◆ニンジャスレイヤーTRPGソロアドベンチャーリプレイ「ヒキャク・デリバリー・サービス・トゥ・ヤクザクラン」◆
この記事は、ダイハードテイルズ公式より公開されている、ソロアドベンチャー1のリプレイになります。
ジェットロケットマグロ団所属、オーガの幕間話になります。本筋には関係しません。多分。
第一話 / 第二話 / 幕間
オーガ:「アー、なんか胡散臭いオッサンからタクハイビンの依頼だって言われてきてみりゃ、なんだココハ?住所間違ってナイヨナ?」
赤色の髪の毛に紅色のヒキャクを装着した、一人の人影がツチノコストリートの路地裏にあった。彼の名前はオーガ。オニ・ニンジャクランのソウル憑依者であり、スピード集団「ジェットロケットマグロ団(通称JRM団)」に所属するニンジャである。
◆オーガ◆ (ニンジャ/マグロ団/ソウカイヤ) PL:じょーかー
カラテ 5(5) 体力 5
ニューロン5(6) 精神力 5
ワザマエ 5(5) 脚力 3(4)
ジツ 2(2) ジツ名 ヘンゲ・ヨーカイ・ジツ
()内はサイバネ適応後の数値
◇装備
▶▶スカーレット・ヒキャク+(回避ダイス+1、脚力+1、側転難易度-1)
▶生体LAN端子(ニューロン判定ダイス+1、ハッキング+2)
◇プロフィールやメモ:
オニ・ニンジャクランのソウル憑依者。赤い髪の毛に紅色のヒキャクがトレードマーク。
オニ・ヘンゲ・ジツを使いカラテで障害を粉砕して突破する。
脚につけた紅色のヒキャクはオーガが独自に改造を施した品で、
心底大切にしている。基本的に何も考えておらず、楽しければそれでいいとしている。
スピード集団「ロケットマグロジェット団」所属。
今日はスピード活動の合間、表向きの仕事として受け持っているデリバリーサービスの依頼を受けて、ここ、ツチノコストリートへやってきた。
オーガ:「ウワッ、なんだビックリシタ!エート、ドーモ、モーターロクメンタイ=サン、オーガです。ナビ?データセンター?」
モーターロクメンタイ:「そうです。アナタがソウカイヤのニンジャとして活動している合間に、表向きの仕事を受け持っているのは知っています。ですので今回、あなた方の、エート、スピード集団に依頼するまでもない仕事を単独でこなしていただくため、配達の依頼を装って任務を与えさせていただきました。」
オーガ:「アー、なるほど、つまりあのオッサンもソウカイヤの人間なんだナ!よかったナ、依頼するのが俺で!サンドリヨン=サンだったらモータルの所属なんざ確認せずやかましいのはぶっ殺しちまうからナ!ギャハハ!」
モーターロクメンタイ:「・・・とにかく、依頼の内容を確認しますね。アナタの任務は、この配達住所にある、デスシャドウ・ヤクザクランのデータセンター事務所に忍び込み、コケシマート社の未公開株件を奪い取ることです。」
オーガ:「ナンダ、そんなチンケな仕事を頼むために俺の仕事を妨害してくれてんのカ!ソウカイヤも大したことネェナ!」
モーターロクメンタイ:「ミッション中に手に入れた万札はアナタの所有物としてもいいと、許可が出ています。」
オーガ:「よっしゃ、やる気出てきたワ!」
ナムサン!実際オーガは金に困っているのだ!
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モーターロクメンタイ:「この事務所が目的のデータセンターです。クローンヤクザが控えているので、少し危険d」
オーガ:「オジャマシマース!ヒキャクデリバリーデース!お荷物お届けに上がりましたァ!」
「ウッセッゾコラーッ!」クローンヤクザが振り返る、が!
スリケン投擲 5d6>=4 = (4,4,4,4,5 :成功数:5) = 5
「イヤーッ!」「アバーッ!」振り返るより早く投擲されたスリケンが、クローンヤクザの額に突き立つ!
オーガ:「ヨッシャ!今日もゼッコーチョーだゼ!」
モーターロクメンタイ:「流石にスピード集団所属というだけあってハヤサに関してはすごいですね。ではこの調子d」
オーガ:「後はこの中に入って株件もってくりゃいいんだロ?さっさと終わらしてくるゼ!オタッシャデー!」
そういうとオーガはさっさと事務所に向かって行った。
オーガ:「アー、留守カァ?生憎不在届は切らしてるしナァ。アーめんどくさい!さっさとぶち壊しちまうカァ!」
ヘンゲ判定 7d6>=4 = (3,5,1,1,6,1,6 :成功数:3) = 3
そういうと、オーガの体がみるみると形を変え、紅色の肌を持つ鬼の姿にヘンゲしていくではないか。
カラテ判定 8d6>=5 = (6,5,2,3,6,4,5,5 :成功数:5) = 5
「AAAAARGHHHH!!」KRAAAAASH!!! ドアは跡形を残さず無残な姿となった。
オーガ:「ヨーシ、ヘンゲの調子もジョージョー!さ、て、と、目的の株件はっト!」
オーガ:「ナンダ、またヤクザカ!メンドクサイな!」
カラテ判定 8d6>=4 = (5,1,5,5,5,1,5,4 :成功数:6) = 6
「ドイテロ!AARGHHH!!!」「アバーッ!」クローンヤクザ跡形もなく無残!
オーガ:「・・・ン?コイツカネ持ってるじゃネェカ!儲けもんダナ!」紅色に濡れた万札を1枚拾い上げながら、オーガは先に進んでいく。
オーガ:「現物が今まで見当たらなかったってことハ、コイツにデータが入ってやがるんだナ!オタカラだ!ヒラケゴマってな!ギャハハ!」
オーガ:「ンー?未公開株件のほかになんか銀行口座もアルナ!ヤクザクランがカネ持ってるより、俺たちのようなスピードを追い求める奴らがハヤサを上げるための軍資金にしたほうガ、社会のタメってモンダナ!」当然のごとく銀行口座を狙う!
ハッキング判定 8d6=6 = (3,1,4,3,6,1,6,4 :成功数:2) = 2
オーガ:「ギャハハ!イイネェ!ドンドンとカネが舞い込んでくる!これでスピードを上げられるナ!ギャハハハ!」
オーガ:「オット、さすがにやかましすぎたカ!最初にアジトをもらった時もやかましくて怒られたっけナァ!ギャハハ!」
オーガ:「アラスカ=サンがオキナワに行って居ないから、すぐ帰ってもうまい飯がないんだよナァ・・・ついでにサンドリヨン=サンと元団長、あとスカイライダー=サン、それから嬢ちゃんとオッサンにもスシ買って帰るカ!」
モーターロクメンタイ:「お疲れ様です。見事な手腕でしたね。ただ、NSPDに感づかれてしまったようです。引き上げまs」
オーガ:「ウッセーゾコラーッ!今から買い物行くんだヨ!依頼者にはちゃんと仕事したって伝えとケ!ジャアナ!イヤーッ!」
そういうと、オーガはあとに残されたモーターロクメンタイの事などまるで最初から無かったかのように、紅色の風となって夜のネオサイタマへ消えていった・・・