西洋式セールス=廃業
最近、ZOOMセミナーの
監修を頼まれる機会が増えてきました。
長時間のセミナー映像を見ながら
本気で打開策を考えていると
もの凄いエネルギー使いますね(^^;
・・・・
で、こういう仕事をしていると、
常に感じることがあります。
====================
旧時代のセールス理論は通用しない
====================
という事です。
これまでのセールスと言えば、
・強い単語やメリットを強調する
・ベネフィットを主軸に置く
・実績や権威性でアピールする
という、男性特有の力技で押し切る
ゴリゴリセールスが主流でした。
いわゆるアメリカ式のセールスです。
一昔前の時代なら、
コンテンツビジネスも珍しかったので
売れる台本を読み上げたり、
心理学のテクニックを多用すれば
それなりに売れていたと思います。
が、今の時代は、
====================
似たようなサービスが乱立している時代
====================
です。
そんな時代に売れている商品って
ベネフィット以外の部分で
選ばれていると思うんですよね。
例えば、
僕はダイビングが好きなのですが
「NDS」という超マニアックな
機材メーカーを好んで使っています。
小さな会社で、取り扱い業者も少なく
認知度も低いメーカーです。
ダイビングの機材メーカーは
山ほどあるのに、あえてマイナーを選ぶ。
その理由が何かと考えた時に
販売実績や、機能的価値ではなく、
====================
感情的・情緒的な価値
====================
で、選択をしている自分に
気が付いたのです。
NDSはハンドメイドにこだわった
職人集団の純国産メーカーなんですよね。
海外で作られた量産型と違って
一つ一つが丁寧に作られているんです。
もっと安くて、同等の機能を
提供している機材があったとしても、
「こだわる姿勢がカッコいい」
「職人さんを応援したい」
などの何となくの理由で選択しています。
で、このNDSですが、
レギュレーター(息を吸うやつ)が
16万円ぐらいします(^^;
ただ海中で呼吸するだけなら
3万円ぐらいのモノで十分なんですよね。
でも、職人さんの熱意に惹かれて
10万円以上高くても、迷わず購入する。
ということは・・・
====================
感情的・情緒的な価値は
10万円以上もの価格差を超越する
====================
という事です。
当たり前かもしれませんが、
なかなか実践している人は少ないです。
もし、自分のビジネスに
感情的・情緒的な価値を加えたら、
・業界標準を無視した価格で
・根強いファンから感謝されながら
最高な形で商品を提供できるという事です。
極論言うと、どこでも見かける
ありふれたサービスだとしても、
見せ方(魅せ方)を変えるだけで、
売上の桁も、お客さんの質も変わります。
では、
「どうすれば、共感を生み出す
感情的な価値を生み出せるのか?」
ですが、
====================
ビジネスの中心軸に哲学を置く
====================
という事です。
樹木で例えると、哲学は太い幹であり、
コピーライティングやマーケティング
SNSやツールは、枝葉の部分です。
最新のトレンドとか
売れるマーケティングとか
そういう問題の前に、根本の思想や
ベースとなる文化を変える必要があります。
世の中で成功している人は、
頭がいいとか、才能があるというより、
哲学的な思想を持つ人が多いです。
哲学や美学がある前提で
最先端のマーケティングが加わった時に
====================
数値だけでは計れないほどの
ブレイクススルーが起こる
====================
と思います。
すべての始まりは思想や理念、
哲学やマインドの部分だったりします。
ここを変えなければ、
ビジネスは安定しないと思います。
では、どうすれば哲学という観点で
マーケティングを構築すればいいのか?
その話は、かなりコアな話なので、
また後ほどしようと思います。