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1年で上へ26

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231116
 磐田さん、J1復帰おめでとうございます。昨季のトラブルで、正直1年での復帰は無理かなぁと個人的に思っていました(ごめんなさい)。逆境(FIFAによる補強禁止措置)を乗り越えて、見事目標を達成されました。サッカー王国の静岡県のクラブが一つJ1に戻っていかれました。もう1つのクラブはJ1プレーオフという事で、これからが正念場ですね。今回、そんな磐田さんのリスペクト行ってみたいと思います。   

【3位ジュビロ磐田が”逆転”でJ1昇格!勝ち点1差の2位清水エスパルスが引き分けで自動昇格圏に滑り込む】
「◇12日 サッカーJ2最終節 栃木1―2磐田(カンセキスタジアムとちぎ)
 3位・磐田が後半の2得点で、18位・栃木に逆転勝ち。勝ち点75として2位に浮上し、2年ぶりJ1復帰を決めた。
 J2優勝はすでに町田が決めており、自動昇格となる2位争いは、試合前まで2~4位の3チームが勝ち点1差でひしめいていた。勝ち点1差で先行していた2位・清水、磐田と勝ち点で並ぶ4位・東京Vの結果次第だった。清水は17位・水戸と分け、東京Vは21位・大宮に勝ったものの得失点差で磐田に及ばず。磐田が逆転で自動昇格圏に滑り込んだ。」

出典:中日スポーツ

 J2最終節の試合前は磐田さんは3位だったのですね。つまり、清水さんも17位の水戸さんに勝っていれば結果は逆だった。清水さんの相手は、秋葉監督の古巣だったというのも因縁だったかもしれません。ヴェルディさんも2-0で大宮さんに勝ち、勝ち点は磐田さんに並べたのに得失点差がまだ4点足りなかったため、2位に滑り込めなかった訳ですか。しっかり栃木さんに勝った磐田さんが見事な逆転勝利で自動昇格圏に滑り込んだという結果。まぁ勝負の世界ですから。そして、勝者の陰には監督ありですね。

【逆転でJ1復帰 補強禁止処分乗り越え藤田俊哉SD、横内昭展監督がチーム立て直す】
「約1年前には、カタールで日本代表の森保一監督とともに世界を舞台に戦っていた横内昭展監督は『僕らは、やれることを最大限やるだけ。勝ってどうなるかを待つしかない』と話していた。横内監督は、就任初年度から、確かな手腕を発揮した。今季は1度も連敗しない堅実な戦いで勝ち点を積み重ねてきた。今季は、クラブとしてFIFA(国際サッカー連盟)からの補強禁止という大きなペナルティーを受けた中での戦いを強いられた。」
「“補強”は、日本代表チームから森保監督の右腕、横内監督を招いて、新監督に据えたこと。加えて、同じく日本サッカー協会(JFA)でコーチをしていたレジェンド、川口能活GKコーチの就任だった。川口コーチは、就任時に『選手時代に過ごしたクラブにコーチとして仕事ができることを大変喜ばしく思います。強いジュビロを取り戻すために全力を尽くします』と語り、言葉通りの結果を出した。
 ただ、この藤田俊哉スポーツダイレクター(SD)の一手が大きかった。その藤田SDの存在も、やはり特別だった。昨年秋、22年9月の就任。実質1年目で、補強なしで結果を出した。黄金期を知る磐田のレジェンドの昨年、17年ぶりの復帰も大きかった。」

出典:日刊スポーツ

 まずは磐田さんがFIFAから受けていたペナルティです。昨季の加入前、ファビアン・ゴンザレス選手タイのクラブと交わした契約の存在が判明し、当時結んだ選手契約が規則違反とされ、クラブは同選手の不当解除を誘発したと判断されました。その結果、補強禁止という処分。選手は出る一方で、入って来ない訳ですから、普通は戦力は下がり、J1復帰は無理かなと思わせました。
 それを立派に跳ね返したの横内監督でした。そうです、森保ジャパンの元参謀。今季は1度も連敗が無かったそうです。あの川口コーチも磐田さんに戻って来ていたのですね。その2人を招聘した影の立役者が藤田SDですか。当ブログで、かつて指導者の海外組第一号になって欲しいと書いていた方ですが、今は磐田さんなんですね。とにかく補強無しでJ1復帰とは、素晴らしい結果を出しましたね。

【J1昇格と育成「満点」 ジュビロ磐田の横内監督、自主性尊重と厳しさで若手飛躍】
「今季日本サッカー協会で仕事をした藤田俊哉スポーツダイレクターから三顧の礼で迎えられた。ワールドカップカタール大会で森保一監督を支えた名参謀が掲げた目標は『チームの基盤づくり』。外国人選手の契約に関する問題で国際サッカー連盟から今季の補強禁止処分を受けたチームを立て直し、J1に復帰させる。結果と育成を求められる難しい船出だった。
 シーズン序盤は苦しんだ。ファジアーノ岡山との開幕戦はホームで3点を先取されて敗戦。『自分の甘さがあった』。春先は勝ちが続かず、波に乗れない時期が続いた。
 上昇気流に乗ったのは、初めて連勝を飾った5月から。夏場には主力と控えで実質2チームを編成し、過酷な連戦を11戦負けなし。何より長丁場で一度も連敗がなかったのが大きい。背景には今季大きく飛躍した高校3年の後藤啓介(磐田ユース出)や高卒2年目の古川陽介(静岡学園高出)ら若手の台頭があった。
 『若い選手は自分をただのおじさんだと思っている』と冗談交じりに言う。目線を下げて親子ほど年の離れた若手から意見を聞く姿勢を忘れなかった。『おもしろい発想を大事にしたい』と自主性を重んじる一方、『甘さや緩さに対しては僕も言う』とメリハリを付けて手綱を締めた。
 選手やスタッフから『ヨコさん』と呼ばれて慕われる。サンフレッチェ広島時代にともに戦ったミハイロ・ペトロビッチ現コンサドーレ札幌監督を師と仰ぐ。練習中の良いプレーには、恩師がよく使った『ブラボー』と大きな声で選手を鼓舞し続けた。」

出典:あなたの静岡新聞 

 確かに磐田さんは開幕序盤は苦しんでおられました。岡山戦でも負けているし、やっぱ今年の磐田さんはしんどいなとその時期に思っていました。夏に入って、主力と控えで実質2チームを編成して戦うようになり、若手の台頭も大きかったようです。選手との対話もよくされていたのかな。その横内監督の師匠はペトロビッチ監督ですか。弟子が多いですね。
 そんな磐田さんですが、J1昇格特設HPを開設されています。中を観てみました。「今季の戦績一覧」、監督・主将・主な選手の「インタビュー」、「記念グッズ」(記念グッズの種類多いです)の3部構成でシンプルでした。あの黄金時代を知っている分、やはり磐田さんはJ1の方がふさわしいと思っています。「サッカー王国」静岡のためにも、もうJ2に降りて来ないでください。
J2磐田公式HP「RETURN TO J1 昇格記念特設ページ」:https://www.jubilo-iwata.co.jp/season_2023/
J2磐田関連⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230719
   〃  ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221127
   〃  ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221008
   〃  ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211119
   〃  ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201109
   〃  ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191212
   〃  ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151128
   〃  ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131111
   〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121020
   〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120425
   〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100628
   〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100221
   〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090929
   〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080313
   〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060713
#がんばろう日本

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