Jリーグの話題219
リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231020)
昨日、Jリーグ実行委員会が開催され、秋春制についてJリーグ事務局として賛成の意向を表明したようです。このタイミングに合わせて、今まで溜まっていた情報を一気にリスペクトしたいと思います。結構ボリュームが多くなったので、当ブログのコメントはなるべく短く(結局は長くなりますが)、なるべく情報を多く提供したいと思います。
Jリーグは今までフラットな姿勢をキープとありますが、これも何か違和感がある。もっと反対して欲しかったような見方もできます。だから18日の委員会ではっきりしろと言われたのかもしれません。すべてのクラブの合意を得られるような課題解決の提案をするとあります。全クラブの合意ありきのスタンスならば、12月の理事会で強引に多数決を取るような暴挙を行わないようにも見えます。
他にもこのスポニチの記事では「8月は猛暑で顕著なパフォーマンス低下がデータで示されており、9月開幕を推す意見もあったというが、お盆や夏休みで多くの集客が見込めることから、開幕時期については全クラブが8月で同意しているという。」とあります。東スポWEBでは、「ファンやサポーターの間で賛否両論が沸騰している。推進を支持する声が続々と上がる一方で、反対の声も根強い。」「Jリーグが秋春制になると、確実に観客動員数が減る。日本の厳しい冬で約2時間も観戦する人はそう多くない。バスケやバレーは室内競技だから良いけど、ラグビーは6000人が平均らしい。Jリーグもそうなるかも。」としています。そんな中で、反対する降雪地クラブを代表して、新潟の中野社長がはっきり意見を表明してくれました。一番説得力がありますね。
「8月からシーズンが始まるなら6、7月から練習しなければならない。選手保護というが、言っていることが矛盾している」と。まさにその通り。秋春制ではなく夏夏制です。夏休みシーズンを狙う目的。それって選手ファーストが逸脱しており、前にも言ったとおり理論崩壊しています。あと、新潟さんは秋春制になれば、ビッグスワン以外にスタジアムを利用せざるを得ないという事なのかな。地域の他団体に迷惑をかける事が屈辱と。同情します。また、少し前にJリーグ側が慎重になっていると書かれたコラムも目にしています。
重要課題は手つかず。確かにどの報道もこの課題部分は紹介のみで、解決内容は全く報道されていません。先日の記者会見を聴かれて、慎重に精査している印象を持たれたようです。それを受けての昨日の実行委員会。慎重も前向きなのか、後ろ向きなのかという事になり、はっきりしろと言われて前向きのスタンスを示したようですが、脳裏によみがえるのは「2ステージ制騒動」。今回も同じ匂いがしますね。仮に導入されてもファン・サポーター不在のまま進められているので、結局数値も頭打ちから落ち込む事になり、あの時と同様に撤回されるのではないでしょうか。
今回、一番早い報道は日刊スポーツでした。ここはいつも早さを誇っているようですが、過去の報道を見ると観測気球的なものも多いかもしれません。なので、最初に報道を目にした時に、「待て待て、もう少し様子を見た方がいい」と思いました。秋春制について、確かにかなりポジティブな内容でしたね。
その他、今までに秋春制でキープしていた情報を一気に並べます。気づきがあるものもあれば、少し情報が遅いものもあると思います。また、降雪地クラブではファン・サポーター向けにタウンミーティングを開催しており、これはいい事だと思います。似たような事象で過去に2ステージ制騒動がありましたが、その時はファン・サポーター不在だったので、今回は大いなる進歩だと思います。が、よく調べたらJリーグ側がクラブに対して、ヒアリングを依頼しているという話も聞いております。それでも大いなる進歩だと思います。
先日YouTubeを観ていたら、Jリーグで秋春制に関する動画が2つ配信されていました。面白いのが、現在と全く同じスケジュールのままで秋春制にするような案もあるとか。それってもはや秋春制にする意味が無く、体をなしていないのでは。Jリーグ側が制作した動画ですが、これはこれで気づきもあり、面白かったのでぜひ観てください。
Jリーグ公式チャンネル「シーズン移行議論とは(前編)」:https://www.youtube.com/watch?v=s1gRHKxU5-c&t=3s
〃 (後編)」:https://www.youtube.com/watch?v=E5hFED5zPYk
今回はちょっとまとまりが無い記事になりましたね。それくらい情報が多く、奥行きも深いのです。Jリーグ側からファン・サポーターの声を拾うようにと指示が出ているようで、降雪地クラブでサポカンが行われており、またクラブとしての意見を表明しています。が、まだ今一つはっきり伝わってきませんね。
【降雪地クラブの動向】
J1札幌:https://www.nikkansports.com/soccer/news/202308120001155.html
サポーターとの意見交換会:三上GMは屋内練習場が整備されるなど降雪地域にとってのデメリットが軽減されることで、条件付き賛成。
J1新潟:https://www.fnn.jp/articles/-/571541
サポーターカンファレンス:クラブが反対だということを聞いてほっとした。私たちにできることが何かあれば」と参加したサポーターの多くが賛同した。
J2山形:https://football-tribe.com/japan/2023/07/19/275970/
「シーズン移行検討意見交換会」の議事録を公表。練習環境で比較し、天然芝のピッチを提供するクラブに移籍する選手が増える可能性があります。
J3富山:アドレス
強化部長、監督・コーチングスタッフと議論を行ったが、概ね上述内容に即したものであった。「提案どおりのウィンターブレークを前提に、(秋春制を)やれと言われれば、やる」というスタンス。
J3松本&長野:https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb92ae5b0d760e62072dd524959e9fc4c4d51cb
県内2クラブは大きな影響を受ける。サポーターからも反対の声が目立つ。
J3八戸:https://vanraure.net/archives/696546
シーズン移行意見交換会を10/23に開催
という感じでした。共通して言えるのが、やはりファン・サポーター不在の論議である事。各クラブもサポカンをやっていますが、その声がどこまでJリーグと世間に伝わっているのか。当ブログの持論はJリーグ直轄でサポカンを実施する事。確か、野々村チェアマンになってからJリーグの職員が各クラブに出向く事が増えているはず。各県でJリーグ直営のサポカンをやり、きちんとレポートすべきです。クラブ任せで逃げてはいけません。2ステージ制騒動と同じ道を歩むだけです。当ブログもACLが秋春制に変わった時に一瞬、これで秋春制になるかもと思いましたが、未だに課題が放置され、ファン・サポーターが納得していないものに賛同する訳にはいかないですね。
秋春制関連⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230627
〃 ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230604
〃 ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230527
〃 ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419
〃 ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
〃 ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
〃 ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
〃 ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
〃 ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
#がんばろう日本
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