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必見!しくじり先生「機動戦士ガンダム」

しくじり先生「機動戦士ガンダム」

カズレーザー先生が講師として、「しくじり先生」で紹介された今回のテーマは「機動戦士ガンダム」ということで、神アニメ研究家としても注目していました。

「ガンダム」と言えば、今なお新シリーズが生み出され、40年に渡って続く、日本を代表するアニメです。言うなれば、「STAR WARS」のアニメ版のようなものと言えるかもしれません。

個人的には、「ガンダムSEED」でガンダムの世界にはまり、虹見式の神アニメランキングでも第3位にランクインしていて、オススメです。

機動戦士ガンダムは「ファーストガンダム」と呼ばれていますが、40年前の作品ということもあり、アニメに古さを感じるところがあります。なので、「平成のファーストガンダム」と呼ばれた「ガンダムSEED」からが入りやすいかもしれないので、ガンダムの世界にまだ足を踏み入れていない方は、「ガンダムSEED」を観てはいかがでしょうか?

ガンダムシリーズの原点となった「機動戦士ガンダム」ですが、実は打ち切りエンドだったということは、ファンの間では知られています。
詳しくは、4月3日までAbemaTVで無料視聴できるので、そちらをご覧ください。

このコラムでは、しくじりでは言われなかったことについて触れていきます。


赤い彗星の秘密

なぜ「赤い彗星のシャア」と呼ばれたかということも、制作したサンライズがピンクの塗料を余らせていたことで、シャアが乗るモビルスーツは「赤」になりました。

ん?ピンクの塗料なのに「赤い彗星」?と思いましたよね?

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そう。実は「ピンクの彗星」だったんですが、さすがにそれでは格好つかないので、ピンクだけど「赤い彗星」と呼ぶようにしたんです(笑)他にも、爆発する色やライトサーベルもピンクで、相当ピンクが余っていたんだなと言われていますが、終盤はピンクが足りなったらしく、必要なシーン以外ではピンクがなくなり、女性の隊服もピンクが減り、シャアが最後に乗ったモビルスーツ「ジオング」は、ほぼピンクはありません(笑)
もしかして、打ち切りは塗料がなくなったことも、原因になったのかもしれませんね(笑)


機動戦士ガンダムとは?

ガンダムはどういう作品かと言われたら、単に「ロボットアニメ」というよりも、「戦争」を描いた作品です。
主人公のアムロ・レイも、機会ヲタクの14歳ながら戦争に巻き込まれ、偶然か、運命のイタズラか、父が開発した「ガンダム」に乗ることになります。取扱説明書を見て「こいつ、動くぞ」という名言は、アムロのモノマネ芸人の若井おさむさんがよくネタにしていましたね(笑)最近あまり見ませんが(^^;

しくじりでも言っていましたが、主人公のアムロは、決して立派な人間ではなく、反抗期真っ最中の思春期の少年です。そういうこともあり、勧善懲悪が主流だった当時のロボットアニメとは違い、現実をリアリスティックに描いたことで、人気が振るわず、52話の予定が43話で打ち切りになってしまいました。

しかし、時代が追いついてくると、ファン達が再放送を熱望したことで、後々に人気に火がつき、続編が作られ、ガンプラも大人気となり、売り上げは5億個を超えたそうです。

ガンダムの作者は富野由悠季さんで、間違いなくアニメ史に残る方です。
富野さんは「ロボットアニメの変革者」とも言われていますが、まだ子供の為のものであったアニメを、大人に対して解放した存在ではないでしょうか。


ガンダムから見える「道楽」

ガンダムは、内容が難しいだけに、視聴者を選ぶ作品かもしれませんが、時代や視聴者に忖度せず、富野さんが創りたいと思ったもの、描きたいと思った世界を描いた「ファーストガンダム」があったからこそ、今のガンダムがあると思います。

視聴率も振るわず打ち切られ、制作としては失敗だとされたでしょう。変に視聴者を狙って忖度していたら、成功していたかもしれませんが、今のような大成功はなかったかもしれません。
今ほど価値観が多様化していない時代に、評価を気にせず己を貫いたことは凄い事だと思います。結果を出さなければ認められない社会において、結果を出せずに認められた、いや、認めさせた稀有な作品とも言えます。

結果を出すことを目的にしていたら、きっとあり得なかったことだと思います。

今回のしくじり先生を見て、改めてガンダムと向き合って見えてきましたが、「機動戦士ガンダム」という作品のストーリーは、とても道楽的なものだということがわかりました。

結果を出すことを目的にして、忖度・迎合せず、自分がやりたいこと、創りたいものに集中し、道楽(道中を楽しむ)することが、ガンダムのような作品を作ることができたり、失敗を「間違いが正解」と言えるようになり、「タラレバをカラコソ」にして、人生を謳歌できると思っています。

ガンダムファンもそうでない方も、しくじり先生、めちゃ面白かったのでチェックして見てくださいね!

間違いが正解


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