リーガルV

今期注目ドラマ!「リーガルV」 夢を諦めないで!

今期は、年末に向けて、力の入っているドラマが多いです。3年ぶりに続編が始まる「下町ロケット」や、ガッキーの久々の主演ドラマ「獣になれない私達」、織田裕二の久々の主演で月9ドラマ「SUITS」など、各局看板ドラマが放送されています。人気漫画が20年の時を経てドラマ化した「今日から俺は!」なんかは、原作を読んでいた私からしたら、見ずにはいられないですね。

その中で、注目したいのが米倉涼子主演の「リーガルV」です。

テレビ朝日木曜9時で米倉涼子といえば、「ドクターX」ですよね。製作陣も同じで、ドラマの雰囲気などは似たものがあります。
既に第1話は放送され、様々な感想が出ていて、「既視感」「大門未知子にしか見えない」「期待を裏切らない面白さ!」などなど、視聴率は15%は超えるなど、賛の大きめな賛否両論なのではないかと思います。

個人的な感想を言わせていただくと、期待していたよりもかなり面白い、と思っています。
まぁ、既視感という感じでは、「ドクターX」というよりも、堺雅人主演ドラマ「リーガル・ハイ」の方が近いかなと思います。「ドクターX」は見ていなくても、「リーガル・ハイ」好きな人にはオススメです。

では、何がオススメなのかと言いますと、音声配信では何度も「ジョーカー」という存在について述べていますが、私が提唱している「ジョーカー像」を見事に表現しているのです。もちろん、小鳥遊翔子というキャラが、私の語る「ジョーカー」そのものという訳ではありませんが、特筆したいのは、小鳥遊翔子は、有名法律事務所に所属していて、バリバリ活躍しながら、何らかの問題を起こし、弁護士免許を剥奪され、弁護士を続けられなくなってしまった。しかし、何かの目的があり、表向きは「正義の法律事務所を作りたい」と言い、有名大学の法律学を教える教授を弁護士事務所の代表に引き込み、目をつけた連敗中の新米弁護士をスカウトし、元囚人を事務官にするなど、何がしたいのかはまだわかりませんが、当の本人は弁護士資格を剥奪されているので、訴訟など、直接手を出すことはできず、裏方に徹します。
裏方に回ることで、事件の裏にある真相に迫り、良く言えば実働部隊を支え、悪く言えば利用して、勝訴に動きます。

今後も、そのような展開になっていくと思いますが、注目すべきは小鳥遊翔子のジョーカー性です。「正義の為に」と言っておきながら、今の所動機は「金」であったり(笑)、弁護士資格を剥奪されても、法律事務所を設立し、裏で操ることで、弁護士でないのに弁護士以上の仕事をしてしまうわけです。これは、実はかなり重要なポイントです。

夢を諦めたことはありますか?または、挫折して、諦めたことはないですか?

小鳥遊翔子が「ジョーカー」と言えるのは、「弁護士資格が剥奪されても、違うやり方で弁護士以上の仕事をしてしまう」という所です。何かを成すのに、道は一つではありません。方法も一つではありません。仮に、資格がないと、「弁護士」はできないかもしれませんが、面白いことに、資格がないからこそ弁護士以上のことができてしまう、ことがあるかもしれませんよ?

だから、諦めるのは早いです。これから明かされるであろう、小鳥遊翔子の目的や心の奥底にある思いがわかれば、そこまでして目的を果たす理由がわかるはずです。そのような、目的や意地があれば、諦めるのは勿体無いです。やり方に拘ってしまうと、本質を見失うこともあります。「ジョーカー」は、そのやり方に拘らない柔軟性があります。「正義の為」と表向きなことも言うし、「お金の為」だとも隠さずに言えてしまいます。それは、両方とも本当だからです。だから、隠す必要がないのです。

そんな「リーガルV」は、かなり注目している作品です。今後、ますます面白くなっていくことを期待して、観ていこうと思いますので、ぜひ皆さんもご覧になってはいかがでしょうか?

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