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スポーツにおいて、母国は最強とは限らない

いよいよ南アフリカ戦!!

いよいよ今夜はラグビーW杯、日本対南アフリカ戦ですね!
ラグビーW杯が始まる前は、まさかこんなに盛り上がるとも、自分自身も応援するとは思っていませんでした(笑)。ドラマ『ノーサイド・ゲーム』を見て、特集していましたが、その中でも、試合を見たり、選手と触れることで初めて盛り上がっていきましたが、現実にも、観てみないとその魅力や面白さはわかりませんよね。
ラグビーは、男臭い、汗臭い、むさ苦しいというようなイメージがあったのではないかなと思いますが(失礼)、前回のW杯辺りから、五郎丸選手を始め、女性ウケするイケメン選手が増えてきたことで、女性ファンが増えてきたことが、ラグビー人気に火をつけたように思います。

何事も、女性ファンを獲得しないと中々ブームは起きません。サッカー然り、タピオカ然り(笑)。仮に、入り口は不純であっても、本当に魅力があれば、ファンになったりするものです。私は思いっきりにわかファンですが、にわかファンができるのも、ブームである証拠ですよね。

この勢いに乗って、4年前を再現して、南アフリカを撃破するように、応援していきましょう!!

最強のオールブラックス

昨日、ラグビー最強のニュージランド、オールブラックスが、日本と戦った世界4位のアイルランドが激突しました。その結果は、まさかのワンサイドゲーム。接戦が予想されていましたが、46-14という結果で、途中まではアイルランドを0点に抑えていて、まさかこのまま終わるのでは?という終盤、アイルランドも意地を見せて2トライを決めました。逆転不可能の点差でも、諦めないその姿勢、ラグビー母国の意地をを見せてくれて、胸が熱くなりました。

それと同時に、オールブラックスが強すぎる。まさに最強という名に相応しく、死角なしと言ったところでしょうか。番狂わせは、無いのかもしれません。

さて、今回はオールブラックスについてのコラムではありません。

ラグビーの母国といえば、イギリスです。すなわち、「ウェールズ(2位)」「イングランド(3位)」「アイルランド(4位)」「スコットランド(9位)」です。イギリスは、「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」という国名で、4つの国の集合体です。サッカーもそうですが、スポーツにおいては、イギリスとしてではなく、4つの国でそれぞれ参加することが多いです。大きな国では無いのに、流石は世界の覇権を握った国だと言えますね。

母国ということもあって、上位に名を連ねていますが、やはり最強なのはオールブラックスこと「ニュージーランド」です。

ちなみに、サッカーも母国は「イングランド」なんですが、最強かと言われるとそうではありません。サッカーで最強と言われたら、やはり「ブラジル」ではないでしょうか?現在世界ランク1位は「ベルギー」でブラジルは3位なのですが、常にスター選手を輩出し、安定した強さを誇っています。小さな子供は路上で布を丸めてボール代わりにして、裸足でサッカーをしたりしています。プロサッカー選手になって、金持ちにある。そんな貧しさ故のストイックな環境で、スターになるのを夢見てサッカーそのものが社会に根付いています。

申し上げたいのは、得てして、母国は最強にならないということです。もちろん、バスケとかアメフト、野球と言えば、「アメリカ」が最強ではありますが、アメリカ発祥の競技というのは、基本的にアメリカ優位でルールが作られている感があるので、ちょっと別物と言えるかもしれませんが・・・。アメリカ発祥のスポーツは世界規模ではなかったりもするので。

それは置いといて、不思議なものでスポーツにおいて、発祥となった母国は最強にはなっていないことが多いのです。もちろん強いんですが、ラグビーやサッカーのように、最強ではないことが多いのではないでしょうか。

これは、スポーツに限らず、様々なことに言えることだと思います。

0から1を生み出して母国になるか、1を100にして最強になるか

0から1を生み出した人よりも、後からそれを昇華させる人がいます。以前、0から1にする人、1から10にする人、10から100にする人というコラムを配信しましたが、出来上がったものを研究して、発展させる方が、「最強」に近づけるのかもしれません。ラグビーにおいて言えば、ニュージーランドは小さな国ですが、国を挙げてラグビーに力を注いでいて、国柄に合っているのかもしれません。

なぜオールブラックスが最強かはわかりませんが、0から1を生み出して「母国」になれなくても、後から「最強」になることはできます。「母国」は例え最強になれなくても、永遠に「母国」として語り継がれるでしょうし、「母国」でなくても「最強」になることはできます。

どちらに価値を置くかは人それぞれですが、自分に合った在り方で、「母国」になるか、「最強」を目指すかを決めたらいいのかもしれませんね。

さて、南アフリカ戦が近付いてきました。無敗でここまで勝ち進んできましたが、「ブレイブ・ブロッサムズ」はまだまだ八分咲き。満開はまだ先になると信じたいですね。


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