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クラブ経営について97

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230719
 福岡さんのアビスパDAOに続いて、今回は磐田さんの「コミュニティ」についてリスペクトします。まずはFOOT×BRAINでの紹介シーンです。磐田さんの部分は短かったですが、福岡さんとの違いがよくわかった気がします。磐田さんといえば今季選手補強がFIFAによってストップされ、絶体絶命のシーズンになるはずだったのが、現在何と自動昇格の2位に立っています。さすが名門古豪ですね。それはやはり現場だけの力ではなく、クラブ全体を取り巻くクラブ力のなせる業かなと。この共創型コミュニティ事業も間接的にクラブにパワーを注入できているのではないでしょうか。

【ジュビロ「共創型コミュニティ」(FOOT BRAIN)】
「年会費制。藤田俊哉氏との「ジュビロ未来会議」、グッズやYouTube企画開発などを予定。J1福岡のアビスパDAOと同じような時期に開始。福岡DAOとの違いはトークンのように価値が変わるという事が無い点。

J2磐田・江端氏:この「コミュニティ」を始める時にどういうものにしようか、いろいろ考えて今の形にした。やっぱりDAOなどはファン・サポーターに説明するハードルが高い、そこの難易度を感じた。Jリーグ全体もそうだが、40~50代の方がボリュームを占めている。シンプルにできるだけ、ファン・サポーターと一緒に何かを作ることを実現したかった。」

 簡単に言えば、年会費を払えばクラブ運営の会議に参加できるという事かな。権利はアビスパDAOとは違って、売り買いできないし、価値も変わらないかなと。地元岡山と同じようにもファン・サポーター層がそのまま30年加齢した客層で、そういうアラカン(アラウンド還暦)を中心とした中年世代向けに、できるだけシンプルな構造で、参加しやすくしたビジネスモデルか。

【ファン・サポーターと共に創り上げるクラブ公式「共創型コミュニティ」立ち上げ】
〔「共創型コミュニティ」について〕
「現在のサポーターズクラブとは異なる、クラブとサポーターが『共に』創り出すコミュニティサービスとなります。藤田俊哉SDとジュビロの未来について直接ディスカッションできる『ジュビロ磐田未来会議』や、浜松市出身・EXITのりんたろー。さんがMCとして参加する『キックオフミーティング』、クラブ公式グッズやYouTube番組をフロントスタッフと共に創り上げる『企画会議」など、多くのプロジェクトを実施する予定です。
 また、試合観戦やアウェイゲームなどでの気付きをスタッフに直接伝えられる『ジュビロ磐田特命リサーチ部』、共創型コミュニティだからこそ発信できる『フロントスタッフの日常』など、楽しみながら共に創るコンテンツもご用意しています。
 このコミュニティを通じて、クラブ・フロントスタッフをより身近に感じていただき、新しい価値を共創していきます。この新たな挑戦を通じて、ジュビロの未来を『共に』創るために、ぜひ力を貸してください。
募集スケジュールについて
 2023シーズン限定(※1)のコミュニティとなります。なお、コミュニティ名称もメンバーの皆様とのプロジェクトで決定予定です。(※1)2023年2月~2024年1月まで
開 設 日   2023年2月15日(水)12:00
募集期間 2023年2月1日(水)12:00~2月15日(水)10:00
会費(年額) レギュラー会員 33,000円
     プラチナ会員(※2) 132,000円(税込) (※2)プラチナ会員は先着30名限定となります。
コミュニティ詳細の確認・入会申込は特設サイトから可能です。」

出典:J2磐田公式HP


 2023シーズン限定のコミュニティだそうですが、共創型コミュニティ面白そうですね。レジェンド藤田氏とクラブの未来について語り合えるというのはメリット高いと思います。グッズ向けの企画会議や試合等での気付きをスタッフに直接伝えられる「ジュビロ磐田特命リサーチ部」も面白い。かなり賑やかなコミュニティになりそう。

 「これからのジュビロ磐田を共に創りませんか」というキャッチフレーズが刺さりました。すなわち、「わしらの力だけで昇格するんじゃ。ファン・サポーターはグッズやスタグルを買ってくれるだけでいい」という価値観であれば、結局いくらチームを補強したつもりでも、クラブとしてどこかに「足らず」が生まれ、結局はずるずると目標が遠のいてしまうばかり。その点磐田さんは、クラブを共に創ろうという姿勢がファン・サポーターに届き、それが三位一体の支援の拡大につながり、結局は夢がつかめるようになったのかもしれません。
 その昔はトークンなど仮想通貨的な事業は、半分首を傾げられていましたが、福岡さんといい、徐々にトークンやコミュニティ事業などの経営参加型のビジネスモデルの成果は増えていっているのではないでしょうか。
 そりゃ、同じJの興業でも、スタジアムに行きました、グッズを買ってスタグル食べました、勝ち負けを観ましたで完結し続けるパターンよりも、それ以上にグッズの企画会議に参加して提案しました、アンバサダーの人とクラブの未来で語りましたの方が全然いいのは当たり前の事。
 同じ試合興行のアンケート的なものでも、「公式HPからいつでもメールください」よりも、ホームゲームの気付きをスタッフに直接伝えられる磐田さんの「特命リサーチ部」の方がよっぽどいいアドバイスが寄せられる事でしょう。
 まぁこの辺は普段、クラブがどこまでファン・サポーターと対話できているかというところも大きく関係するでしょう。サポカンをやりたがらないところがあれば対話も、共創も難しいかな。福岡さんや磐田さんがうらやましいですね。
J2磐田関連⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221127
   〃  ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221008
   〃  ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211119
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   〃  ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
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   〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120425
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   〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090929
   〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080313
   〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060713
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