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DAZNについて10

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230401
 昨日、DAZN絡みのニュースが流れました。今年から新たに11年契約を結ぶそうです。最初の契約が10年間で約2100億円、今回が11年で2,395億円でほぼ同額の更新になりますね。何度も書きましたが、当ブログではDAZNはかつての2ステージ制を終わらせてくれた恩人と思っています。早々に加入し、今もJ1やJ2リーグ、バスケ日本代表などの観戦を変わらず楽しませてもらっています。

引用:Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

【JリーグとDAZNの新たな放映権契約について】
「Jリーグと、JリーグオフィシャルブロードキャスティングパートナーであるDAZN Groupは、従来の放映権契約を一部見直し、2023年から2033年までの11年間で約2,395億円という新たな放映権契約の締結に合意しました。
 JリーグとDAZNは2017年から10年間で約2,100億円の放映権契約を締結し、2020年には新型コロナウイルス感染症の拡大によるJリーグの試合の一時中断を受け、2017年から2028年までの12年間で約2,239億円の放映権契約の見直しを行うなど、常に互いの成長戦略を推進するべく連携してまいりました。」
「■主な変更点
①テレビ地上波放送の扱い
 テレビ地上波での試合中継をより多く行うことで、Jリーグとの無料での接点を増やしていく。試合以外での露出も圧倒的に増やしながらJリーグファンを増やしていくことで、DAZN加入者の増加を目指す。
②J3リーグの放映
 2024年からDAZNでの放映はJ1・J2リーグのみとし、J3リーグは無料放映も含めて最適な放映形式を検討する。*2023年のJ3リーグは引き続きDAZNで全試合放映いたします。
③より柔軟なレベニューシェアのスキーム
 Jリーグの成長に必要な財源を確保しながら、より加速的な成長が実現した場合は、さらなる成長投資が行えるような柔軟な契約・レベニューシェアのスキームを構築。」
Jリーグ公式HP該当ページ:https://www.jleague.jp/news/article/24893/

 これを読むと、契約期間途中で2年延長し、その3年後に改めて11年契約を結んでいます。つまり、契約が満了する前どころか、何年か経ったらすぐに次の契約をし直しています。そこには契約が切れたらどうしようかという不安は余りありません。
 ①ですが、DAZN配信とTV地上波放送という相反するサービスがどう共存し、DAZN加入者を増やしていくのか、よくわかりません。本当にどうやるのかな。提携関係にあるテレビ朝日での中継放送が増えるという事なのか。
 ②ですが、何とJ3が来季は放送が無くなるようです。J3の放映権がJリーグに戻ってくるようですが、「無料放送も含めた最適な放映形式」ってどうやるのかな。普通に考えると、JリーグがJ3クラブの地元放送局に放映権を販売していくという事ですが、実際はどうなのか。例えば地元のCATVに安く販売するとか。それが「無料放映も含めて」なのかもしれません。
 ③ですが、「レベニューシェア」という聞き慣れないキーワードが出てきました。調べてみると次のとおりです。「アライアンス手段の一つつ。支払い枠が固定されている委託契約ではなく、パートナーとして提携し、リスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益をあらかじめ決めておいた配分率で分け合うこと」だそうです。つまり、固定額ではなく、儲かったらその分多く支払いを受けるというものかな。

【24年からJ3の放映権をDAZN手放すも、野々村チェアマン「全試合視聴の環境は100%保証」】
「Jリーグの野々村芳和チェアマンは、地上波放送の露出増について「欧米と日本のサッカーを取り巻く環境とかメディア環境も違う中で、今のやり方ではなかなか成長できないのではないかという話をずっと重ねてきました。DAZNさんにとってもしっかりとプラスになるような形を目指していく中で、地上波、特にローカルでの放送の枠を増やしていこうということを契約の中で、両者納得して進めるというようなことができるように今回なりました」と、各クラブに沿った露出をもっと増やすことを目指しながら、多くの人に伝えることにトライしないとJリーグ、DAZNの双方の成長につながらないという点をJリーグからDAZN側に説明したことから、変更に至ったと話した
 地上波放送については、DAZNでの有料放送がある中で、地上波での放送回数制限を緩めることを設定。各局に対してJリーグから働きかけていくとみられる。
 また、J3リーグの中継について、今季終了まではDAZNで放送。来季から放映権がなくなるが、DAZN Japanエグゼクティブバイスプレジデントの山田学氏は、「今後もJリーグさんと引き続き、話をするポイント」であるとして、今後Jリーグとのタッチポイントを増やすトライをしたいという野々村チェアマンの意向も踏まえ、「J3がより多くの方に触れられやすくなる環境を作ることもあります。我々はハイライト番組やオリジナル番組もありますので、当然J1、J2だけではなく、J3も扱わせていただきたいと思っています。チャンスがあればイベントやキャンペーン含め、いろいろな形でJ3にも、我々が貢献できるところは最大限貢献していきたいと思っています」と言及。DAZNでも継続して扱う可能性はあるようだ。
 野々村チェアマンは来季以降のJ3視聴環境については、「今正確なことは言えませんが」と前置きしつつ、「全試合を見られる環境を整えることは、これはもう100%保証します」と明言。「どこでどう見られるのかはこれからですが、特にJ3は地域のクラブが多いですし、これからもっと仲間を増やしていかなければいけない中、今のままのスタイルでやるよりは、全試合が見られるプラットフォームなりをどこかは用意した上で、地域での地上波などの中継をよりやりやすくするために、今回の契約にした方がサッカー界のために、僕はなると思ったので、こんな着地をしましたというところです。実際に地域で中継することは簡単なことではないですけが、そこに対してはJリーグも人もお金も使って、より多くの人にその地域のゲームが伝えられるようにすることの提示することにトライしていきたいと思っています」と続け、Jリーグ側で体制などを整える考えも示した。」

引用:サッカーキング

 野々村チェアマンはあくまで地上波放送に重きを置いているようです。「地上波、特にローカルでの放送の枠を増やしていこうということを契約の中で、両者納得して進める」という部分がやはり、「キックオフ」番組(今日の初回をうっかり見逃してしまった。再放送は無いのか)だったり、J3の対応なのか。
 具体的には地上波放送では、DAZNの有料放送がある中で、地上波での放送回数制限を緩めることを設定し、放送各局に対してJリーグから働きかけていくとあります。まぁ実際に「キックオフ」番組の実現ができていますね。
 J3については来季はっきり放映権が無くなるとあります。野々村チェアマンの「全試合を見られる環境を整えることは、これはもう100%保証する」という部分が気になる。どうやるのか。ひょっとしたら、DAZNでJ3プランを設定するのか。その辺りは野々村チェアマンの腕の見せどころですね。
DAZN関連⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201215
  〃   ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200827
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  〃   ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170203
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  〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160819
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  〃   ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160723
  〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160721
  〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160629
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