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言葉を生み出し続ける
昔から「言葉」に興味があったわけではない
学生の頃も特段勉強ができる方ではなく、読書好きだった訳でもない。
学校を卒業し就職した会社では、語彙力が全く無い奴という烙印を押されてさえいた。
僕が言葉を求める様になったのは、
僕が人生でやりたいことはなんだろう?と思うようになった頃
自分のことをもっと知りたいという気持ちが言葉を求めるきっかけだったんだ。
言葉にすることは、掴まえる事とおんなじなんだ。
「思っている」「感じている」これらは、まるで雲のようだ。
僕は、自分の想いや感情を 言葉というもので捉えようと夢中になった。
この気持ちを、なんて言おうか
僕のやりたいことは……
「掴まえた!」と思ってもどこかに穴が空いているのか、モクモクとその雲は外へ出ていく。
だから僕は言葉に磨きをかける様に、探して考えて絞り出す
しっくりときた言葉で捉えられた時 僕はものすごく幸せになる。
聡明な頭で、明晰な言葉を話している時の自分が好きだ
それが人に届いた時、僕は感動する
その時 はじめて言葉は完成したんだと思う。
僕が人生でやりたいことはなんだろう?
それは、言葉を生み出し続けること。
この世界は僕らがまだ見ぬ美しい神秘に溢れている
それを探して、もっと見に行って
たくさん感動して、深く味わって
僕は 言葉を生み出し続けるんだ。