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観客の集客方法について38

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20241017
 新監督のもと、一時期の残留争いから今期は上位陣に食い込むという絶好調のガンバさん。日経新聞にですが、いい取り組みが載っていました。データ活用はプロスポーツ界では積極的で、特にBリーグが一番進んでいると思います。Jリーグ近年ではデータを大いに活用していると思います。

【パナソニック、ガンバ大阪のデータ活用支援 スポーツはDXの新鉱脈】
「(パナソニックスタジアム吹田は)目新しさが失われたためか、(16年のオープン)翌年には来場者数が早くも減少に転じる。1試合当たり平均で1000人ほど、年間では約1万7000人も減少するペースだった。そんな折に支援の手を差し伸べたのがパナソニックホールディングス傘下のパナソニックインフォメーションシステムズ(IS)だ。」
〔複雑な条件で観客を絞れるように〕
「同社は主に企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を手掛ける。水族館や美術館など向けのPOSシステムやチケット発券システムに強みを持つ。
 Jリーグは『JリーグID』という共通の会員サービスを運営しており、試合チケットやグッズを購入するとこのIDにひも付けられる。JリーグIDを通じてガンバ大阪も観客データを収集してはいたが、それを生かせていない状態だったという。
 そこでパナソニックISは観客データを簡単にふるい分けできる独自システムを開発し、ガンバ大阪に提供した。ある年の来場者を基準に設定すると、その人たちが前後2年間ずつで来場したかどうかを分析できる仕組みだ。
 観客の来場データの分析を進めたところ、『昨シーズン来場したが今シーズンは来場しなかった』という観客が想定以上に多かったことが判明。シーズン間の離脱を防止するためメールプロモーションに力を入れる方針に切り替え、『昨年の開幕戦に来場した人向け』や『リピーターファン向け』などに分けて文面を工夫した。
 さらにデータからファンが多く住む地域を詳細に割り出し、ポイントを絞って宣伝チラシを配布する取り組みなどを進めた結果、来場者数が回復。データ活用を本格化させた19年には1試合当たり前年比2割増となる約2万8000人が来場した。新型コロナウイルス禍で一時的に落ち込んだが、24年の来場者数は19年水準に戻りつつある。
 パナソニックISデータ&アナリティクスソリューション本部でマーケティングや経営データの分析を担当する小柳祐貴氏は『今後はネット配信の視聴履歴などとも連携させ、ファンを優良顧客化するための接点づくりに貢献していく』と話している。」
「日本のスポーツ業界には『金もうけ主義』を避ける風潮が長く続いていた。だが、クラブに経営意識が根付き始めたことであらゆる業務の効率化が始まっている。急速に進むDX化の中に多くの商機が残されている。」

出典:日経ビジネス電子版

 「日本のスポーツ業界には「金もうけ主義」を避ける風潮が長く続いていた。だが、クラブに経営意識が根付き始めたことであらゆる業務の効率化が始まっている。急速に進むDX化の中に多くの商機が残されている。」とありますが、業務の効率化は大事だと思います。公共財だからと言って利益を軽視してはいけないと思います。そのためにライセンス制度があるのですから。
 この記事にはNPBヤクルトの取り組みもありましたが、今回はガンバさんの取り組みのみ紹介させていただきました。親会社が家電メーカーなので、システム開発も容易だったのかもしれません。
 新スタジアムができても、目新しさがすぐに失われてしまうのか、2016年のオープン翌年には来場者数が早くも減少に転じたそうですね。これは最近できていった他の新スタジアム、新アリーナにも言える事かもしれません。

 あと、ガンバさんで最近気になる事が30年親しまれてきたマスコットの交代。ガンバボーイからモフレム(個人的には表情が関西系に思えます)に交代したのかと思ったら、ガンバボーイが名誉マスコットになって役割分担になっているようです。まぁ引退じゃないからいいのか。ああいうモフモフ系が最近の流行かもしれません。グッズに香り系の物もあるそうです。
 そのガンバさんですが、現在5位と好調です。ルヴァン杯は敗退されましたが、天皇杯では4強に残り、今月27日に準決勝でマリノスさんと戦います。天皇杯は4チームのうち3チームが関西勢か。
J1・G大阪関連:
#がんばろう石川 #がんばろう能登

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