下町ロケット最終回!ジョーカーゲームの行方
ついに最終回を迎えた「下町ロケット」ですが、新年SPがある為、まだ余力を残した最終回でした。一番の見所は、どれだけ忙しくても定時で帰る軽ちゃんこと軽部の「よぉし!残業だぁ!!」の一言でしたね(笑)ネットでも話題になっていました!
「下町ロケット」の面白さの真髄は「ジョーカーゲーム」にある、と過去のコラムで述べて来ましたが、特に第2期の見所は、「ジョーカーゲーム」にあったのではないでしょうか?
佃製作所を巡り、帝国重工の的場、下町トラクターを掲げるダイダロスとギアゴースト。佃は、この三つの勢力の中では最も小さく、常に色んな揺さぶりやジョーカーゲームを仕掛けられて行きます。
これで行ける!と思いきや、最後の最後まで、ジョーカーゲームを仕掛けられました。
ジョーカーゲームを仕掛ける側には、必ず欲望が動機にあり、利益や得を狙っています。佃製作所は、帝国重工にいいように扱われてきて、ここにきてまた新たな策を仕掛けられました。それが最終回の焦点だったわけですが、ジョーカーゲームを打ち破る方法の一つが描かれたので、それを紹介して行きます。
先述したように、ジョーカーゲームは、欲望を元に利益を狙って仕掛けれられます。しかも、逃れられないようにしてくるので、逃げられません。だからこそ、打ち破る方法があります。
それは、「目線を合わせない事」です。
佃製作所が、ジョーカーゲームを打ち破ることができたのは、敵対する相手を見ていたのではなく、その先を見ていたからです。「ジョーカーゲーム」は基本的に、不利な状況になるように追い込まれ、不安や恐怖などで煽り、問題が表面化した時には、もう打つ手がない状態だったりします。なので、目線を合わせて、相手の思い通りに事を進めると、まず勝てません。
しかし佃は、ジョーカーゲームには乗るものの、そこに目線を合わせるのではなくて、「夢」や「大いなる理想」という、自分の進むべき方向を見つめ続けました。もし勝負に捉われたら、乗り越えることができない可能性もありました。しかし、目先の欲や利益だけを見るのではなくて、技術者としての本分や誇りによって勝負に望んだ事で、勝負に勝つことはもちろん、ジョーカーゲームを打ち破ることができました。
それを可能にしたのは、弛まぬ努力による自信と、圧倒的な技術力があったからだとも言えます。
ジョーカーゲームを仕掛けてきた相手で負けたのは、勝負に勝つことしか考えていなかったからです。ゴールの設定とも言えるかもしれませんが、どこに目線を持って行くか、どこにゴールを設定するか、ということが、ジョーカーゲームを打ち破る鍵になるでしょう。
まだ消化していないジョーカーゲームもあるので、1月2日に放送される正月SPが楽しみですね!
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