【道楽舎】「成功したい人は未来志向、道楽家は現在(イマココ)思考」
道楽舎コラム、更新のお知らせです!
週一でお送りしている道楽舎のコラムですが、先週は、「やくだつ原子」シリーズをお休みして、道楽舎コラムを配信しました。
コラムが生まれたきっかけ
今回は、道楽舎らしい、成功や幸せに関して言及した「道楽」についてのコラムです。
きっかけは、話題のドラマ『M 〜愛すべき人がいて〜』というドラマであった、こんなセリフ。
「アユ!今を見るな!未来を想像すんだよ!」
ちなみに、『M 〜愛すべき人がいて〜』は観ていません(笑)。「話題」というのも、アユそのものというより、「許さなぁあああああああああい!!」でお馴染みの田中みな実の怪演や、
今回がデビューとなるエーベックス期待の新人、安斉かれんの棒読み演技のことです(笑)
個人的にも、浜崎あゆみさんに思い入れはないので、見るつもりもなかったんですが、Abema TVのCMで、しょっちゅう流れてくるんですよ。それで尚更観るつもりもなくなったんですけど(笑)、このセリフが使われるCMだけは、特に気になったんですよ。
はっきり言えば、「道楽的じゃないな」という感じです。
浜崎あゆみさんは、押しも押されぬスターで成功者ではないでしょうか。『M 〜愛すべき人がいて〜』は、厳密にはフィクションではあるものの、浜崎あゆみというスターが生まれた物語であることに間違いはありません。そして、音楽バブル期の90年代の話ですが、「今を見ずに未来を想像して成功する」ということは、少なくとも道楽的ではなく、もう古い成功スタイルではないかと思います。
三浦春馬さんの件について
さらには先週、三浦春馬さんの自殺という悲しいニュースがありました。連日ニュースにもなっていて、惜しむ声や、交流のあった方々の追悼コメントが寄せられています。私自身も、コラムにさせていただきました。
三浦春馬さんも、役者として成功者の一人だと思います。本人がどう思っているかはわかりませんが、一般的に見たら成功しているように見えるのではないでしょうか。それなのに、自ら死を選んでしまうほど苦しんでいたんだと思います。
何を持って「成功」とするのか、昔に比べて、認識も変わっていていると思います。大金を手にすることや、有名になること、大きな仕事をすることを、成功と捉えているのではないでしょうか。
そこで、意味を調べてみました。
「普通には困難な目的が成し遂げられること。」
だそうです。(Google調べ)
ということは、困難な目的を成し遂げた人のことを、「成功者」と呼ぶということですね。
では、成功者となることが、果たして幸せなことなのか?三浦春馬さんの件を考えても、以前なくなった木村花さんに関しても、成功することは、有名になることでもあります。それにより、味わうことのなかったプレッシーや誹謗中傷に苦しめられることもあります。
もちろん、得られるものも大きいとは思いますが、何事もバランスが大事なのかもしれません。
制作秘話ですが、実は、コラムを書き始めてから三浦春馬さんのことがあり、より道楽舎としてもコラムとして発信したいと思い、コラムの中でも三浦春馬さんの件に触れました。
変化の兆しを見過ごさない
何事も、問題が起こるということは、変化が必要とされているからだと思います。
起こってほしくない問題ではありますが、こういった問題が起こるということは、社会的にも、人間的にも、変化が必要であるという象徴だと思います。もちろん、三浦春馬さんに限らず、様々な問題があります。変化していく世界の中で、「これでいい」ということはないと思うので、変化の兆しを見過ごすことなく、しっかりと受け止めて、より良く変化させていきたいですね。