Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)28
リスペクトコラムです。 (元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230526)
最近、シャレンネタが続きます。シャレンアウォーズの動画で最後に、辻井執行役員が閉会挨拶をされていました(またレポします)が、ああ、この方が高田理事の後任の方なんだと思いました。そのお話の中で、「気候アクション」なる言葉が強調されていたのが気になりました。えっ、シャレンって少し路線変更するの?と。まずは最近のJリーグにおける気候アクション関係の動きをリスペクトコラムしてみましょう。
【Jリーグ気候アクションパートナーカテゴリー新設】
「Jリーグは、2023年度より新たなパートナーカテゴリーとして、気候アクションに特化した『Jリーグ気候アクションパートナー』を新設することを決定しましたので、お知らせいたします。2023シーズン全公式戦カーボン・オフセット※1をはじめとしたJリーグ・Jクラブが行う気候アクションの推進や、気候変動対策への興味関心の喚起・増加、人々の日々の行動変容への寄与を目指し、Jリーグと『Jリーグ気候アクションパートナー」が連携して取り組んでまいります。
【Jリーグ気候アクションパートナーカテゴリー】
近年、地球規模の気候変動に伴う、世界的な平均気温の上昇や海面水位の上昇により、私たちの日常生活や経済・社会活動に多大な影響が及んでいます。国連を始めとする国際社会も真剣にこの問題に向き合っており、日本政府も2050年までにカーボンニュートラル※2を実現するという目標を掲げています。日本では、特に台風や豪雨など、自然災害の激甚化による影響が顕著ですが、Jリーグも例外では無く、フットボールそのものを持続するために気候変動問題の解決に真剣に取り組まなければなりません。
今回、新たなパートナーカテゴリーとして気候アクションに特化した『Jリーグ気候アクションパートナー』を新設することにより、『Jリーグ気候アクション』に共感していただける企業・団体の皆さまとともに、より大きな力で持続可能な社会に向けた活動を実施してまいります。
〔Jリーグ気候アクション戦略〕
「Jリーグが目指す『安心安全な運営』というフットボールそのもの、そして、Jクラブのある『ホームタウン』という土台が現在の気候変動問題により脅かされつつある事実に目を向け、Jリーグ30周年を迎える2023年から、自分ごととして気候アクションをさらに推進するため、2023年1月1日の組織変更において、これまでの社会連携活動『シャレン!』を引き継ぐ『社会連携グループ』と気候変動問題に特化して取り組む『気候アクショングループ』という2つのグループを持つ『サステナビリティ部』を新設いたしました。
Jリーグは、気候変動問題の解決に貢献し、それと同時にJクラブのホームタウンをハブとして地域活性に貢献することを目標として、気候アクション戦略への取り組みを進めてまいります。」
※1の2023シーズン全公式戦カーボン・オフセットは、公式戦開催時のScope1(事業活動に伴う直接排出量)・Scope2(間接排出)とし、将来的にはScope1・2およびScope3(その他の間接排出)を含めたJリーグ・Jクラブの全ての事業活動のカーボンニュートラル※2を目指すとあります。
※2のカーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの『排出量』 *から、植林、森林管理などによる『吸収量』 *を差し引いて、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする(合計を実質的にゼロにする)ことだそうです。
これまでの社会連携活動『シャレン!』を引き継ぐ『社会連携グループ』と気候変動問題に特化して取り組む「気候アクショングループ」という2つのグループを持つ「サステナビリティ部』を新設したとあります。Jリーグシャレン事業は、サステナビリティ部の一部という事になりますが、埋没しないのかと個人的に思います。アウォーズで憲剛特任理事が、シャレンの言い出しっぺは自分と言われていましたが、サステナビリティ部への組織変更や気候アクション事業について、どう思われているのか聞いてみたいです(本音の部分)。
辻井隆行執行役員についてちょっとリスペクトしてみると、Jリーグでは『ソーシャルビジネスコンサルタント』でした。デンソーから、パタゴニア日本支社長として勤務され、パタゴニアでシーカヤックと雪山滑降を楽しむなど自然と親しむ生活を続けておられた方。このコラムで詳しく出ています。前職を観ても、元々気候変動問題を専門にされていたような印象。
また、Jリーグが目指すのは『世界一、クリーンなリーグ」で、全公式戦でカーボン・オフセットを実施しますとありますが・・・意識が高いクラブ、今までカーボンのカの字も聞いた事がないクラブと極端な格差があると思っています。今回の動きでは、気候アクションの推進や、気候変動対策への興味関心の喚起・増加、人々の日々の行動変容への寄与を目指し、気候変動問題の解決に貢献し、それと同時にJクラブのホームタウンをハブとして地域活性に貢献することを目標として、気候アクション戦略への取り組みを進めていくとありますが、個人的に心配なのが、気候アクションにシフトしてしまい、『Jリーグを地域で使っていただこう』というシャレン本来の意味合いが薄くなり、活動が減ってしまう事。そうならないように、しっかり両立させてJリーグの付加価値を高めていってもらえたらと思います。
シャレン!アウォーズ特設ページ:https://www.jleague.jp/sharen/awards2023/
シャレン!HP:https://www.jleague.jp/sharen/about/
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