Jリーグ・ディビジョン2を往く29
リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20241222)
大変遅くなりましたが、今治さんJ2昇格おめでとうございます。岡田オーナーもさぞやお喜びの事でしょう。岡田さんが愛媛県から2つ目のJクラブを作る宣言を聞いてから、今まで微妙な感覚でしたが、ついにJ2までたどり着かれましたか。さすが岡田オーナー、実行力ありますね。岡田オーナーがCスタに来られるのを楽しみしていましたが残念、来季も違うカテゴリになってしまいました。
今回の昇格劇でネットで情報をかなり探しましたが、無かったですねぇ。出てくるのは岡田オーナー個人の情報ばかり。正直もう少し、ここまで成長したクラブの中身をリスペクトしたかったのですが。
岡田オーナーは日本協会の副会長でもあり、Bリーグの理事も務めている多忙な方です。教え子という服部監督は1季で退任するのですね、昇格を果たしたのにちょっと珍しいケース。アシックス里山スタジアムは民設民営方式という事で、公設民営方式(岡山の新アリーナも)ばかりの中で長崎さんのスタジアムと同じ方式という事ですごいと思います。行政の支援を受けずに民間だけで造っちゃうなんて。「親会社を持たないサッカー会社がこの規模で民設民営で建設・運営するのは日本初」ともあります。やはり、岡田オーナーの「個」の力がとても強いのでしょう。
「岡田メソッド」という言葉が今も多く出てきますね。こちらのNHKのコラムにたっぷり出ています。2025年にJ1で優勝争いをすると宣言していましたが、来年がその年か。年々でこうするというのは個人オーナーの特徴なのか、地元岡山の木村オーナーもそんな感じ。経営計画というのはビジネスで必須ですが、Jクラブに米国型の個人オーナー制の導入は反対の立場なので、そういう目線でリスペクトしてしまうのが本音です。
確かに個人オーナーは自分の名前での金策が求められますね。すいません、当ブログはJクラブは「公共財」と思っているので、「個人」の色が強いのはどうも合わないなぁ。それほど人口が多くない県で、元々老舗県民クラブがある中、2つ目となるJクラブを作り始めた時に、少し首をかしげていた面もありますが、まぁここまで来られたのだから、今後も切磋琢磨して頑張って欲しいと思います。
もう一つ、個人オーナー制は一つ大きなリスクが存在すると個人的に思っています。もしオーナーが万が一機能を止めたらという点。「あなたがオーナーだからこれだけ支援している」という事もあるかもしれない。病気、事故、スキャンダルといろいろ可能性はあると思いますが、その部分のリスクを分散し、何が起こっても経営に影響しないのが、地元行政、有力企業、財界組織等で広く経営を分担しているJクラブのスタンダードではないかと個人的に思っています。
J2昇格というめでたいニュースなのに、何か少し違う空気になってすいません。今治さん、J2で暴れてやってください。地元岡山もでいるだけ長く、J2で対戦しなくていいように頑張ると思うので。J2での伊予決戦楽しみにしています。
J3今治関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20240827
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230201
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220610
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210204
#がんばろう石川 #がんばろう能登