自動車学校で補講を10回以上したが、今では運転が大好きだ
こんにちは。ラストJDのじょんです。
今日は運転と車の話をしたいと思います。
運転なんて私には無理
私は自動車学校卒業に7か月かかった。最後の学科試験も含めたら8か月か。
夏以外の全ての季節の道路を走った。
まあ、週に1回とかしか行かないからなんですけども。しかし、それもあるけどそもそも運転が下手なのが原因なのは言うまでもない。
タイトルにも書きましたが、補講がつきにつきまくった。特にS字とクランクが下手すぎて、10回は越えている。
仮免試験の前日は、YouTubeのS字・クランクの動画を見てイメトレをしていたレベルである。
そんな感じだったので、運転はあきらめて1つ身分証が増えたと思うことにする、つもりだった。
でも、なんでか運転したくなった
「今日のバイト、車で行くわ」
免許を取得した2、3か月後のある日。ふと、運転がしたくなり、母親にそう言った。
せっかく免許あるのに運転しないのは勿体ない、みたいな気持ちもあったけど、やりたいことくらい勝手にやらせろって気持ちが大きかった。
思えば最近、小さい頃に比べて簡単に反発するようになったな。
初めは母親に、「1人で運転なんて、危ない」「やめなさい」って言われていた。私もそう思っていた。
もちろん初めて1人で運転した時は、腕が震えて手汗がナイアガラの如く流れ、クラクションだって鳴らされた。
でも乗ってしまえば、慣れてしまえばこっちのものだ。
バイトに車を使うことで、いつも同じ道を走って練習ができ、車に慣れていった。
この頃も運転は楽しいと思っていたが、沼に落ちるほどではなかった。
こうして、運転にハマった
運転ってなんて楽しいんだろう。
本格的にそう思ったのは、就活で闇に落ち、なんの脈絡もなく友人を誘って、夜にドライブをした時だ。
遠いと思ってた場所が30分やそこらで行けて、驚いた。
坂や狭い道を無事に運転できたときの達成感も、素晴らしかった。
あの日見た夜景も、すこぶる綺麗だった。
なんだか冒険をしているようで、楽しすぎた。
だって、どこにだって、行けるんだぜ。最高じゃないか。
ハンドルを握ってアクセルを踏めば、どこにでも行けてしまう気がした。
好きな曲かけてさ、好きな場所行ってさ。自分の腕だけでさ。楽しいったらねえよな。
実家に自分の部屋がない私にとって、兄から譲り受けたこの中古車は、気づけば私だけの場所になっていた。
それも相まって、完全に車の虜になってしまった。
これを書いている今でも、ハンドルを握って飛び出したい。
なぜこんなにハマったのだろう
何で運転にハマってしまったのか、考えてみた。
私の場合はきっと、子供の頃に抑圧されてたものが色々と出てきたんだろう。
私が何かをしたいという度に、母親は否定してきた。
遠出しちゃだめ、危ないからだめ、○○はだめ…
ずっとそう言われて、やらない方がいいことなんだな、って思ってきた。
何かやりたいって言ったら、お母さんはいい顔しないんだな、とも思った。
でもそんなの、親が私を封じ込めるための手段でしかなかった。気づいてしまった。私、親に支配されていたのかもしれない。大げさな表現かもしれないけど。今でも母親に言われる「自由にしていいよ」、ってそれ、あんたの範囲の自由じゃん。気づいてしまった。
車の運転をきっかけに、私の中の何かが少しだけ、変わった気がする。
だから私は、運転が好きだ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。