Web3ゲームのトレンド「エアドロップ」について考える
Web3ゲームの最近を考察してみる。
「エアドロップ」
BIGTIME・ZTX以後
完全に「エアドロ」が大きなトレンドである。
トレンドというのは色々な要素が重なっておこる。
今年起こったトレンド
年初に「ゲームファーストが加速する」というスレをXに書いた。
長くなるので背景は端折るが
雑に言うと、ゲーム市場が大きいというのがゲームのWeb3化の意義の1つであったのに、目先の「お金」にフォーカスをあてたクリプト層ウケするポンジスキームなPJばかりで、ゲームが面白くないと無理だろって流れになった。
で、その中で起こったのがプレイヤー離れ。
・派手なトレーラーで高いNFTを売り、全然開発の見込みがないPJ
・開発費と開発期間に耐えきれず空中分解するPJ
などなど、PJ側の事情はさておき、こちら側からすればゲーム出る出る言いながらまともなゲームは出てこない、NFT価格は下がる一方という状態があった。
「エアドロ」の違い
で、話しを今に戻す。
現在のトレンドはエアドロである。
ある程度名前の通ったPJであれば、エアドロの情報が出るとNFTのフロアは簡単に数倍に上昇する。
BIGTIMEのエアドロとZTXのエアドロは違うことはきちんと把握しないといけない。
①BIGTIMEはこれまで遊んできてくれたプレイヤーへの還元
②ZTXはこれからに期待してくれるホルダーへの特典
ZTXの2500$以後、自分が獲得or参加してるPJの一部の話しをする
わかりやすくBIGTIME型を①・ZTX型を②とする
①BOOMLANDはトークン$BOOMをエアドロ
→まだリストされず(予想額数十ドル)
②fablebornhはオフチェーン通貨にあたるものをホルダーにエアドロ(マケプレ未実装で価値不明)
②SHRAPNELは早期アカウント作成者へトークンエアドロ(当時で約100$)&ホルダーにヘビーパック
②Delabs GamesはPASSホルダーへエアドロ&プレイtoエアドロップ
(日本はOβ対象外)
②Kuroro Beastsはジェネシスステーキングでエアドロ×24ヶ月&プレイtoエアドロップ
(24ヶ月後トークンいくらよ?)
BOOMLAND以外はNFT価格が跳ね上がっている。
どうだろう。冷静に考えて3倍以上に上がった価格で飛びつく価値があるだろうか。
僕たちプレイヤーがきちんと把握しとかないといけないのは
・例え「10$」でもエアドロであること。
・結局お金もらえるかも?という期待でフロア価格が上がっている事。
だと思う。
Web3ゲームが盛り上がっているのは、間違いない。
でもNFTのフロアだけを見ると、結局お金に釣られた人が飛びついているだけで、同じ事が繰り返そうとされている。
当然だがエアドロがあるからといってゲームのクオリティがあがったり、開発期間が早くなる事はない。
これからNFTを販売するアルファPJの「エアドロありまっせ」にBIG TIME始め長い開発期間を経たPJと同じテンションで飛びつくのは危険。
もちろんエアドロ期待で価格上昇を見越してるならいいんだけど、エアドロを期待してガチホする気なら、それ何年後?という話しになる。
そこらへんはきちんと把握しておかないと痛い目見る。
僕自身、ミントで利益を上げてまったり遊びたい派でNFTの売買をかなりやってるから、それをとても強く感じる。
まぁお金持ちなら数百ドルくらい気にならないのかもだけど。
僕自身もまだまだ勉強中だけど、発信者の中には明らかに知識が怪しい人もいるし、わかりやすさを優先しがちなので
「NEXT BIGTIMEかも!」と言っている人もよく見かける。
かもだからセーフなんだよね。
でも、期待しないと楽しくないけど、過度な期待は禁物。
Axieがそうだったように、BIG TIMEはBIG TIMEなんだと個人的には思う。
「プレイtoエアドロップ」
プレイtoMINTに続き、プレイtoエアドロップというのも最近よく見かける。
なんてことはない、βやアルファにトークン報酬やNFT報酬がついてるのは昔からよくあって、名前がついただけなんだけど。
個人的には一番理に叶っている。
ゲームと関係ないタスクで貢献度を測るよりよっぽどいい。
GameFiよりのPJはまた話しは変わるんだけど、Web3ゲームの現状はこんな感じ。
もちろん1つ1つのPJは単体、もしくはエコシステムと共に動いているんだけど、全体の流れを掴んだ中でそのPJが何をしようとしているのか?という視点で見ると、面白いし、市場の期待度なんかも見えてくるよ。