 《ジョット・ガン・ジョラゴン》についてでした!ジョーカーズ初のドラゴンの貫禄を、十分に感じることができたかと思います!
感想やコメントは#全ジョーカーズ語れる説 並びにTwitter@Jokers_Jojojo、もしくは質問箱までお願いします!

〜今日の余談〜
シリーズ最多の分量と記事に載せたデッキの数も最大となってしまいました!!本当にここまでお付き合いいただきありがとうございました!!

それではまた次回!お相手はShinでした!

〜これまでのジョーカーズ〜

〜次回〜

〜感想・要望用質問箱〜


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