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3年ぶりに帰ってきた!『東京タラレバ娘2020』
2017年に放送された、吉高由里子さん主演の『東京タラレバ娘』がSPドラマで帰ってきます!!
この作品は、人気作家の東村アキコさん原作の漫画です。
東村アキコさんといえば、『海月姫』や『偽装不倫』など、実写ドラマ化した作品もあり、実写ドラマ化には欠かせない作家さんです。
女性の視点から、日常や仕事など、人間描写が絶妙で、多くの女性に共感を生む作品が多いのが特徴です。
自分だって「タラレバおっさん」
この作品は、アラサー女子が、結婚したくてもできず、仕事や恋愛に悩み、「ああでもない、こうでもない。あの時こうなってタラ、もっとこんな風になレバ」と、「タラレバ」を言いながら、女子会という名目で、アラサー女子の親友三人組が、愚痴を言い合い、傷を舐め合う物語です。一人の男性との出会いをきっかけに、現実と向き合うようになり、人生が変化して行きます。
どこにでもいるような人が、誰もが悩むようなことに悩む姿には、とても共感するし、「タラレバ」を言いながらくだを巻く姿は、どこか自分を代弁しているようであったり、どこかバカにして笑っている所もあるのかもしれません。
でも、よくよく観てみたら、「あれ、俺も『タラレバ』言ってるじゃん」と気付かされて、「笑ってる場合じゃない」と、おっさんである私にも刺さりまくりでした。
まさに、自分自身が「タラレバおっさん」だったのです。
詳しくは、以前、『「タラレバ」を「カラコソ」に』というコラムを配信しているので、ぜひ一読していただけたらと思います。
3年半前、このドラマを観たことで、様々なことに気がつきました。
結婚を考えていた当時の彼女と付き合っていた時期なんですが、その時の自分やお互いの関係を見つめ直す時期で、私自身、人生を「リゼロ(ゼロにリセット)」した後でした。
人生をリゼロしていなければ、自分が「タラレバ」言ってることに気付けなかったかもしれません。
私が言っていた「タラレバ」は、未来や夢、理想から見て、というものでした。
「夢」や「未来」に潜む罠
その時の自分は、理想の自分とは程遠く、まだ今のように「道楽家」と言っている前でしたし、「神アニメ研究家」とも名乗る前でした。仕事もプライベートも、決して胸を張れるようなものでもありませんでした。
ただ、「いずれ大成功している」とか、「いつか夢を実現させて、ビッグになっている」というようには、どこかで思っていました。未来での成功なんて、何の保証もないのに。平たくいえば、「未来のために生きていた」という感じです。
過去に対しては、ある程度受け入れていたり、向き合ってきて、自分が歩んできた道に対して、後悔することはありませんでした。でも、「現在ただいま」に納得もしていなかったから、未来に期待して、夢や目標を持つことで、今を見ないようにしていた、と言えます。
改めて、「タラレバ」とは、過去や現在だけにあるものではなくて、「未来」に対してもあるものなんだと気付きました。
今と向き合わなければ、望む未来は訪れない
ドラマでも、「白馬の王子さまが迎えにくる」「理想の相手が現れる」というような、甘い考えを抱いて、「夢」や「未来」に甘えて生きる姿が描かれています。私に言わせれば、「その未来にかまけて行きていたら、いつの間にかアラサーになっていた」というような物語だと言えます。
30歳は、既定路線に生きていた私にとって、人生を考える歳で、一つの決断をした歳でした。仕事においては、一定の力が身についてきて、力を発揮しながら、部下を持つようになったりします。独身の場合は、恋愛においても、結婚を意識するようになったり、婚活をしていたりと、人生の岐路になるような時期だと思います。
だからこそ、過去に捉われて、未来に期待して「今」と向き合わず、「タラレバ」言いながら生きていたら、あっという間に40歳になり、50歳になってしまい、気が付けば、求めていたものは何一つ手に入らなかった、というようになっているかもしれません。
「せいをおかげに」との相関関係
私は、「道楽家」として「イマココに生き、今と向き合っていきながら道中を楽しむ」という生き方をしています。
最近では、ことあるごとに「せいをおかげに」という言葉を発信していますが、「タラレバ」は「せい」にとても似ています。「せいをおかげに」という考え方が、先に紹介した『タラレバ」を「カラコソ」に』と同義だと言えます。
このコラムを発信した当時は、まだ「せいをおかげに」というワードができていませんが、「せいをおかげに」のベースになったのが、「カラコソ」であり、意味や本質は同じなのです。
ドラマの番宣をするつもりが、少々熱くなってしまいました(笑)
ドラマを観たら、おそらくレビューコラムを書きたくなると思うので、ドラマに沿って、「道楽」を入れ込んでいくことになると思います(笑)
もちろん、作品の魅力をお伝えしたいと思いますが、「タラレバ」言っていた3人が、3年経ってどのように変化し、変わっていないのか。少しでも人生を楽しめるような、「道楽」に生きられるに、発信していきたいと思います。
ぜひ、『東京タラレバ娘2020』お見逃しなく!!